60番 横峰寺
ここから西条市。
カーナビが歩く道を選択。
水汲みの女性に、足腰が悪くなければ大丈夫と言われ、少しは歩いてお遍路さんの苦労も体験しようと言ってみるかと軽い気持ちで階段へ。地獄の一歩目だったとは。往復3時間2、2K、平坦なところはなしと言っていいくらい。
途中に下がっている札に勇気付けられる。
上り
「ざんぎ ざんげ お元気で」
「不平不満を感謝に変える」
「なにやかやで 歩ける へんろの幸感 六根清浄」
1時間ほど歩いたあたりで、関西弁の親子に遭遇。3、4歳の男の子、元気よく降りてくる。思わず「ぼくものぼったんかー」と尋ねる。代わりに母親が「おんぶしたり歩いたりでした」ええっ~~こんな坂を背負うんかい!!えらい!!「あとどのくらいですかね」とこちら「もう少しですよ。がんばってください」とお母さん。結果を言うとまだまだだったが、もう少しに元気づいた。
「人も 動物も 植物も 我が師である」
「あと300m 元気を出して がんばりましょう」
下り
「山地行きて 金剛杖の音 お元気で」
「無財七施 へんろの五施 身施 私顔施 言施」
「私たちは どちらを向いても 手を合わす心を」
「この身 宇宙にまかさせて ただ歩く」
半分ほど下ったところで、若い女性の遍路さんに会う。呼吸が乱れてない。すごい。
こちらは下りもはーはーいいながら、「がんばってください」と声をかける。
無事下山。12,712歩。
野鳥にもたくさん出会えた。ほとんど泣き声だけだが。
サンコウチョウ、ウグイス、オオルリ、ミソサザイがきれいな声でさえずり、元気をくれる。
カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、カケスも。
カワトンボも1種類。
次に行く前に食事と思い、真新しい喫茶店に入る。
「てんとう虫」だったかな。店内には「スバル360愛称てんとう虫」が展示してある。
窓の外には、ヒマワリの種の入った餌台が。ヤマガラが入れ替わりたち替わり現れる。
野鳥にえさを与えるのは野鳥の会では、冬季の餌の少ない時季にはいいが、餌の豊富な時季はしない方が良いとしているけど、まいいっか?
唯一の定食を所望するが、麺を打つのに10分かかるそう。急ぐのでモーニングセットにおにぎりを注文。あじはまあまあ。先客が2人+私ら2人大丈夫?