京都まち歩き

いつも京都の街を見ながら、少しづつ、京都の街を散策しております
京都の行政書士です。歩く街京都!

保津に生まれる④

2020-08-25 20:23:41 | 日記
子供のころは、よく保津川下りの船に乗せてもらった。
十三詣りに行くときも、船で行った。午前中に船で下り、渡月橋を歩いて、法輪寺にお参りして、午後、父がまた下ってきたときに、父と一緒にトラックで亀岡まで帰りました。
昔は、船と一緒に船頭も乗っていました。
今は、船頭は、JRで帰ってきます。
この保津川下りも、私が中学生のころに、京都交通から、阪急に経営が変わった時に、大幅な合理化案が出されて、船頭が、労働組合を作り、そして、その合理化案が飲めないと、組合がストライキに入り、保津川下りがストップしました。話が長引いて、中々折り合いがつかないときに、組合が、自主運営の道を考えて企業組合を作り京都府より特殊ではありますが、保津川下りの伝統を守るということが京都府の認可を受けました。しかし、船がない。兵庫県の香住に木造船を作る大工さんがいるということで、その浦川さんを香住から呼んで造船に取り掛かった。保津には、青山さんと、伊豆田さん、早田さんという船大工がいましたが闘争が長引いたため、皆、他の仕事についた。また、一人ではできないということになった。何とか、船ができ運行ができるようになったころ、イギリスの皇室から、保津川下りをしたいという話が入ってきた。日本政府は、困ったことになったといって、何度も調査に来ました。トイレはあるかとか、いろいろと、注文も入りました。イギリスの皇室は、前にも来ているので、日本に行くなら、保津川下りをしたいということになったらしい。私も、授業をさぼって、日本と、イギリスの国旗をふって歓迎をしました。

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