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出光美術館 『仙厓礼賛』

三連休中日の今日は、出光美術館で昨日から開催の
『仙厓礼賛』に行って来ました。

昨日、三井記念美術館に行ったんですが、
昨日の展覧会も、この出光美術館の展覧会も、
そして、今週末には、東京ステーションギャラリーと
新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で、
展覧会が開幕するのですが、これって“芸術の秋”だから?

まぁ、“芸術の秋”だから否かは別にして、
不勉強ながら、実は、仙厓と言う人物の事は、
前回、この出光美術館でこの展覧会のポスターで
目にするまでは、知りませんでした。
でも、そのポスターに描かれた墨絵の《》が、
何ともユーモラスで、温かく、一目で気に入って、
その場で前売り券を購入してしまったほど。
そして、昨日開幕したので、さっそく行って来ました。

会場でもう一つ不勉強を知らされたのが、
この仙厓の作品が、出光美術館第一号の
コレクションであることと、
出光佐三最後のコレクションも
仙厓のものであったと言う事。
仙厓と出光って、縁があるんですね。

上記に、「ユーモラス」と書きましたが、
それとは異なる画風なのが《牡丹画賛》
これに描かれている牡丹は、その他の作品と異なり、
逆にしっかりとした写実的な感じ。
こういう技術の裏付けがあって、
ユーモラスな画に繋がるんですね。
ちなみにこの作品は、仙厓最後の作品だそうです。
それを聞くと、一層、画に込められたメッセージを
感じずにはいられません。

そんなユーモラスさを排除している印象を受けた
別の作品が《芥屋大門画賛》
これに描かれているのは、柱状節理の断崖。
柱状節理については、是非、タモリさんに
ぶらぶらしていただきたい(笑)

展覧会には、仙厓と交流のあった人たちの作品もありました。
中でも、《涅槃図》は、仙厓自身の涅槃を描いたようですが、
たんにお昼寝をしているかのような涅槃。
寝ている仙厓をしりめに、ワイワイガヤガヤやっているようで、
なんか、面白かったです。








名称仙厓礼賛
会期2018年9月15日(土)~10月28日(日)
会場出光美術館
当日観覧料一般1000円、大学・高校生700円、中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要)
開館時間10:00~17:00(毎週金曜日は10:00~19:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日毎週月曜日
(ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館)
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