天気が良かったので、川越に行ってみました。
川越には、西武or東武orJRと言う選択肢があるんですが、
今回は、東武で行ってみました。
だって、電車の数が、西武より東武の方が多いし、
もっと言うと、所要時間も東武が一番短い。
それに、川越で使えるフリーきっぷ的なものの価格が、
西武よりも東武の方が安いということもあります。
もっとも、川越の駅自体は、西武の方が街なかに近い
と言う事もあるんですけど、そこは、バスでカバーと言う事で。
まず行ったのは喜多院。
川越大師なんですが、うっかり川崎大師に見えない事もないですね。
ここでは、午前中に喜多院に到着する小江戸名所めぐりバスの乗ると、
無料で簡単なガイドを受けることが出来ます。
これはお得です。
喜多院の歴史や、五百羅漢の話を無料ガイドから聞いた後、
中の参観に向かいます。
こちらは、喜多院の山門です。
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寛永15年(1639)の川越大火で喜多院の多くは焼失しましたが、
この山門は、その大火をくぐり抜けて、今に残るものです。
その山門の前には、喜多院第27世住職の天海大僧正の像。
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天海大僧正は108歳まで生きたと言われ、その間、
徳川家康から、秀忠、家光と3代続けて使えています。
その間、家康から絶大な信頼を受けて喜多院を
再び栄えさせたので、こう言う像が立っているんでしょうね。
こちらは、慈恵堂。
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いまは、喜多院の本堂として使われているそうです。
ここは、護摩供が行われていなければ、拝観料を支払えば、
中に入ることができます。
こちらは、多宝塔。
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寛永16年(1639)の建立の後、幾度か場所を変えていて、
昭和48年(1973)に現在地に移って、現在に至るそうです。
庫裏、書院(春日局化粧の間)、客殿(徳川家光誕生の間)などは、
拝観料を支払うエリアになるのですが、その殆どが撮影禁止なので、
写真はなし。
ちなみに、上記の無料ガイドの人の話しによれば、
徳川家光誕生の間の天井の絵は、狩野探幽の作品だとか。
それと、春日局化粧の間ですが、意外に普通。
地方の旧家の部屋と言われれば、そう見えます。
面白かったのが、ここに、天皇家の菊の御紋と、
葵の御紋の付いた衣装箱があったこと。
これって、公武合体の時の品としか思えないんですが、
何にも説明なし。
せめて、説明くらい付けても良いと思うんですけどね。
屋内の拝観エリアから出ます。
五百羅漢へ。
これは、中央の釈迦如来に、脇侍の文殊・普腎の両菩薩です。
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その他、釈迦如来と同様の高座に、阿弥陀如来、地蔵菩薩が居ます。
こちらの羅漢は、釈迦のいとこで、一の弟子アーナンダ
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釈迦如来の居る高座の一番手前の右側(釈迦から見ると左側)に
居ます。
その他いろんな羅漢が居て、全部で538体。
本当にいろんな羅漢が居ます。
本(経典?)を読んでいたり、何かの道具を持っていたり、
笑ったり、泣いたり、怒ったり。
表情豊かです。
たぶん、同じものは二つと無いと思います。
有料エリアを出て境内を歩くと鐘楼門
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中々見事な装飾がされています。
確定はされていませんが、こちらも山門と同様、
寛永15年(1639)の川越大火を生き延びた可能性があるそうです。
これは慈眼堂
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慈眼大師の天海大僧正をまつるお堂。
中に天海僧正の木像が安置されているそうですが、
見えませんでした。
慈眼堂の裏手には、こちらの墓所
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喜多院歴代住職のお墓だそうです。
真ん中の一番大きなものは、
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慈眼大師のお墓のようでした。
東照宮は、日本の色んな所に有るんですが、
ここ喜多院にもあります。
仙波東照宮です。
こちらは、拝殿です。
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上野東照宮よりも、小さいかな?
拝殿の裏手に本殿
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本殿のエリアは、囲まれていて近づくことが
出来ませんでした。
残念。
喜多院の向かいのところに日枝神社があります。
ここの日枝神社を分祀して、
東京赤坂の日枝神社が成立したんですね。
東京の日枝神社に行ったことがあるんで、
行かなかったんですよねぇ。
こっちが本家か。行けばよかった・・。
喜多院エリアはここまで。
って言うか、流石徳川家の庇護を受けたお寺。
境内も広大で大きいお寺でした。
次は、川越城本丸御殿に向かいます。
(続きは明日)