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出雲・松江の旅2019 DAY2(20190911)『安来・足立美術館編』

古代出雲歴史博物館から取って返して向かったのは
2015年、CNNで『日本の美しい風景31選』に選ばれ、
アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening』でも、
「日本庭園ランキング2018年」で16年連続日本一に選ばれた足立美術館。

まずは、11:34発の「やくも16号」で安来に向かいます。


やくも16号

なかなかかわいいカラーリングです。
中は、昔ながらの特急でしたけどね。
あと、出雲市駅が始発なんですが、自由席が全然混んでいませんでした。
指定席を取ったんですが、始発からなので、自由席でも良かったかも。
安来着は、12:16。
42分の特急旅です。

安来駅からは、足立美術館のシャトルバス。


乗車時間20分ほどで足立美術館到着です。

それ程速度は出ないものの、車で20分の移動って結構遠いですね。

入って直ぐの辺りに見える庭で、既に圧倒されます。

でも、ここって、別に見どころの庭じゃないっぽいです。

館内廊下の展示スペースに置かれた展示物を見ながら、
美術館の中を奥に進むと・・・

まずは、苔庭に出ます。
苔は見事ですが、広さはそれほど広くはありません。

これは、16年連続日本一を誇る碑

連続年数のところだけ、毎年張り替えると言う仕様みたいですね。

そしてこちらは、この美術館の創立者の銅像

クラーク博士みたいなポーズです(笑)

そして、本館にはいるとやっと・・・・

ガラスがあるんで、ちょっとアレですが、見事な枯山水庭です。

奥の方には、人口の滝「亀鶴の滝」

人口の滝と言っても、高さは15mあるほどの規模。
そこまでするんだ。
一見すると、見渡す限り、足立美術館の敷地の様ですが、
この「亀鶴の滝」は、敷地の外にあるらしいです。

あとで、他のところを見て分かったんですが、
浦安の某出銭ランドみたいに、外からは中が見えないようになっていて、
外から見えないようにしている構造物と、本当に外の風景を借りて、
なんか、すんごいきれいな庭を見せているみたいです。

これは、喫茶室「大観」に面している池庭

これは、外に出て撮影しています。
「大観」は、写真だと左端になります。
ちなみに、この日のランチは喫茶室「大観」でした。

そして庭の最後は、白砂清松庭


庭だけではなくて、美術品も良いのが見られました。
美術作品は撮影不可なので、写真はありません。

何と言っても、横山大観の《紅葉》でしょうかね。
元々は、墨で書こうとしたらしいのですが、
良い赤色(だっけかな?)が手に入ったので、
カラーで描く事にしたとか。
でも、この屏風を見ながら思ったのですが、
これ、水墨画でも十分迫力のある良い作品になったと思います。

ちょっと今どきじゃないなと思ったのが、バリアフルな建物である事。
結構、お年寄りが来ているんですけどねぇ。
元々この美術館が出来た頃は、バリアフリーなんて言葉が無い時代だから、
仕方ないかもしれないけどね。

もっと色々と見ていたかったのですが、帰りの電車に乗るために終了です。
帰りもシャトルバスです。
来るときは、特になんの乗車券も整理券もいらないのですが、
美術館から安来駅に向かう方向のシャトルバスだけ、
事前に、希望の発車時刻の整理券を入手しておく必要があります。
入館した時に、もらっておきましょう。

で、帰りも20分かけて、安来駅へ。
簡易リーダーですが、交通系ICカードが利用できる区間なので、
Suicaがそのまま使えて便利です。

安来駅に入ってみると、向かい?に、長大な工場

日立金属の安来工場だそうです。
特殊鋼を作っているらしいです。
この辺り、特殊鋼を作るような材料が採れたんですかね?

この日の宿泊は、松江。
島根では、一畑グループは、幅を利かせているんですね。
松江駅には、一畑百貨店がありました。
そして、中に入って見ると、ラッキースポットなるものが!

「昇雲童子」


「追い風童子」


「火伏せ童子」


百貨店で、こういう遊び心があるのは、なんかいいですね。
この日はこれで終了です。

この日の夕飯のエントリーは、こちら

続きは、別のエントリーで。

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出雲・松江の旅 DAY0(サンライズ出雲編)
出雲・松江の旅 DAY1(日御碕神社編)
出雲・松江の旅 DAY1(出雲大社編)
出雲・松江の旅 DAY1(旧JR大社駅編)
出雲・松江の旅 DAY2(古代出雲歴史博物館編)
出雲・松江の旅 DAY2(安来・足立美術館編):このエントリー
出雲・松江の旅 DAY3(松江・八重垣神社編)
出雲・松江の旅 DAY3(松江城編)
出雲・松江の旅 DAY3(塩見縄手(小泉八雲記念館・旧居)編)
出雲・松江の旅 DAY3(月照寺編)/ENDD

コメント一覧

修理固成
やはり古事記神話の謎は天皇礼賛だけではないいびつな構造をしているある種の正直さが心惹かれるのでしょう。
古事記神話の構造をザックリいうと高天原の2度の地上への介入がその構造の中心となっている。1度目はイザナギとイザナミがオノゴロ島を作り、国生み神生みを行い、次にイザナミのあとを継ぎスサノオが
根之堅洲国で帝王となる。第二の高天原の介入はアマテラスによる九州への天皇の始祖の派遣とそれに続く天皇を擁する日本の話でこれは今も続いている。
これらの2度の高天原の介入に挟まれた形で出雲神話がある。天皇の権威を高めるのに出雲があまり役に立たないのに古事記で大きく取り上げられている。その神話の構造の歪さに我々は心を惹かれる。
たとえば天皇も大国主も大刀(レガリア)の出どころはスサノオでありその権威の根源を知りたくなってしまう。そうなると島根県安来市あたりの観光をしてしまいたくなる。
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