今日の午前中、祖母が亡くなりました。
仕事をしていたら、家から連絡があって祖母の住む老人ホームへと向かいました。
良かった...
それは、最初に感じたことです。
祖母のこれからについて、昨日父と話し合いました。祖母は早くて明日にでも、長く持てば1年ぐらい、と言われました。
父はこれまでで1番私の話に耳を傾けてくれて、祖母にとって1番いい環境で終われるようにしよう。という結論を出しました。
親戚の中には、意見が合わない人もいて
祖母が病院に入れられてしまったらどうしよう...と不安に思っていたのですが...
祖母は今日穏やかに優しいスタッフの方がいる老人ホームで旅立つことができました。
祖母は私が産まれる時に立ち会ってくれて、いつもその話をしていました。
「私はね、あなたが産まれる時、頑張れ頑張れってママの手を握ってたのよ」と言って。
戦争の話もしていました。恋の話も子供の話も祖父の愚痴も。
思い出をあげたらキリがなくて...
「まぁまぁ、上がってきなさいよ。」
とおばあちゃんちの玄関で迎えてくれる祖母の姿が目に浮かびます。
「運命の人ってね、神様がもうすでに決めてるのよ。だからね、安心しなさい」と
私を励ます声も。
つい数日前、車の運転を始めて、私上手くなるか不安って言ったら、
「大丈夫大丈夫。」
と言った姿も。
祖母は最後に会った時、何度も家の住所を言って、今はどうなっているの?と聞いていました。
帰り際、離れるのが寂しいと言って泣く祖母に私は笑顔でまた来るから大丈夫と言いました。
祖母が泣くから、看護師さんが私たちの顔が最後まで見られるよう、後ろ向きで車椅子を動かしてくれていました。
今日、冷たくなった祖母の唇に口紅を塗りました。
私はもうそれで私達は十分だと思いました。
一緒に化粧品のブースに2人で座っていろんな化粧水を試したのを思い出して、おばあちゃんの化粧品を買う時間は結構長かったなぁって、でも今から思えば楽しかったなぁって。
そんなことを思いながら、唇に明るい色を載せていって、とても嬉しかった。
おばあちゃん、最後優しくて素敵な姿だったよ。
あちらの世界で再会して、また会った時
日付が変わるまでずーっと会えなかった分のおしゃべりをしようね😊