誇らしい

一位、になるのは誇らしい。
なんだっていいよ、単純にうれしい。

学校ではもっと、競争させていいと思ってる。
出来る子が誉められる、は悪いことだと
誰が言い出したのだろう。
それがテストの結果のみ、というなら問題もあろうが

私が小学生の頃は
足の速い子は運動会でヒーローとなり
力のある子は相撲大会で活躍した。
「小さなしんせつ運動」が盛んだったから
善いことをした子は朝礼でご褒美をもらった。
だけど、
誰も、ご褒美がほしくて善いコトをしてたとは思わない。
人に親切にしましょう、と育てられた時代。
自分の得意なことを伸ばそう、なんて言われなくても
みんな自分でがんばった。
誉められたいから。
人の役に立ちたいから。

スタートは、そんな単純なことじゃないかなあ。

そして、足が速いと、力が強いと賞賛を浴びても
自分の価値はよく知ってる。
勉強じゃアイツにかなわないことも。
だからお互いの価値を尊重しあい、
必要な時には自然に助け合う。

「オマエ、すごいな」と誉められたら
その気にもなるし、もっと伸びようとする。
井の中の蛙、にいつか気付くとしても
それまでの時間、努力したことは自分に残る。


いったいどんな「一位」になったのかと思えば・・・

テレビで示された例題は二つとも
私にだって難なく解けたし
道行く人たちみんながわかってた。

「わかる」人には簡単なことも
「わからない」人には難しい。
（今日の朝ドラ見ましたか）

自然にわかるかといえばそうでなく、
「わかる」までの道のりで
しらぬ間に「それなりの」努力や訓練を
していたのだろうと思う。

「周りと自分」を比べながら
それを「普通のこと」だと思って。

読み書きそろばん。
基本が大事。
日本人は真面目。
努力好き。
習い事好き。

そうなろう、と思ってなったわけじゃなく
「周りがそうだった」から、普通のこと。

でも「周りがそうだった」のは紛れもなく
先人たちのおかげ。


誰かが、コレは悪いとか言い出す。
言われてみればそうだ、改めよう、と同調する。
「理屈はわかるが、ホントにそうか？」と
ストップをかける人がいなきゃダメ。

物事すべてに理由とか要らないでしょ。
なんでいじめちゃいけないの、
なんで盗んじゃいけないの、
なんで殺しちゃいけないの、

・・・親が泣くよ。

お願いだからそこで黙ってよね、ティーンエイジャー。
泣かないよ、なんて言わないで。

子供の屁理屈にやりこめられるようじゃ
情けない大人だね。

うるさい、お天道様に胸張れるか、バチあたりッ！と
お尻ぺんぺんしてでも黙らせなくちゃ
それが利くのは、９歳まで。
「ひとつ、ふたつ」と「つ」がつくまでに躾けなきゃ。
・・・あとが楽だから。

この頃、再放送の「タイガー＆ドラゴン」を見てる。
落語って、面白いね。
昔の日本が、面白い。
「昔」が良い時代だったとは言わないけど
ああいう気質が今の日本を作ったんだろうね、きっと。
あの人たちがいなかったら、
こういう日本じゃないのは確か。

一位、じゃなくてもいいんだ。
でも、一位はうれしい。

息子の受験にあてはめる。
○大、じゃなくていいんだ。
でも、○大ならうれしい。

別にね、どこ大だって息子の価値は同じ。
でも、どこぞの誰かに、ある時
努力したの？とか
うがった目で見られた時に「したわっ！」って言いたい。
したけど・・・仕方ないよ、じゃなく？（笑）

自分がそこにこだわれば、の話。
こだわらなければ、どーでもいい話。

なにがあっても
「でも、いい子だよ！」と言えれば、それで終わる。
それ以上のいいコトなんて、要らないから。

お尻ぺんぺんと同じ。

・・・なんの話だっけ（笑）。


そう、自分でも気付かないうちにスキル上がってたわー！！という
「日常が努力」な毎日、が自分のためかも。

一日１０分のハングルのお勉強。
ちりも積もれば山となります。