コドモと同じ。（笑）

ご当人たちには申し訳ないけれど



年寄りと付き合うときに、心掛けていることがある。

「対等と思わず、子供と思え」

そうでも思わないとやってられない時もあれば
そう思うとくすっと笑って許せてしまう、、、（と、思い込む）
ことができるんだ。

だから、私は二人に優しく接することが出来ている。
（実母にはなかなか難しいんだけど）
夫にいつも「おかあさん・・・人間出来てるねぇ」と
茶化されるくらいに。

その代わり、叱るときはハッキリ言います。
ヨメなのに（笑）
・・・まあ、叱られるのはだいたいおじいちゃんだけど（笑）


車で転ばせて骨折させたくせに（言葉悪い・笑）
「ひとこともすまないとか悪かったとか言わないんだよ～」と
こっそりぼやいてきたおばあちゃんに対して
「反省してますよ、言葉に出来ないだけで」
なんて援護しちゃったのを悔やむくらい、
なんだか他人事みたいにふるまうおじいちゃん。

・・・コレは・・・わかってないのか？
「まさか自分がやったって覚えてない？？」疑惑も頭をよぎる。
（そこまでボケてないと信じたい。いや、ボケてないはず！）


そんなある日、
「イタタタタタタ・・・！！！」という大声に全員が振り向くと

堀座卓に座っていたおばあちゃんの手を
座布団の上から足で踏んでしまっていたおじいちゃん・・・（汗）

当人も何が起きたのか、慌ててはいたけれど
「おじいちゃんっ、足っ、踏んでる！」というワタシの声に
やっと事態を飲み込んで
「あらら、なんだいーーー」
（方言なのでニュアンス伝わりにくいけど、
若干相手を責める感じが含まれるこの言葉）

かぶせるように
「おじいちゃん～ごめんなさいでしょ～ッ！」と
半泣きながら若干きつめに叱るヨメ。
「そうだよ、なに言ってんの、謝りもしないで！」と、夫の叱咤。
おばあちゃんもそうだそうだとばかりに
「まったく、人に謝るってことしないんだからアナタは。
思いやりが足りないんだよ」と一言多めに攻撃（笑）

まあね・・・足元おぼつかないことでもあるし
普段ならこんな一斉に非難されたりはしないんだけど
事故後の数日間の、態度が悪かったしわ寄せが（笑）

「ハイハイ、アンダースタンド。（英語で→）失礼しました」
（おじいちゃんは時々英語を使い、
この”失礼しました”はお得意の文句）
「そんな英語でごまかさないッ！！」と、夫が手厳しく叱っても
ついに「ごめんなさい」の言葉は聞かれず・・・（笑）

子供かーっ！


そのあとの夕食が、なんとなく気まずく始まって
好き嫌いの多いおじいちゃんは
「なんでも美味しく食べる」ってわけにはいかない、我が家の食卓。
・・・一応、がんばって食べてるけど（笑）
私はなんだかおじいちゃんが気の毒になって
どうしたもんかと思っていたら、
この日は滅多になく次男が家にいて
グラスにビールを注ぎあううちに、丸く収まった。

もう～勘弁してよ～～
足に加えて手まで骨折したらどうするの～～
ただでさえ弱いおばあちゃんなのに。


やっぱり、若干元気がないように見えるおじいちゃん。
一応、気にはしてるんだな。
・・・とは思うけど。
おばあちゃんがちょっと気の毒。


（実はコレに関連して書きたいネタがもうひとつ。
いつぞやに続く）