
山形でも有数の豪雪地帯に
今は母が一人で住んでいます。
なぁ~んて書くと、ニュースで毎日流れているような
ものすごい雪の中の山村を想像されるかもしれませんが
一応、人口10万人近い(多分)「市」ですんで(爆)。
街だから大丈夫かな・・とは思うけど
年始に一泊で立ち寄ってきたら、その日は猛吹雪で・・・
視界が危ういほどのドカ雪

県道の路肩は、除雪でうず高い雪の壁となり
対向するのもヒヤヒヤの悪路だった。
最初は夫も私も「・・なんじゃこりゃ~

徐々に思い出した。
そうそう、こんな冬だったよね、と・・。
こんな日だからと言って、フツーに会社に行き、残業もし、
帰ったら雪片付けをするのが当たり前の暮らしだった。
大雪だからと言って、特に予定を変更することはない。
・・・よってこの日も、事前に「連れてって

予約してもらっていたお寿司屋さんに
トーゼン出かけたのだった(爆)→すげ~

毎日、朝のニュースで流れる雪国の風景には
心が痛む。
足腰が悪い母は、今日も黙々と雪かきをしているんだろう。
道路は、除雪車が来てくれるから昔のように圧雪ではないが
その除雪車によって寄せられた雪が、各家庭の玄関先に
固いカタマリとなって高く残される。
・・・これを払わないことには、車庫の車も出せないし
人だって出られない。
朝の4時ごろになると、除雪車の音が鈍く響く。
たったの一泊だったけれど、少し早めに起きて、
スキーウエアを着て、雪かきのため外に出ると
もう母も完全防備でスコップを持って出てきた。
「いいからいいから、入ってて」と言っても
「大丈夫

ふたりで黙々と雪を運んだ。
家の敷地内に川が流れているので、かなり助かる。
でもあっと言う間に、投げ込まれた雪で流れが止まる。
こうなると時間を待ってこまめに川の雪をつつくしかないのだ。
そろそろ夫と子供たちを起こして・・・
雪国では常識の「朝飯前の雪かき」をさせようかな。。と
思った頃に、電話が鳴った。
・・・昨日出てきた、夫の実家から。
「大雪だから帰りはどうするのかなと思って・・・」
「わかった、早めに帰るよ、うんうん」とパジャマ姿で答える彼を見てたら
なんだか涙が出てきた・・・。
年末は忙しいから、休めない金融機関だけど
突然4日にも休みを入れてもらうことが出来て
帰省の日を一日遅らせて、夫の実家から3時間以上もかかる
私の実家に一泊することが出来た。
雪も心配だったし、たまにしか帰れない実家にも帰りたい。
もともと、2日に蔵王にスキーに行く予定だったから、
もしかしたらそのまま私の実家に泊まって、
翌日雪を片付けて、翌々日に帰れたら・・と思ったんだけど
「4日が休みなら、スキーは3日にして、一泊して帰る」と夫が言った。
なんだよ~~

それじゃ~ただの「便利な宿」じゃん

(いつも冬はそんな感じなのが、ずっと前からの不満。。)
しかし、彼の両親とも年に数回しか会えないわけだし
ま、いいわ

この


一泊しかしない実家でのんびりしてる(・・実際は雪かきしてたけど)
嫁に(実際は夫が出たけど)「早く帰れ」と電話してくる無神経

いつまで経っても夫を子ども扱いして、あれこれ言ってくる親。
今回ばかりは、ほとほと嫌になった。
即、荷造りを始め、少々乱暴に帰宅の準備。
涙をこらえて、無口に動き続ける私。
何かを察して、早々に身支度すると外で雪を片付け始める夫。
・・・今更どのくらいのことが出来るっていうの

ニュースをつけると、高速が一部止まったらしい。
電話が鳴った時にはそうでもなかった雪が、
また激しくなってきた。
・・・こりゃ~言われんでも帰るわさ

この日の昼食は、米沢牛のステーキを食べに行く予定だった。
子供たち、昔ならゴネたけど
今は大人になって、すんなり納得してくれた。
(一番怒っていたのは多分私・笑)
普段から心配性の夫の両親。
ひいじいさんとひいばあさんの時代からそうだったから
仕方ないか。
普段の帰省でも、5時間の道中に2、・3度は電話して
様子を報告する義務がある。
(忘れていると私の携帯が何度も鳴る

あ~長くなってしまった(爆)
とにかく、今年は雪がすごくて、毎日故郷のことが心配だ。
体力はあまってるし、仕事は今日も休みだし
どこでもドアがあったら、いつでも雪かきに行くのに・・。
実家に泊まった日、屋根がギシギシ言うので
実はよく眠れなかった。
知人に下ろしてもらったと聞いて安心したけど
私が中学の時、体育館が雪でつぶれたくらいの市だから
ニュースの被害は人ごとではない。
連休が取れたら雪下ろしに行くからね・・・。
その時は夫の実家には寄らないぞ。
(気軽に寄れる距離でもないけど)
はあ。遠くに住んでることが悔やまれます。