私が楽しいと、義母は楽しくない。
義母がいい気分だと、私がしんどい。
これはもう、避けられない事実なのだと自覚した。
二人で一緒にしあわせになれないものだろうか!
そうなれたら、一番いいのに・・・。
知人たちに縫い物を頼まれて、
その打ち合わせやら採寸やら、
街中の大きな布屋さんに買い出しに行きたいは山々だけれど
駐車場や、店の入り口までの十数段の階段を考えると、
義母を連れ行ける場所ではない。
そういう諸々があるので、と
思い切って義母に話をした。
週末にでもまた、T市のM叔母に義母を預かってもらい
「一日もあれば、ぐるっと回って
用事を済ませることが出来ると思うので」と言うと
「それもいいけど、送り迎えが大変だと思って」と
気遣ってくれた。
でも、お留守番できないでしょ?とふざけて言うと
「出来る」だって!・・・(笑)
じゃあ、布だけ買いに行かせてもらっていいですか、
お昼には戻れると思うので、と言うと
「お昼なんなら食べなくてもいいから」
いやいやいや・・・それは・・・・(笑)
(お昼には戻りますって!!)
お留守番してもらったおかげで、目当てのものを買い
昼食を買って、急いで帰って来た。
午後からは、仕方ない。
義母に付き合うか。
明日編む予定のエコクラフトをカットして
底部分だけを一緒に編んであげた。
さあ、夕食の支度をしようかと立ち上がった時、
「午前中、戸棚探しした。
なにか食べるものないかと思って」と言う。
えっ?お腹空きましたか、と聞くと
「そういうわけでもないけど、なにか、物足りなくて」
しまった、今日は10時にコーヒーを出さずに出かけてしまった。
朝、パンだったので、義母の定番のホットミルクを飲んで
食後に、私が飲みたくて、コーヒーを出した。
それきり出掛けてしまったのだ。
義母は規則正しい生活をしている。
同じ時間に起床し、食事をし、就寝する。
10時と15時には必ずコーヒーを飲むので
こちらにいる間もずっとそうしてきた。
(正直、仕事に夢中な時はこのコーヒータイムが
なかなかの時間を取ってわずらわしい)
ずっと前、まだ時々留守番をしてもらい出掛けていた頃は
おやつとポットとコーヒーを用意していたが
帰ってくると、飲んでいないのだった。
飲めばいいのに、と内心思っていた。
水分ちゃんと取ってくださいよ、と。
それなのに、忘れた今日は、戸棚探しかーい!
おやつは、パントリーにしまってある。
開かずのパントリー。
義母にはなるべく見られたくない、雑然とした部屋。
そこは探したのかなあ?(汗)
幸いなことに、キッチンにカウンターにミカンと
昨日のコーヒータイムに盛り合わせたお菓子が乗っていたけど
うーん、食べた気配はないような・・・???
なんで「戸棚探し」したのか?
(そもそも戸棚探し、って何よ)
またしてもやられた~~~
私が一人で出かけると、こういうことになる。
昔、まだ子供たちが小さかったころ・・・
年に何度か三重や千葉に遊びに来て
私が用事で出掛けて帰ってくると、なんか、どこか
「見られた」感じが残っていた、ことを思い出した。
作りかけの手芸を見せようとした時も
「それ、さっき見せてもらったから。
ひょいと見たら、あったから。」って言われたり。
(ひょいと見た、って距離じゃない気がしたけど)
そして今日は、午後からうちで歌の練習があるっていうのに
朝から腰が痛いと珍しくソファーに横になっている。
ママに何か予定がある日は熱を出す子供のごとく・・・
まさか、いやがらせ?
いや、単なる偶然。
でも、ちょっと、面白くない私。
中止すべきかどうか迷う。
きっと義母は楽しいに違いない(?!)