初めて話す、「親友」のこと。

「紳士の品格」
少年の心を持った、４０男四人の物語。

学生時代からとっても仲良しで
いつもツルんでる。

こんなに仲のよい友達がいるなんて
まじ、うらやましい～～！

世の中には、こんな人たちも
いるにはいるんだろうけど
「大変じゃないのかな」と、ちょっと思ってしまう。

相手の何もかもを許せる
（あーコイツまたコレだよ、と思いつつ）なんて
よほどじゃないかなあ。

男性だから？
はたまた「四人」だから？？


「友達」の定義、って？という話になると
いつも長くなるけれど
それは人それぞれ、なのだろう。

知り合った人はみな、「友達」フォルダにしまい込む人、
何度か一緒に遊んでも「知り合い」「友達の友達」という
カテゴリにしか分類しない人。
（・・・と書きながら、それぞれ友人の顔を思い浮かべる・笑）
私はきっと、後者かな。
親しく話せるようになるのに時間はかからないけれど
心を許していいのかどうか、探ってしまうのかも。


中学の頃、知り合って、仲良くなって、
「一生のお友達でいてね」と誓い合ったあの子とは
年賀状のやり取りくらいしか付き合いがなくなってしまった。
当時は大真面目に、そんな約束を交わし
一緒に帰ったり、同じ高校を目指して勉強したり
あの頃の私なら、「親友はいる？」と聞かれたら、
迷わず彼女の名前を言えたはず。

高校でクラスが分かれ、お互いに親しい友人が出来、
それでも彼女は「親友」だった。
悩みを相談し、時々泊まりに行ったり来たり、
でも、一緒に過す時間はそんなに多くはなくなった。

高校卒業後・・・彼女は進学、私は就職して
ひょんなことから、同じサークルに在籍。
でも、その頃はもう・・・少なくとも私は、
彼女のことがよくわからなくなってた気がする。
優しくて思いやりがある、ところが大好きだったけど
別の友人に見せる顔、が、私の知ってる彼女じゃないことに
少しずつ違和感を覚えた。
彼女のそういう顔は、別に嫌いじゃない。
でも、秘密が多いことがさみしかったし
他の友人の反感を買う彼女の行動、が
理解できないくらいの「たまに会う友人」になってしまってた。

今思うと・・・・
「私に言えないこと」だから、言わなかった、んだろうな。
よく知らないけれど・・・噂によると、彼女はモテた。
私が好きな人（何人か）も、彼女が好きだった、のかもしれないし
ある時は、私の好きな人、を、彼女が好きだったのかも。
その頃私は仕事をしていて、学生とは時間の流れが違い
とにかく、そういうおしゃべりをする時間、は私たちにないまま
（・・・それとも、あえて作らなかった・・・？？）
いつしか「仲間の一人」という立ち位置に変わって行った。

・・・なんて、あの頃そういうトレンディードラマが流行ってて
真実は謎のまま、私の心の中ではきっと
そういうストーリーになってしまっていたのかな（笑）。
・・・とにかく、私たちは若かった。
日々、恋をしていた！

その後のストーリーとしては、
私は、何人かその気のない寄り道はしたものの（？）
ずっと片思いしてた、一番好きな先輩をゲットして
仲間の中でも早めに結婚して、故郷を離れた。
彼女は三十路の手前で年下のイケメン同僚と結婚。
この２５年で、三回四回どこかで会ったかな、という
今の私たちの関係。

中学時代の二人の誓いが有効だとすると
私にとって、彼女は今も「親友」で問題はない。
（もう何年も会ってないけど・・・笑。
震災のほとぼりが冷めた頃、電話をもらい
その後何度か話した、のが最後）
あの子にとっても「私」は
どういう人として心の中にいるんだろう。
多少の「引っ掛かり」はあったけど、
イザコザが起きたわけでも、
嫌いになる理由があるわけでもない。
そして、あの頃の彼女は、一体誰を好きだったのか。
知りたいような、怖いような・・・・（笑）。



「親友」って、自分が思えばそうなのかもね。

もっと親しい、わかり合ってる友人は
今たくさんいて、でもその人たちを
「親友」と呼んでいいのか、私にはわからない。
十年以上一緒に歌ってるシルキー面でさえ
誰かに聞かれたら「一緒に歌やってる子」と紹介しそうで。
・・・間違いなく、私を一番知ってて、許してくれる人たちなのに！


転勤族で、何度も引っ越した。
それぞれの地で親しくしてた友人、がたくさんいて
つい先日も、
新婚の頃に社宅でお隣さんだった人が電話をくれた。
もう何年も会ってないというのに、とても親しげに。
今度関東に来るというので、
ぜひうちに泊まって～という話になった。

「親友」なんて、必要なのかな。
いる、ことは誇らしく
いない、ことはさみしいこと？
確かにそうだけど、
人それぞれの考え方があるから。
私を「友人」として愛してくれる人たち、の存在が
一番大切で、ありがたい・・・・なんて、
もうすぐココを去る、ことの感傷が止まらないこの頃。

まさかと思うけど、誓いを立てた親友よ、
ココを密かに読んでたりしたら、連絡ちょうだい（笑）。




最後に・・・
あなたに「親友」はいますか？
その人はどんな存在ですか？
・・・コメント大募集！
（って書いてコメントなかったらさみしい・・・笑）

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２０１３年５月２６日（日）水戸芸術館野外ステージ
アカペラフェスティバルin水戸
シルキーリボンの出演は１１時２０分からの予定です。
もしかしたらシルキー最後の水戸フェスに？！
ぜひ、お誘い合わせの上、ご来場ください！！