義母は、いつも控えめで
後からついてくる。
食事の時も、
いただきます、と手を合わせてから
私か手をつけるのを確認してから
自分も食べ始める。
私はといえば、
義母の出方を待っていられず
率先して、自分の皿におかずを取り分ける。
食べ方がわからないのか?それとも
どの料理をどの皿に持ったら良いのかと
人の様子を見てから、それを真似るのか
(…ここでも真似っこおばあちゃん発揮)
どっちしろ、私が取りわけた後に
必ず義母がそれに手を出すのだ。
…私の中では、毎日が義母との勝負。
今日こそは私より先に手をつけてくれよ、と
心の中で思うのだが
「様子見」の時間の長さに耐えきれず(笑)
はいはい、わかりましたよ、先に取りますって、とばかりに
さっさと皿におかずを乗せていく。
…今日も負けか〜(笑)
いただきます、と手を合わせ
お味噌汁を一口。
ここまでは互角の勝負。
様子を伺う両者…
おっと、ヨメ、そのノロさに耐えきれず
めかぶのビニールをめくる、、と、
義母の手もめかぶへ…(真似すんなや!)
でもね、ひとつだけ、ヨメのこだわり。
それは、白飯だけは、義母より遅く食べ終わること。
白飯、といっても大さじ2杯くらいの量。
それをちびちび、なるべく遅く食べ終わる(笑)
食べ終えた義母のお茶碗に、さゆを注ぐ時、
してやったりの達成感を密かに味わうヨメ。
義母を見習い、一歩下がって行動したいが
まどろっこしいのが苦手なワタシ。
率先しておかずを取り分ける、は続きそう。