ちょっこらお墓参りに来られない距離にいたから
結婚してから長年、
お彼岸だとて実家に帰る、という気持ちはなかった。
「お彼岸にはみんな来るの?」と先日も義母に聞かれたが
うちの子供らにも到底そんな思い付きはないだろうし
そもそも緊急事態宣言下だから、移動は無理だ。
仙台に戻って来てからは、実家には日帰りでも行けるので
嫁として、彼岸前のお墓掃除と、お迎えと、中日のお参りと
本当はお帰りの日も行った方が良いのだろうけれど
そうそう何度も頻繁に行ける近さではないので
二回くらいで勘弁してもらっている。
彼岸の入りの前日、ちょうど歯医者の予定があったので
義母と実家に行って、墓掃除をしてきた。
義母の姪のF美さんも、おにぎりとおかずを持ってきてくれて
楽しい昼食の時間を過ごし、一旦仙台に戻った。
中日の20日は土曜日。
夫と三人でお墓参りをして、
実家の廊下をリフォームしたり、
義母が夜中にトイレに行きやすいように、あちこちを片付け
一晩、試しに夜を過ごしてみて
「お彼岸の間じゅう、いてみるから。」という義母を置いて
私たちは仙台に帰って来た。
三か月、長かった~~~!!!
義母は「二か月も離れていたから」と、何度も言うけど
三か月だからね!
「年末に来たから、三か月ですよ」と訂正しても
「12月の26日ごろからだから、三か月近くね」と譲らない。
・・・日にちを覚えていることはすごいけど、
その前にもうちに滞在してたじゃない。
一回帰ってまた来たんでしょ、と心で毒づく(笑)
車を出すとき、少し泣いてた。
「何かあったら電話するからね、
何もなくても電話するから。」と・・・。
「大変だったら、また迎えに来るから」と、言い残し
どこか、本当にそうなってしまいそうな予感を覚えつつ
まあ、それはそれで何とかなるさと
つかの間の自由を楽しむことにする・・・はずだったのに
仙台はコロナが増殖中。
予定がギッシリだった今週も、自粛でキャンセル。
家にいるのは嫌いじゃないから、
でーんと届いた縫い物の仕事を、せっせと終わらせることにしよう。
さあ、やるぞ。
ご先祖様、どうかみんなが幸せに過ごせますように
見守ってください。