あるいは就職試験の面接で
「宝物は家族です」と書いたり
「尊敬する人は両親」と語る人たちを
不思議な思いで見ていた。
偽善や建前のように感じてならなかった
あの頃…。
私は、普通に幸せな、
ありふれた家庭に育ったけれど
父はとても怖くて、
母はいつも気を遣って、それでも怒られていて。
「家族が宝物」というほどの
愛に溢れた思いはなかった気がする。
ただ、偶然そこに生まれて
一緒に過ごしていたような…
もちろん、両親はきっと
今の私が子供たちを愛するように
私たち兄弟を愛して育ててくれたんだろう。
でも、あの頃の私はこう思っていた。
いつか、愛する人と結婚して
この家を出て行く…
友達の家のように、仲の良い親子関係を築く。
出来れば家にいて、子供の帰りを待ち
手作りのお菓子をおやつに出してあげる…
そんな空想の通りに、
結婚してから今まで、
…いろいろあるにはあったけど
とてもしあわせで、楽しい毎日を過ごしてきた。
新しい土地で、一人で暮らし
病気をして弱気になった私が
横になりながらずっと考えていたこと…
「私の一番の宝物は、
かけがえのない家族」
時には気を遣いながら、
いたわり、気にかけながら、
好きなこと、やりたいことを応援し
互いのしあわせを祈っている。
…そんな家族、いる?
家族なんて、一番身近で
一番面倒くさいもの。
時々、目にするそんな言葉を
悲しい気持ちで受け止める…
昔の私は、きっとそう思っていた。
両親はもしかしたら、努力していたのかもしれない。
それでも、私には
居心地の良い場所ではなかった、家族という空間。
誰がどう努力したらそうなるものでもない。
全ては偶然の重なり合いなのかも…
私の周りには
たくさんのしあわせな家族がある。
やっぱりね、どこの家も何かしら
互いの気持ちをコントロールしたり、
捨てるものはあきらめたり
大事なものだけは守ったりと
それぞれがせめぎ合いながら?
しあわせの均衡を保っている気がしてならない。
…こんなことを書いたりしたら
偶然ここを読んで
傷つく人もいるかもしれない。
うっとおしい押し付けだと嫌われるかも。
でも、
今の私、
たとえ自分の命を失くしても
家族がしあわせでいてくれたら
それでいいなあと思える、
(そんな病気ではありません、あしからず)
できるなら、いつまでも
私が念願の老衰でこの日を去る日まで
みんな仲良くしあわせでありたいけどね!
おととい、娘が来て
昨日、次男とともに東京に帰りました。
精神的に、癒された~
お姉ちゃんがいると、気の遣いどころがわかるのか
次男もいつもより私に優しく(笑)
役に立つ。
仲の良い二人を見ているだけで、しあわせ。
防音室ではピアノとギターで
スピッツのセッションを少しだけ…
ハモりがなかなか気持ち良い。
次男くん、覚えたてのドラムも披露。
具合は悪いけど、
私はしあわせだーーー!って
横になりながらずっと思ってた。
…しあわせしあわせ言うな(笑)
何回書いたかしら。
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