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流転の子 最後の皇女・愛新覚羅こ生

2013年02月13日 15時53分52秒 | 読書
はなじろうです。

映画「ラストエンペラー」のファンで、
愛新覚羅一族についてはいつも興味津々の私。
本書は愛新覚羅溥傑と嵯峨浩の次女、
こ生(こは女偏にあまごい)さんの半生を描いたドキュメンタリー。
著者はルポタージュ作家の本岡典子さん。
確かな取材に基づいた、きめ細やかな文章に引き込まれ、
半日で一気に読んでしまった。

浩は「流転の王妃」としてあまりに有名だけど、
当時5歳だったこ生さんの記憶に残る、
満州から日本への「逃避行」はすさまじいの一言。
まさに、筆舌に尽くしがたい経験をされたのだと。
印象的だったのは一家の互いを思いやる気持ち。
政略結婚と言われた溥傑と浩は相愛の夫婦で、
娘たちは父・溥傑を敬っていた。本当に徳のある生き方だと思う。

1940年生まれの福永こ生さんは兵庫県西宮市在住。
なんと近所にいらっしゃるのだ…感激

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