「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

主格補語【第728回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

助けたカラスといつも一緒にいる少年がいます。
「主格補語」について、「TRT World」をもとに解説します。

▷今日のテーマ
 
 主格補語

▷今日の例文

 例▷ When Omer first found “Duman” the crow, it was laying down injured at the school garden.

 訳例▷ Omer君が最初にカラスのDumanを見つけた時、Dumanは校庭でケガをして横たわっていました。


▷実際のニュース映像はTRT World

▷解説

 文の最後に形容詞(現在分詞、過去分詞を含む)をつけるだけで情報を追加することができる場合があります。
  He came home.(彼は帰ってきた。)
 という文があったとします。  
 この文の最後に形容詞をつけるだけで情報を追加できます。
  He came home hungry.(彼はお腹をすかせて帰ってきた。)
  He came home angry.(彼は怒って帰ってきた。)
 ここでは「He = hungry」「He = angry」という関係が成り立っており、この「hungry」や「angry」を「主格補語」と呼ぶことがあります。
 この言い方は日本ではあまり習いません。
 ちなみに5文型では、「第1文型の派生形」とする見方もあります。

 「今日の例文」では、「injured」という形容詞(過去分詞)がくっつけられた形です。

▷おまけ

 ちなみにここで使われている「was laying」は標準的な使い方ではありません。
 「lay」は他動詞として使われる場合が多く、「〜を横にする」というのが本来の意味なので、本当は目的語が必要です。しかしここでは、「横になる」という自動詞として使われています。辞書では「誤用」と書いてありますが、わざわざ載っているということは誤用している人が多く、そのうち誤用でなくなる可能性も考えられます。

 本当は「横になる」という意味では「lie」を使います。
 
 「lay」と「lie」は似ていて混同しやすいので以下に簡単にまとめてみます。また「lie」には「横になる」という意味と「ウソをつく」という意味があり、変化形が異なります。

 lie(横になる_自動詞):過去形「lay」過去分詞「lain」現在分詞「lying」
 lie(ウソをつく_自/他動詞):過去形「lied」過去分詞「lied」現在分詞「lying」

 lay(〜を横にする_他動詞)(卵を産む_自動詞):過去形「leid」過去分詞「leid」現在分詞「laying」
 ※ただし今回のように「lie」(横になる)の代わりに使われることもあります。

 日本語でいうと、「早急(さっきゅう)」を「早急(そうきゅう)」と呼んでいるようなものです。

▷その他の単語

 crow: カラス
 injured: ケガをした 
 school garden: 校庭

▷今日の例文は「TRT World」から
Crow follows child that healed it


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