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almostとmost【第504回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

南極大陸で巨大な氷山が動き出したようです。
「almostとmost」について、「Reuters」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 almostとmost

▷今日の例文

 例▷ Almost 10 years after scientists discovered the first cracks, a huge iceberg broke off from the Brunt Ice Shelf in Antarctica.

 訳例▷ 科学者が最初の亀裂を発見して約10年後、南極大陸のブラント棚氷が割れて巨大な氷山が流れ出しました。


▷解説

 「almost」と「most」は、見かけが似ていますが、意味や役割が違うので注意しなければなりません。
 「almost」は、副詞で「ほとんど〜」「約〜」といった意味です。
 副詞ですので、主に動詞、形容詞、他の副詞を修飾します。
 
 「今日の例文」では、「almost 10 years」で「約10年」という意味になっています。
 この中の「10」は、形容詞と解釈することができ、「almost」は形容詞を修飾していることになります。
  
 一方、「most」には形容詞の役割と名詞の役割と副詞の役割があります。
 【形容詞の役割】
  most people(ほとんどの人々) 
  この場合「almost」と組み合わせて「almost most people」で「ほとんどすべての人々」となります。

 【名詞の役割】
  most of the people(人々のほとんど)
  この場合は「most」は名詞ですが、上の形容詞の場合と意味はほぼ同じです。
  また名詞ですので「almost」をつけることはできません。

 【副詞の役割】
  「most」は形容詞や副詞の最上級の表す場合にも使います。
  the most beautiful flower(最も美しい花)

  また普通の副詞のようにも使えます。
  Which part of the movie did you enjoy most?(その映画のどの部分がいちばん楽しめましたか?)
     
▷その他の単語

 scientist: 科学者
 discover: 〜を発見する
 crack: 亀裂、割れ目
 huge: 巨大な
 iceberg: 氷山
 break off: 〈物の一部が〉(欠けて、折れて)はずれる、取れる
 Brunt Ice Shelf: ブラント棚氷
 Antarctica: 南極大陸

▷今日の例文は「Reuters」から
タイトル:Iceberg breaks off Antarctica shelf – Lifestyle


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