「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

to不定詞を訳す順番【第970回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

Let's get started with day 11 for the month of June.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

カンガルー以外にも子どもを育てる袋を持つ動物はいろいろいます。
「to不定詞を訳す順番」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 to不定詞を訳す順番

▷今日の例文

 英文▷ A baby quokka peeked out of its mother’s pouch to make its debut appearance at Adelaide Zoo in South Australia.

 訳例▷ 赤ちゃんクアッカワラビーが母親の腹袋から顔をのぞかせました。初めての登場です。南オーストラリア州のアデレード動物園で。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「to不定詞」には「副詞的用法」「名詞的用法」「形容詞的用法」があります。
 「副詞的用法」はさらに、「目的(〜するために)」「結果(〜してそして〜)」「理由(〜したので)」の3つの意味に分けることができます。
 ただしこの中の「目的」と「結果」は、どちらに解釈すべきかあいまいなことも少なくありません。

 例▷ I went to the library to find a friend of mine.

 この文は、「to find a friend of mine」の部分を「目的」と解釈するか、「結果」と解釈するかでやや意味が異なってきます。
 「目的」と解釈するならば「友達を探すために図書館に行った」となります。
 「結果」と解釈するならば「図書館に行ったら友達を見つけた」となります。
 前後の文脈で判断することになります。
 また、文によってはどちらと解釈してもあまり違いのないものもあります。
 
 「今日の例文」の「to make its debut appearance at Adelaide Zoo in South Australia」も「目的」と考えるか「結果」と考えるかは微妙なところです。
 訳例では前から順に訳して、「結果」と解釈したような形になっています。

 ちなみに最近では「英文は前から訳していこう」という主張が強くなっているかもしれません。
 ネイティブの話す順番から考えればそれも納得できます。
 しかし、前から解釈していくとしても、全体的な文法構造はしっかりと把握しておくべきかと思います。

▷その他の単語

 quokka: クアッカワラビー
 peek out: こっそり見る、ちらっと見る、のぞき見する
 pouch: 〔カンガルーなどの〕腹袋
 make a debut appearance: デビューする、初めて登場[出場・出演]する
 Adelaide Zoo: アデレード動物園 ※オーストラリアで2番目に古い動物園。非営利で運営されている。

▷今日の例文は「The Sun」から
Baby Quokka Makes Debut at Adelaide Zoo


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