「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

「see+目的語+動詞の原形」と「see+目的語+動詞のing形(現在分詞)」の違い【第984回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

Let's get started with day 25 for the month of June.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ニュージーランドではヒツジも道路を通ります。
「「see+目的語+動詞の原形」と「see+目的語+動詞のing形(現在分詞)」の違い」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

「see+目的語+動詞の原形」と「see+目的語+動詞のing形(現在分詞)」の違い

▷今日の例文

 英文▷  Mob of 3,000 lambs is seen crossing a bridge.

 訳例▷ 3,000頭の子羊の集団が橋を渡っているのを見られました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「see」「look (at)」「watch」「hear」「listen (to)」「feel」など、視覚や聴覚、嗅覚といった「知覚」に関する動詞を「知覚動詞」と呼びます。

 「知覚動詞」には、「知覚動詞+目的語+動詞の原形」という形で使う場合と「知覚動詞+目的語+動詞のing形(現在分詞)」という形で使う場合があり、この2つは意味が微妙に異なります。

 知覚動詞の後に「動詞の原形」が来る場合は、その動作の最初から最後まで全部を見たり聞いたりしたことを表しています。
 一方、知覚動詞の後に「動詞のing形」が来る場合は、その動作が行われている途中の一部を見たり聞いたりしたことを表します。

 例▷  I saw three men run in the park.
    (私は3人の男が公園を走るのを見た。)
 この場合、ニュアンスとしては3人の男が走り始めて走り終わるまで、あるいは走り去って見えなくなるまでをずっと見ていたということを示しています。

 例▷ I saw three men running in the park.
   (私は3人の男が公園を走っているのを見た。)
 こちらの場合は、3人の男が走っているのをちょっと見かけたということです。

 動詞の原形「run」を使う場合は、最初から最後まで見るということなので、100m走など短距離競争などを見た場合に使う感じです。現在分詞の「running」だと走っている途中を見かけるということなので、ジョギングなど比較的長距離を走っている様子の一部を見る感じです。

 「今日の例文」の「Mob of 3,000 lambs is seen crossing a bridge.」では、「crossing」という「現在分詞」が使われています。またここでは受動態になっています。
 「子羊の集団が橋を渡る」様子の一部分が見られた、といったニュアンスです。

 ちなみに「Mob of 3,000 lambs is seen crossing a bridge.」にはタイトルなので、「A mob of〜」とならず「A」が抜けています。

▷その他の単語

 a mob of: 集団、仲間、一団
 lamb: 子羊
 cross a bridge: 橋を渡る

▷今日の例文は「The Sun」から
Lambs Cross Bridge



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