K's Site スタンダードジャズとポップス

音楽が趣味のGONと申します。私は団塊の世代で、昔懐かしいスタンダードジャズを中心に感想を書いてます

久し振りにアストラッドジルベルトの歌声を聴きました。曲はNon-stop to Brazil

2014-05-21 11:28:03 | 日記

相変わらずの、ぼそぼそした独特な歌い方ですが、彼女のボサノバ、昔からけっこう好きです。

今年6月からはサッカー、ワールドカップが始まりますし、
2016年にはリオデジャネイロでのオリンピックと、今、ブラジルに注目が集まっていますね。

リオデジャネイロと聞くと私にはボサノバの聖地のように感じられ、なにか特別な土地として認識してしまいます。残念ながら行ったことないですが。

2006年 Non-Stop to Brazil  Astrud Gilbelto歌、Matt Dubey&Norman Gimbel詞、Luiz Bonfa曲。 


今、昔懐かしいサウンドがテレビCMで流れてます。The ZombiesのShe’s Not There

2014-05-16 19:10:30 | 日記

少し調べたら、ココ・シャネルのCMでした。
私が高校生の時でしょうか大ヒットではないですが、当時のロックやポップスが好きな者にとっては、とても魅力的な曲でした。
The Zombies - She's Not There
The Zombies(ゾンビーズ)は英国のロックバンド。ビートルズと同時代にヒット。
その後Time of the Season(ふたりのシーズン)もヒット。 

1964年 She’s Not There    The Zombies Decca label。
1968年 Time of the Season The Zombies。

感想 平成20-26年

2014-05-16 17:39:16 | 日記
ジュリーロンドンが歌うGirl Talk(H26.03.16)

ジュリーロンドン(Julie London)が歌うGirl Talkを聴きました。
歌の内容は今でも使うガールズトークとほぼ同じ意味の、女性達が何時間でも延々ととりとめもない話をしている様子の内容だそうです。
その割には、とてもスローな曲で、現代のトークのようなポンポンと話が飛び交うイメージは湧きません。やはり約50年前のテンポなのかも知れません。
この曲Girl Talkはジュリーロンドンの夫、Bobby Troupが書いてます。そして彼は有名なルート66の作者でもあります。
1946年 Route66 Bobby Troup詞曲、Nat King Cole歌
1965年 Girl Talk Bobby Troup詞曲、Julie London歌、アルバム「Feeling Good」に収録

マイケル・ブーブレ(Michael Buble)が歌うクリスマスソングGrown up Christmas Listを聴きました(H25.12.25)

彼は現在の男性ジャズボーカルの代表と言っていいと思います。
主にピアノの伴奏に、しっとりとゆっくりと歌い上げています。
この曲、Grown up Christmas List は1990年にDavid Fosterが作り、ナタリーコール(Natalie Cole) が歌ったものが最初のようです。
さらに、今年年末に韓国でのコンサートで少女時代のテヨンもこの(My) Grown up Christmas Listをソロで歌いました。 
なお、私が今年一番多く耳にしたクリスマスソングはマライアキャリーで有名なAll I want for Christmas is YouとThe Christmas Songです。
1990年 Grown up Christmas List Linda Thompson詞、David Forester曲、Natalie Cole歌、Album「River of Love」に収録
2003年 Grown up Christmas List Michael Buble歌、Album「Let it Snow」に収録

デュエットの見本のような曲Sisters(H25.10.31)

ベット・ミドラー(Bette Midler)とリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)のデュエットSistersを聴きました。
デュエットの見本のような曲で、なかなか面白く聴きました。ベット・ミドラーがローズマリー・クルーニー(Rosemary Clooney)のトリビュートアルバムで歌っています。
この曲Sistersは1954年の映画「White Christmas」の挿入歌。ビングクロスビーとダニーケイ主演、ローズマリー・クルーニーが相手役で姉妹の姉を演じています。
Sistersを映画版ではローズマリー・クルーニーが1人で二重録音。
そして同年に実の妹ベティ・クルーニー(Betty Clooney)とデュエットでアルバムをだしています。
1954年 Sisters Irving Berlin作詞作曲、Rosemary Clooney、Betty Clooney歌、LP「Irving Berlin White Christmas」に収録
2003年 Sisters                 Bette Midler、Linda Ronstadt歌、album「Bette Midler sings the Rosemary Clooney Song Book」に収録 

How Can You Mend a Broken Heart(傷心の日々) (H25.10.14)
 
ダイアナ・クラール(Diana Krall)が歌うHow Can You Mend a Broken Heartを聴きました。
ダイアナ・クラールはカナダ生まれの女性ジャズピアニスト・歌手、1990年代以降で最も成功したジャズ歌手の1人だそうです。
2009年に発表したアルバム「Quiet Night」に収録され、アルバム名の通り、非常に静かにゆっくりと歌っており、なかなかいい感じです。
この曲はご存じの通り、ビージーズ(Bee Gees)の名曲の1つで、ビージーズが1971年に発表し全米1位になっています。
1971年 How Can You Mend a Broken Heart Barry Gibb、Robin Gibb作詞作曲、Bee Gees 歌 
2009年 How Can You Mend a Broken Heart Diana Jean Krall 歌、アルバム「Quiet Night」に収録

A Foggy Day(in London town) (H25.08.15)
  
キリー・スミス(Keely Smith)が歌うA Foggy Day(in London town)を聴きました。
1950年代の米国ジャズシンガーは実力者が多く、キリー・スミス(Keely Smith)はそれほど派手ではありませんが歴史に残る女性ジャズ歌手の一人だと思います。
この曲は夫であるルイ・プリマ(Louis Prima)とのデュエット。他にもたくさん夫婦でのデュエット曲があります(後に離婚)。
このA Foggy Day(in London town) はフランクシナトラが歌ったものが有名でしょうか。マイケル・ブーブレも歌っています
英国ロンドンは深い霧が有名で、他にもジョースタッフォードの霧のロンドンブリッジなどのヒット曲があります。
私が最後にロンドンに行った時期から20年近く経ちました。気候変動が激しい今でもロンドンには霧が出ているのでしょうか
1937年 A Foggy Day     Ira Gershwin詞、George Gershwin 曲、Fred Astaire歌 Ray Noble &his Orchestra演奏
1956年 On London Bridge  Roy Bennett詞、Sid Tepper曲、Jo Stafford歌、Paul Weston &his Orchestra演奏
1958年 A Foggy Day     Keely Smith with the Louis Prima Orchestra歌・演奏

落ち着いた女性ジャズボーカル、Jeri Southern(H25.07.13)

先日とても落ち着いた歌い方の女性ジャズボーカルを聴きました。少し調べると、Jeri Southern (ジェリ・サザン)という米国ジャズ歌手・ピアニストで、主な活動期間は1951-1959年。
曲名はYou’re mine youでした。少しハスキーで話かけるような歌い方が心地よい。時々入るバックコーラスも私好みです。
最近では米国でもこのような落ち着いたジャズは無くなっている様な気がします。
1933年 You’re mine you John Green詞、Edward Heyman曲、Ray Noble & his Orch.(Al Bowlly歌)
1957年 You’re mine you Jeri Southern歌、Guy Lombardo & his Royal Canadians伴奏、LP「a prelude to a kiss」に収録

素晴らしい男性ジャズボーカリスト、チェット・ベイカー(H25.05.10)

チェット・ベイカー(Chet Baker)が歌うEverything Depends on Youを聴きました。今まで彼のボーカルは、トランペット演奏の間奏で補助的な役割で歌っていたとばかり思っていましたが 、この曲を聴いて完全に認識を改めました。
落ち着いた、伸びのある声で、とてもゆったりと歌っています。(トランペット演奏無し)。とにかく驚くほどいいです。曲もとてもよいです。
Everything Depends on You は、1965年発表、Chet Bakerのアルバム「Baby Breeze」に収録されている。ボーカルChet Baker、ピアノBobby Scott、ギターはKenny Burrell。
この曲はカーペンターズの兄弟のチャールス・カーペンター(Cheales Carpenter)他2人の共作とのことです。
1965年 Everything Depends on You  Cheales Carpenter、Louis Dunlap、Earl Hines作詞・作曲、Chet Baker歌、LP「Baby Breeze」に収録。 

Sleepwalk(H25.04.02)

現在ハワイでスティールギターの代表的な人物の一人はBobby Inganoとのことで(ハワイアンの姉妹デュオ、ハニーズのスティールギター高橋由美子さんによる)
、彼の演奏を探していたらSleepwalkが見つかりました。
この曲も、私が大昔からメロディーは知っていても曲名を知らないでずっと過ごしていた曲の1つです。
あきれるほど素朴で単純な演奏ですが、確かにハワイのスローライフを想像させ、聴く者に癒しを与えてくれる演奏です。
昨今ジャズなどに多い、指の運動だけの無意味な早引きを戒めるかのようでありました。
このSleepwalkはインストロメンタル曲として有名で、最初はスティールギターで演奏されていましたが、後にシャドウズがカバーしてギター演奏も多い。
1959年 Sleepwalk Santo Farina、Johnny Farina作曲、Santo&Johnny演奏
1960年 Sleepwalk The Shadows演奏、アルバム「Meeting with the Shadows」に収録
2006年 Sleepwalk Bobby Ingano演奏、アルバム「Steel Reflections」に収録

国歌斉唱(H25.01.25)

オバマ大統領2回目の就任式で、ビヨンセの国歌斉唱が口パクであったと話題になっています。
そういえば、ビヨンセは2006年映画「ドリームガールズ」で、歌唱力よりもビジュアル担当の役で出演しました。
一般に国歌斉唱はアカペラがほとんどで、歌手の実力が最も分かりやすい場。
評価が高くて有名なのは、米国スーパーボウルでのホイットニーヒューストンが歌ったもの。ものすごい声量で私も驚きました。
私が驚いたもう1つは、韓国プロ野球始球式での少女時代テヨンのもの。大声量ではないが、美しい声が驚くほどよく伸びて、テヨンの歌のうまさはうわさ通りと納得しました。
少女時代については、他のメンバーにも数人歌唱力が優れている者がいて、2007年デビュー以来KPOPのトップを走り続けているガールズグループ。
(今年正月に韓国で発表したI got a boyも本国では勿論全世界でもヒットチャート上位になる見込みとのこと)

パティ・ペイジ(Patti Page)の多重録音(H25.01.03)

パティ・ペイジ(Patti Page)さんが亡くなったとのことです。アメリカの1950年代を代表するスタンダード・ジャズ歌手の一人。
一番ヒットした曲はテネシーワルツ(Tennessee Waltz)。そして他にも非常に多くの名曲を歌っております。
彼女は多重録音をした最初の歌手としても有名で、テネシーワルツも一人で2パートを歌ったものが売れました。
私は、Old Cape Codという曲を多重録音したものが気に入っておりました。そしてこの曲は後に1990年映画「ダイハード2」のサウンドトラックとしても使われております。
1946年 Tennessee Waltz Redd Stewart詞、Pee Wee King曲、Golden West Cowboys歌(Pee Wee Kingをリーダーとしたカントリーバンド。Redd Stewartがボーカル)
1950年 Tennessee Waltz Patti Page歌
1957年 Old Cape Cod    Claire Rothrock、Milton Yakus、Allan Jeffrey共作、Patti Page歌  
1990年 Old Cape Cod 映画「Die Hard2」のサウンドトラック。Patti Page歌

The Lady is a Trampを聴きました(H24.10.14) 

The Lady is a Trampを聴きました。男性ボーカルであったためフランクシナトラだとばかり思っていましたが、調べたらスティーブ・ローレンス(Steve Lawrence)でした。
フランクシナトラはスティーブ・ローレンスを非常に可愛がっていて、ツアーに同行させたりデュエットをしていたそうです。
(スティーブ・ローレンスの歌い方はフランクシナトラにかなり似ております)
2002年にスティーブ・ローレンスがフランクシナトラのトリビュート盤を出し、この曲が入っています。
Trampとは異端児という意味で、ニューヨークのハイソでエチケットを大切にする人々に対し、自由奔放な生き方をする人を指すことのようです。
1937年 The Lady is a Tramp Lorenz Hart詞、Richard Rodgers曲、ミュージカル「Babes in Arms」で名子役が歌った
1957年 The Lady is a Tramp Frank Sinatra歌
2002年 The Lady is a Tramp Steve Lawrence歌、CD「Sings Sinatra」に収録

天才か?紙一重?(H24.09.09)

フィルスペクター(Phil Spector)の名前が出たので少し続けます。
フィルスペクターは最初はプレーヤーとして、The Teddy Bearsという3人のグループを作り、1958年To know him is to love himを作曲して女性ボーカルのバックコーラスを自ら付けていました。この曲が全米1位、全英2位のヒット。この後音楽プロデュースに専念。
その後、パリスシスターズ(The Paris Sisters)が歌ったI love how you love meをプロデュースしこれも大ヒットしています。 
私はこの2曲(To know him is to love himとI love how you love me)は、好きな曲で、昔から気になっていましたが、曲名を覚えるほどには集中して聴いたことがなかったため、同じ曲だと思っておりました。本当のところ、未だに区別がついておりません。
(ある意味、見分けづらいほど、音楽を徹底的に追及した、雰囲気の似た曲であると言えるかも知れません)
この2曲は非常に多くの著名なミュージシャン達がカバーしております。
1963年ザ・ロネッツのビーマイベビーの大ヒットを経て名実ともに名プロデューサーとして非常に多くのプロデュースを手掛けました。
(ビートルズ、ベンEキング、ジーンピットニー、アイク&ティナターナーなど)
ただし、音楽を執ように追求するがあまり、他の者の意見を受け入れないため、数多くのトラブルを引き起こし、さらに奇行も多い。 
1958年 To know him is to love him  Phil Spector詞曲、The Teddy Bears歌
1961年 I love how you love me     Larry Kolber詞、Barry Mann曲、Phil Spectorプロデュース The Paris Sisters歌 

アメリカンポップスの珠玉の名作、ビーマイベビー(H24.09.08)

ザ・ロネッツ(The Ronettes)が歌って全世界で大ヒットしたビーマイベビー(Be my baby)。
当時アメリカンポップスとして、不要な音がそぎ落とされ、小気味良いビートと重なった音が整理された抜群の完成度の楽曲でした。
これをプロデュースしたのがフィルスペクター(Phil Spector)です。
1963年当時、毎日何回となくラジオからこのビーマイベビーが流れ、またあまりにもすんなりと(自然な)ひっかかりのないポップスであったため、私としては聞き耳を立てて聴き入るようには聞いていませんでした(聞き流していました)。
(フィルスペクターはザ・ロネッツのリードボーカルのVeronica Bennettと結婚したが5年後には離婚)
最近、ザ・ロネッツ(The Ronettes)のビーマイベビー(Be my baby)の当時のライブ映像を観ると、胸が熱くなるほどに感動を覚えます。
フィルスペクターのファンには著名なミュージシャンも多い。ビーチボーイズのリーダーブライアン・ウイルソンや大瀧詠一、山下達郎などなど。
1963年 Be my baby  Phil Spector 、Jeff Barry、Ellie Greenwich共作、Phil Spectorプロデュース、The Ronettes歌

ジョニーソマーズが歌うWatch What Happens(H24.08.20)

先日、久し振りにWatch What Happensを聴きました。歌っていたのは、なんとあのジョニーソマーズでした。
ジョニーソマーズはアメリカンポップス歌手として、ワンボーイ(One Boy)や内気なジョニー(Johnny get angry)が大ヒットしましたが、後年ジャズを多く歌っていたようです。
私も当時ワンボーイは相当気に入っておりました。
このWatch What Happensは、フランスの作曲家ミシェルルグランが書き、(当初フランス語の詞が付いていましたが)1964年にノーマン・ギンベルが英語の詞を付けて、映画「シェルブールの雨傘」で使用したそうです。
1960年 One Boy          Lee Adams詞、Charles Strouse曲 Joanie Sommers歌
1962年 Johnny get angry     Hal David詞、Sherman Edwards曲、Joanie Sommers歌
1964年 Watch What Happens  Norman Gimbel詞、Michel Legard曲、Joanie Sommers歌 Album「Come Alive」に収録 

今聴くと結構いい曲、Time is on my side(H24.05.02)

先日、放送されたテレビドラマ「家族のうた」の中で、カウンターバーの店でよく古い曲がかかる。
この日流れた、ローリングストーンズのTime is on my sideという曲、今聴くと結構いいことに気づく。
この曲が流行った当時、私はビートルズを主に聴いており、ストーンズの曲にはあまり熱心ではありませんでした。
今、昔懐かしさも手伝って、より良く感じるのかも知れません。
Time is on my sideは最初、R&Bのプロデューサー兼ソングライターのJerry Ragovoyが作曲、ジャズ・トロンボーン奏者のKai Windingと彼のオーケストラが演奏し発表されたそうです。
翌年Jimmy Normanが歌詞を付けて、ローリングストーンズなどがカバー。
あと、私がストーンズの曲で好きな曲は(以前にも書きましたが)、悲しみのアンジー(Angie)です。

そして、このドラマ自体は、主題が解りにくいなどの評価もあるようですが、私としては面白く観ています。
1963年 Time is on my side  Jerry Ragovoy作曲、Kai Winding and his Ochestra演奏
1964年 Time is on my side  Jimmy Norman作詞、The Rolling Stones歌
1972年 Angie            Mick Jagger/Keith Richards詞曲、The Rolling Stones録音

ダイアナ・パントン(Diana Panton)というカナダ出身のジャズ歌手。日本で人気上昇中?(H24.04.15)

先日、ダイアナ・パントン(Diana Panton)という比較的若い女性ジャズヴォーカルを聴きました。
曲はHold me Hold me Hold meという元はミュージカル曲とのこと。
私は知らない歌手であったので、調べたら、カナダ出身のジャズ歌手で日本で人気上昇中だとのことです。現在37歳。
確かに、シンプルな伴奏でシンプルに歌っており、優しい素朴な歌い方が印象的な、感じのよい軽いジャズ。
少し似たタイプのジャズ歌手ブロサム・デアリー(Blossom Dearie)もこの曲をレコーディングしています。
1951年 Hold me Hold me Hold me Betty Comden&Adolph Green作詞、Jule Styne作曲
1959年 Hold me Hold me Hold me Blossom Dearie歌
2009年 Hold me Hold me Hold me Diana Panton歌、CD「Pink-Secret heart」に収録

Silje Nergaardが歌うTwo Sleepy People(H23.12.10)

先日、結構素朴な歌い方のジャズを聴きました。かなり若い声の女性ボーカル。曲名は知りませんでしたがとてもよいです。
ギターの弾き語りのような伴奏。間奏に静かなトランペットが入る。調べたところ、古いジャズと判明。曲名はTwo Sleepy People
ボーカルはSilje Nergaardという1966年生まれのノルウェイ出身、ポップスおよびジャズの歌手。
スターダストの作曲で有名なHoagy Carmichaelの曲でした。最初自分でも歌っていたようです。
男女のデュエットで歌われることが多いらしく、ボブホープ主演の映画の曲とのこと。その後、多くのジャズ歌手がカバー。
1927年 Stardust     Hoagy Carmichael作曲
1929年                Mitchell Parishが詞を追加
1938年 Two Sleepy People  Frank Loesser詞、Hoagy Carmichael曲、Shirley Ross&Bob Hope歌
2002年 Two Sleepy People  Silje Nergaard歌 アルバム「At First Light」に収録

ジョースタッフォードのSmoke Dreams(H23.10.20)

ジョースタッフォード(Jo Stafford)が歌うSmoke Dreamsという曲を聴きました。昔懐かしいアメリカのスタンダードジャズの香り。
なんでもかんでも、古い洋楽がいいとは言いませんが、実に素晴らしいです。
ペリーコモとジョースタッフォードが出演していたラジオ番組の主題曲とのことです。
非常にスローなテンポで、The Starlightersというヴォーカルグループがバックをつけています。
ジョースタッフォードといえば、霧のロンドンブリッジ(On London Bridge)などが有名ですが、多分、アメリカの1940~1950年代を代表する女性ヴォーカルだと思います。
1947年 Smoke Dreams  Lloyd Shaffer、Ted Steele詞、John Klenner曲、Jo Stafford with The Starlighters歌
1956年 On London Bridge Roy Bennett詞、Sid Tepper曲、Jo Stafford歌

スティーブ・ローレンス(Steve Lawrence)のその後(H23.08.12)

スティーブ・ローレンス(Steve Lawrence)といえば、悲しき足音(Footsteps)が大ヒットして、私達の世代では、アメリカンポップス歌手として理解していましたが、その後のことはあまり知りませんでした。
実際はジャズ歌手としてその後も活躍していたようです。
スケールこそ違いますが、フランクシナトラのようなジャズ歌手として成長しておりました。
I’ve got you under my skinなど、スタンダードジャズナンバーを数多く歌っています。
あと、これも全く知りませんでしたが、奥さんがあのイーディーゴーメ(Eydie Gorme)で、デュエット曲も数多くあるそうです。
1952年 I’ve got you under my skin Cole Porter詞曲、Frank Sinatra歌
1959年 Footsteps Barry Mann、Hank Hunter詞曲、Steve Lawrence歌
1963年 I’ve got you under my skin Steve Lawrence歌、LP「Academy Award Losers」に収録
1963年 Love is here to stay Ira Gershwin詞、George Gershwin曲、Steve Lawrence&Eydie Gorme歌、LP「At the Movies」に収録

雨をテーマにした曲は名曲が多い(H23.04.26)

先日アストラッド・ジルベルトのThe gentle rainを聴きました。
彼女はボサノバの名曲中の名曲をほとんど歌っておりますが、この曲は私として非常に気に入っています。
バックグランド・ミュージックとして流れるとしっとりと聴くことができます。
雨をテーマにした曲は情緒たっぷりなせいか名曲も多いと思います。
私が雨の曲で一番すきなものは、セルジオメンデスとブラジル66のコンスタント・レインでしょうか。
ハワイアンのJungle rainもコーラスするととても良いハーモニーになります。
あと、我々の世代ではカスケーズの悲しき雨音が有名ですね。メンバーのJhon Gummoeが曲・詞を書いています。
1962年 Rhythm of the rain(悲しき雨音) Jhon Gummoe詞曲 The Cascades歌
1964年 The gentle rain Luiz Bonfa詞曲、Matt Dubey英詞、Astrud Gilberto歌
1966年 The Constant rain Jorge Ben 詞曲、Normaqn Gimbel英詞、Sergio Mendes&brazil66
1978年 Jungle rain David M.Kupele詞曲、David M.Kupele歌、
2004年 Jungle rain Pali歌、LP「in harmony」に収録

ドリス・デイのAgain(アゲイン)は素晴らしい(H23.03.10)

ドリス・デイのAgain(アゲイン)を聴きました。古いレコーデングでしょうが、それは素晴らしい録音です。
とてもスローなテンポでバックコーラスも実にいいです。ドリス・デイを見直しました。
私はドリス・デイといえばケ・セラ・セラ(Que Sera,Sera)くらいしか思い出せないほど、あまり詳しくありませんでしたが、あの当時のアメリカはジャズシンガーが豊富で素晴らしいことを改めて思い知らされます。
(あとから思い出しました。先生のお気に入り(Teacher’s Pet)。映画Teacher’s Petで使用されました。クラークゲーブルとドリス・デイが主演)
(さらに、あとから調べれば調べるほど、当時の素晴らしい曲を数多く歌っていたことが分かります)
Againは最初、映画の挿入歌としてつくられたそうです。その後、スタンダードジャズの代名詞といってもよいほどに有名なナンバーになりました。
1948年 Again Dorcas Cochan 詞、Lionel Newman 曲、Ida Lupino 歌 映画「Road House」の挿入歌 主演女優・監督もIda Lupino
1949年 Again Doris Day 歌
1956年 Whatever will be,will be(Que Sera,Sera) Ray Evans 詞、Jay Livingston 曲、 Doris Day 歌 映画「知りすぎていた男」の挿入歌  同年アカデミー賞歌曲賞
1956年 Teacher’s Pet                   Joe Lubin詞曲、Doris Day歌 1958年発表の映画「Teacher’s Pet」の主題歌 

Baby It’s Youというビートルズがカバーした名曲(H23.02.19)

ビートルズのカバーした曲で大好きな曲があります。それはBaby it’s youという曲。バートバカラックが作ったことは後で知りました。
とにかく、しゃれたバックコーラスが入る比較的歌いやすい曲です。
初めは、ビートルズが作曲したと思っておりましたが、原曲はシュレルズ(Shirelles)という女性ヴォーカル・グループの曲。
そこで、この原曲のシュレルズを聴くと、これまたかなりいい感じの、ビートルズと甲乙つけがたいほど好きになりました。
後に、Smithというグループやカーペンターズもカバーしております。
1961年 Baby it’s you Burt Bacharach Luther Dixon作曲、Mark David作詞、Shirelles歌
1963年 Baby it’s you        Beatles 歌 LP「Please please me」に収録
1969年 Baby it’s you      Smith 歌
1970年 Baby it’s you        Carpenters 歌 LP「Close to you」に収録

有名な歌手のバックバンドには実力者が多い(H22.07.18)

先日、大変懐かしい、クリフリチャード(Cliff Richard)のサマーホリデーを聴きました。私の高校生時代、流行っていたポップスの代表的な男性ボーカル。
クリフリチャードといえば、すぐ思い出すのが、バックバンドのシャドウズ(The Shadows)です。当時、エレキバンドとしても、ベンチャーズとともに活躍しました。
エレキバンドの演奏曲として有名な、アパッチ(Apache)を最初にレコーディングしたのはシャドウズでした。
一般的に、有名な歌手のバックバンドには実力者が多い、といわれております。
エルビス・プレスリーのバックバンドも相当うまかったそうです。(当時のことは、あまり詳しく知りませんが)
ハワイのドン・ホーのバックバンドのジ・アリース(The Aliis)は非常に凝ったコーラスをやっておりました。Quiet Villageなどが有名でしょうか。
日本では、岡林信康のバックバンドであった、はっぴいえんどが有名ですね。後に活躍する、そうそうたるメンバーがそろっております(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)
1951年 Quiet Village Mel Levin詞、Leslie Baxter曲
1960年 Apache      Jerry Lordan 曲 The Shadows演奏
1963年 Summer Holiday Bruce Welch詞、Brian Bennett曲、Cliff Richard歌、The Shadows伴奏  
1965年 Quiet Village    The Aliis歌 

I Remember Youがカントリー?(H22.05.15)

昨日、ラジオからカントリー風にアレンジされたI Remember Youが流れました。DJによると、フランク・アイフィールドというカントリー歌手とのこと。
本来、この曲は、1941年に作られた有名なスタンダード・ジャズナンバー。多くのジャズ歌手が歌っていますが、フォーフレシュメンのコーラスが有名でしょうか。
少し調べたところ、このフランク・アイフィールドは英国出身のポップ・カントリー歌手。アメリカのスタンダード・ナンバーをポップ・カントリー風に焼き直すという路線が大当たりして、この曲I Remember Youも大ヒットしたそうです。
また、デビュー前のビートルズもドイツのハンブルクのステージで歌っていたそうです。
1941年 I Remember You Johnny Mercer詞、Victor Schertzinger曲
1955年 I Remember You Four Freshmen歌
1962年 I Remember You Frank Ifield歌

フランクシナトラが歌うQuiet nights of quiet stars(コルコバド)(H22.03.30)

昨日、フランクシナトラが歌うQuiet nights of quiet stars(Corcovado)をラジオで聴きました。

この曲はジョアン・ジルベルトやアストラッド・ジルベルトのボーカルが一番有名ですが、さすがフランクシナトラらしく朗々と歌い上げておりました。

曲名はブラジルのリオの郊外で、コパカバーナ海岸近くの岩山の名前(コルコヴァドの丘)からきているそうです。

アントニオ・カルロスジョビンとジョアン・ジルベルトが発表し、大ヒットした後、ジーン・リース(Gene Lees)が英語の詞を付けたとのこと。

1960年 Corcovado(コルコバド) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1967年 Quiet nights of quiet stars(Corcovado) Gene Lees詞、Antonio Carlos Jobim曲 Frank Sinatra歌

On a Slow Boat to China(H21.12.05)

本日、On a Slow Boat to Chinaを聴きました。ディー・ディー・ブリッジウォ―ター(Dee Dee Bridgewater)という女性ヴォーカル。

サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マックレーという3大女性ヴォーカリストがいなくなった今日、女性ジャズヴォーカルの実力者とのこと。(アメリカのテネシー州メンフィス出身。1998年度グラミー賞「ベスト・ジャズヴォーカル・アルバム」を受賞)

私は、このOn a Slow Boat to Chinaという曲を、以前、銀座博品館劇場で、「上海バンスキング」の公演の幕間に吉田日出子さんが歌うのを、生で観ました。
(私は、昔から吉田日出子さんのファンで、六本木にある自由劇場で、この「上海バンスキング」は既に観ておりました。確かに面白かったですが、後に、あんなにヒットするとは、予想できませんでした)

On a Slow Boat to Chinaは、1948年にレコード会社の大競作となり、ケイ・カイザー楽団とベニー・グッドマン楽団のレコードがミリオンセラーとなったそうです。

1948年 On a Slow Boat to China Words and Music Frank Loesser Kay Kyser and his Orchestra、
                                         Benny Goodman and his Orchestra
1986年 On a Slow Boat to China 吉田日出子 LP「ドタ靴はいた青空ブギー」に収録
1997年 On a Slow Boat to China Dee Dee Bridgewater LP「Dear Ella」に収録


ジャズ歌手 ジュリーロンドン(H21.09.09)

先日、ラジオでジュリーロンドンが歌う夏の日の恋(The theme from a Summer Place)を聴きました。

この曲は、1959年のアメリカ青春映画「避暑地の出来事」の挿入曲として、パーシーフェース・オーケストラの演奏が非常に有名ですが、久しぶりにジュリーロンドンの歌声が聴けて、とても懐かしい気分になりました。


私の年代では、ジュリーロンドンのヒット曲としては、この世の果てまで(The end of the wolrd)、が一番印象に残っています。
(当時、夏の日の恋を歌うジュリーロンドンは知りませんでした)

しかしこの、夏の日の恋は、この世の果てまでのヒットから数年を経て、ジャズ歌手としての経歴を重ね、非常に深みのある歌い方に変化しており、一層素晴らしく聴きました。

1963年 The end of the wolrd          詞Sylvia Dee   曲Arthur Kent 歌Julie London
1965年 The theme from a Summer Place  詞Mack Discant 曲MaxSteiner 歌Julie London


ポール・マッカートニーのコピー?(H21.08.28)

昨日、ラジオでギルバート・オサリバンが歌うアローン・アゲインを聴きました。1972年に全世界で大ヒットした曲。

Gilbert O'Sullivanはアイルランド生まれ、英国で育つた、歌手・シンガーソングライター。

当時、初めてこの曲を聴いた時、ポール・マッカートニーが歌っているものとばかり思っていました。

曲想といい、歌い方といい、まったくソックリです。このため、私は、あまりよい気分にはなれませんでした。

私の頭の中では、ギルバート・オサリバンはポールのコピーとしか認められませんでした。

但し、完成度は非常に高く、品質のよい曲であることは間違いありません。このため、全世界で大ヒットしたのだと思います。

1972年 Alone Again-Naturally 詞、曲、歌 Gilbert O'Sullivan


エラフィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)のNight and Dayを聴きました(H21.05.31)

車の運転中、ラジオから小気味よいNight and Dayが聞えて来ました。若々しい女性の力強いボーカルです。やけに上手いなと思っていたら、なんとエラフィッツジェラルドの歌声でありました。

テンポのある、メリハリのある、明るい歌い方。現役バリバリの当時のレコーディングだと思われます。
思わず唸ってしまいました。素晴らしいジャズボーカル!

このNight and Dayはクレストフォーシンガーズのコーラスのレパートリーでもあります。

1942年 Night and Day Cole Porter詞、曲、Frank Sinatra歌
1953年 Night and Day Ella Fitzgerald歌


若手女性ボーカル、ハイジ・ハッピー(Heidi Happy)はジャジー?(H21.05.24)

先日、ラジオから、なんとも素朴なジャズっぽい女性ボーカルが聞えてきました。

あとで確認したら、ハイジ・ハッピー(Heidi Happy)という、スイス生まれのシンガーソングライターとのことでした。
曲名は、Just Let It Be。2007年のデビュー・アルバムに収められている1曲。

あきれるくらい素朴な、ほのぼのとした、ゆっくりとした曲です。ときどき入るバックコーラスなど、少しジャズの香のする曲でした。

2007年 Just Let It Be Heidi Happy詞、曲、歌 デビューアルバム「Back Together」に収録


泣きのコニーフランシス(H21.05.02)

コニーフランシスといえば、1960年代初期アメリカン・ポップスの代表的女性ボーカルで、当時から特別な実力の持ち主であり、世界中で大ヒットしました。
もちろん、歌唱力抜群であったことなどが主な理由ですが、彼女の歌声が、時に、すすり泣くような、憂いを含んだ歌声にあると、思い当たりました。

少し考えてみますと、他にも、憂いを含んだことで、大ヒットした例は、いくつか、思い当たります。

泣きのギターと言えば、ギターの神様、エリック・クラプトンがビートルズのジョージ・ハリソンのために、レコーディングを引き受け、While My Guitar Gently Weepsで間奏を弾いております。

日本では、歌謡曲の島倉千代子さんでしょうか。もっとも、島倉さんは、東京だよおっ母さんでは、本当に、泣きながら歌っておりました。

1957年 東京だよおっ母さん 野村俊夫 詞、船村徹 曲、島倉千代子 唄
1963年 Follow the Boys(渚のデート) Ted Murray詞、Benny Davis曲、Connie Francis歌 
1968年 While My Guitar Gently Weeps George Harrison 歌、詞、曲。 The Beatles 「White album」に収録。
                         Eric Claptonがリードギターで参加。 


セルジオメンデスの後継者?(H21.04.14)

昨日、ラジオでソ・ダンソ・サンバを聴きました。アントニオ・カルロスジョビンの曲として有名なボサノバ。

小気味よいリズムで、軽快に女性ボーカルが歌っています。そして、セルジオメンデスとブラジル66を思い起こします。

あとで調べたら、リオ・デジャネイロ出身のボサノバ歌手。名前は、キャロル・サボヤ(Carol Saboya)。
父はブラジルで有名なボサノバのピアニストであり音楽プロデューサー。

17才のとき、セルジオ・メンデスのアルバムにコーラスで参加していました。
セルジオ・メンデスとブラジル66を思い出させてくれるはずです。

そして、このときの、セルジオ・メンデスのアルバム「Brasileiro」はグラミー賞を受賞していました。

歌唱力は、ブラジル66に比べると、少し迫力に欠けると思いますが、雰囲気はしっかりと、受け継がれていると感じました。

1967年  So Danco Samba  Vinicius de Morars詞、Antonio Carlos Jobim曲、Sergio Mendes & Brasil '66 歌
2004年  So Danco Samba  Carol Saboya歌 CD「Nova Bossa」に収録

若き日のジョアン・ジルベルト(H20.11.06)

本日、ボサノバソングの最初といわれている、想いあふれて(Chega de Saudade)を聴きました。若き日のジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)が歌っています。

この曲は、あまり聴いていなかったので、とてもめずらしく聴きました。
確かに、ボサノバの原点といわれるだけあって、その後のボサノバのすべての要素が詰まった、かなりいい曲でありました。

私は、いうまでもなく、彼のボサノバのボーカルとボサノバのギターが、なによりも好きであります。

そういえば、ジョアン・ジルベルトの来日公演(11月1日~3日)が延期になりました。彼の体調不良とのことですが、かなり高齢でもあり心配でもあります。

1958年 Chega de Saudade(想いあふれて) Vinicius de Morares詞、Antonio Carlos Jobim曲、Joao Gilberto歌 


Fascination(魅惑のワルツ)を聴きました(H20.08.30)

先日、久しぶりに、Fascination(魅惑のワルツ)をラジオで聴きました。私が好きな洋楽は数え切れませんが、その中でも、この曲はかなり上位にくる曲です。

この曲は、なんといっても、ストリングスで聴くのが一番です。なんとなく品があって、ゆったりと、豊かな気分にさせてくれる曲です。

1957年にゲーリー・クーパーとオードリー・ヘップバーンが主演した、映画「昼下がりの情事」に使われ、有名になりましたが、曲はずっと昔からある曲とのことです。(1932年に英語の詩が付けられた)。

オーケストラでの演奏は、数多く録音されています。有名なところでは、パーシー・フェース オーケストラやヘンリー・マンシーニ オーケストラでしょうか。
当時、一番売れたのは、アンリ・ルネ楽団(Henri Rene Orchestra)の演奏であったそうです。

近年では、小野リサさんがカバーして、テレビCMにもなっておりました。

1932年 Fascination Dick Manning詞、F.D.Marchetti編曲
1957年 Fascination Jane Morgan 歌
1957年 Fascination Henri Rene Orchestra演奏
2006年 Fascination 小野リサ歌、CDアルバム「Jambalaya-Bossa Americana」に収録
   

ヒットメーカー阿久悠の真骨頂は、売れなくなった歌手の再生(H20.08.02)

昨日、阿久悠さんの一周忌に、日本テレビ開局55年記念番組「ヒットメーカー阿久悠物語」を観ました。
日本の音楽業界の裏側も描いた面白いドラマでした。

特に、山口百恵さんとの確執は、私は、全く知りませんでしたので、大変興味深かったです。
(オーディション番組「スター誕生」での、審査委員長であった阿久悠さんが、山口百恵さんを、それほど評価しなかったことがキッカケで、その後も百恵さんの曲を1曲も書いていない)

山口百恵さんの早すぎる引退にも、少し影響を与えた事件だったのでしょうか。

何故、プレイバックパート2ができたのか。作詞した阿木耀子さんが少し好きになりました。

もっとも、阿久悠さんは、売れていない歌手を再生させることに真骨頂があり、百恵さんにはその必要がなかったことが、本当の理由なのかも知れません。

1978年 プレイバックパート2 阿木耀子 作詞、宇崎竜童 作曲 山口百恵 歌


1950年代白人女性ジャズヴォーカリスト アニタ・オディ(H20.05.30)

昨日、ラジオでアニタ・オディ(Anita O'Day)のBeautiful Loveを聴きました。
これぞジャズといった、昔ながらの本格的なジャズでありました。やはり、アメリカのジャズは1950年代が一番いいです。
ヴォーカルは勿論のこと、間奏のギターもリズミカルで素晴らしいです。

この曲は、ピアノのビル・エバンスのレパートリーとして有名とのこと。

1931年発表 Beautiful Love Haven Gillespie詞、Waynie King Egbert Van Alstyne Victor Young曲、Hap Hadle歌
1955年録音 Beautiful Love Anita O'Day歌、アルバム「This is Anita」に収録


現役、男性ジャズヴォーカリスト ハリー・コック・Jr(H20.04.05)

先日、ラジオからラストダンスは私とが男性ヴォーカルで流れてきました。ラジオの解説によると、現役の若手ジャズシンガーではめずらしく40年代・50年代のスタンダードジャズを歌うアメリカのシンガーとのことでした。

私も現役のジャズシンガーで思い浮かぶのは、マイケル・ブーブレくらいですので、しっかり聴いてみました。
この曲は、越路吹雪さんくらいしか、きいたことはありませんでしたので、今日の男性ヴォーカルはとてもよかったです。(私は越路さんは少し苦手)

少し調べたら、ハリー・コックJrという、1967年アメリカ生まれの、歌手・ピアニスト・俳優とのこと。古いジャズのほかファンクやロックもこなすそうです。そしてかなりの二枚目。日本のCMにも出ているそうです。

2004年 Save the Last Dance For Me(ラストダンスは私と) Harry Connick,Jr歌 Album「Only You」に収録。他にOnlyYouやMoreも収められている。

感想 平成16-19年

2014-05-16 17:35:17 | 日記
曲も演奏もコーラスも最高。ヘンリーマンシーニの酒とバラの日々(H19.12.22)

かなり以前になりますが、山下達郎さんのDJ番組で、彼が好きな曲ということで、酒とバラの日々を選んで、ラジオから流れてきました。

あまりじっくり聴き入ったことはありませんでしたが、少し注意深く聴くと、確かに、素晴らしい構成です。

ヘンリーマンシーニのオリジナル版で、同名の映画の主題歌。その年のアカデミー歌曲賞もとっています。

最初は、あの有名なメロディーが、オーケストラで演奏され、2コーラス目からコーラスになりますが、ここのところが最高に素晴らしいです。

たしか、山下達郎さんも、レコーディングの出来では、今まで聴いたベスト3に入ると思う、と解説しておりました。

私も、曲も演奏もコーラスも最高峰の作品だと改めて思いました。

ちなみに、アカデミー賞では、その前年も、映画「ティファニーで朝食を」の主題歌、ムーンリバーでヘンリーマンシーニがアカデミー歌曲賞をとっています。

1961年 Moon River(ムーンリバー) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏
1962年 The Days of Wine and Roses(酒とバラの日々) Johnny Mercer詞、Henry Mancini曲、Henry Mancini Orchestra演奏


やっと曲名がわかりました。(I love how you love me)(The Paris Sisters)(H19.11.15)

本日ラジオから、昔から曲名の分らなかった曲が流れました。

曲は聞き覚えがあるのに、歌手名や、曲名が分らないということは、稀にあるものですが、逆にいうと、本気で調べるほどは気に入っていない曲、ということにもなります。

ただ、大昔(高校生の頃)から、いつになっても解決しないため、少し気になっていた曲です。
本日の番組のパーソナリティーの説明を食い入るように、聞き耳をたてて、聞きました。

曲名は、I love how you love meということでした。みんな1度や2度は必ず耳にしたことのある曲です。

歌ったのは、パリス・シスターズという3姉妹のボーカルグループ。私が知らなかっただけで、有名なグループであり、有名な曲だと思います。

ものすごくスローな、美しいメロディーのポップス。

調べたら、アン・ルイスさんがカバーしておりました。邦名「忘れたいのに」とのことです。

なお、作曲のバリーマン(Barry Mann)は、イーディーゴーメが歌ったボサノバ曲、恋はボサノバの作曲者でもあります。

1961年 I love how you love me Larry Kolber詞、Barry Mann曲、Phil Spectorプロデュース The Paris Sisters歌
1982年 忘れたいのに 歌 アン・ルイス 


売れる歌手は、はじめから解る?(コリーヌ・ベイリー・レイ)(H19.10.18)

先日、運転中、ラジオから女性ボーカルのポップスが聞えてきました。

少しスローな歌い方で、とても雰囲気があり、バックのコーラスとのバランスもとてもよい、気になる、いい歌でした。

なんの前触れも、予備知識もない状態で聴いた歌が、気に入って、記憶に残るということは、売れる可能性が大きい曲であろうと思います。

少し調べたら、昨年の英国期待の新人ポップス歌手、コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae)ということでした。

昨年からすでに、大いにヒットしている歌手とのこと。

曲名はPut Your Records Onという曲。なんと、今年のグラミー賞ノミネート曲だったそうです。どうりで、少し聞きかじっただけで気になるはずです。

彼女は、カリブ海のセントクリストファー・ネイビスという国出身の父と英国人の母を持つ1979年生まれ、英国リーズ出身とのことです。

2006年3月 Put Your Records On Corinne Bailey Rae(コリーヌ・ベイリー・レイ)歌


ディス・イズ・ボサノヴァ(This is Bossa Nova)(H19.08.12)

先日、ボサノバの歴史を綴った音楽ドキュメンタリー映画「ディス・イズ・ボサノヴァ」を観てきました。
(1950年代の終りのブラジル、リオデジャネイロの風景そしてイパネマ海岸が、豊富に出てきます)

映画の内容としては、ボサノヴァを創った2人、ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンの創生期の詳細と、その後のボサノヴァ第二世代以降の活躍を当時のフィルムと、現在存命しているボサノヴァ・ミュージシャン達の回想コメントなど、ドキュメンタリー形式で構成されています。

映画の出来自体が非常によくできていると言えるかどうかは、私には分かりませんが、私の大好きな、ボサノヴァの巨匠の少年期からの詳細が解説され、さらに当時の2人の共演による名曲が映画の中で、何曲も流れ、私としては、大満足でした。

特に、ディサフィナード、ハウ・インセンシティブ、ワンノートサンバ、コルコバドが流れる場面では、胸が熱くなるほどでありました。

私個人としては、アントニオ・カルロス・ジョビンよりもジョアン・ジルベルトのほうが好きではありますが、ボサノヴァを世に送り出した功績は全く互角、いや、全世界に広めた功績を考えると、アントニオ・カルロス・ジョビンの方がより功績があったと云われております。
(ジョアン・ジルベルトのギターとヴォーカルは、あとにも先にも、彼を超える、ボサノヴァを演奏できる者は、全く居ないと思います)

1958年11月 Desafinado(ディサフィナード) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1961年08月 Insensatez(How Insensitive ) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年04月 Samba de Uma Nota So(One Note Samba) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim
1960年03月 Corcovado(コルコバド) Joao Gilberto & Antonio Carlos Jobim

A Summer Place(夏の日の恋)(H19.08.04)

先日、ラジオで夏の日の恋(A Summer Place)が流れました。
夏になる直前にこの曲を聴くと、これから私の好きな夏が始まるのだという、少し心がうきうきする気分になったものでした。

1959年の映画「避暑地の出来事」の主題歌で、パーシーフェース・オーケストラの代表的な曲となっています。
トロイドナヒューやサンドラ・ディーらが主演する映画とのことですが、映画のことは、あまり覚えておりません。多分、その当時は観なかったのでしょう。

しかし、この曲は、だれもが知っている、映画より主題歌のほうが有名になった曲の一つだと思います。
その後、歌詞が付けられ、レターメンが歌っています。

1959年 Theme From "A Summer Place"(夏の日の恋) Max Steiner曲 The Percy Faith Orchestra
1965年 Mack Discant詞 Lettermen歌

フレッド・アステアが歌うチーク・トゥ・チーク(Cheek to Cheek)(H19.07.21)

本日、車を運転中に、ラジオから、とても古い曲、Cheek to cheekが流れました。
やはり、フレッド・アステアが歌ったオリジナルでした。

私は、実を云うと、フレッド・アステアやジーン・ケリーなどのミュージカルスター(特に男性スター)はあまり好きではありません。
(どう上手く踊っていても、私には魅力的に見えないのです)

ただ、やはり、当時一世を風靡したミュージカル曲であり、歌い方は上手いとは言えませんが、雰囲気はある曲ではありました。

フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演した映画「Top Hat」のために作られた曲。

クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります。

1935年 Cheek to Cheek Irving Berlin作詩・作曲 Fred Astaire歌

最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルRoberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)(H19.01.11)

先日ラジオから、女性ボーカルのムーディーなジャズが聞こえてきました。なんともいえない、落ち着いた歌い方に、こんな上手いジャズ・ボーカルがいたかと驚かされました。

あとで調べたら、つい2年ほど前に、世界デビューしたばかりの(実際にはキャリア約20年)、ロバータ・ガンバリーニという有望女性ジャズ・シンガーとのことでした。

歌っていた曲は、スタンダードナンバーのLush Life(ラッシュ・ライフ)。失恋して「酒びたりの生活」という意味だそうです。

このラッシュ・ライフを作詩・作曲したBilly Strayhornは、ディユーク・エリントンの片腕といわれたピアニストとのことです。

ジャズ・ピアノの伴奏は、有名なハンク・ジョーンズでした。

なんともいえない、ゆったりとした歌の余裕が生まれているのは、バックのジャズ・ピアノの伴奏との兼ね合いだということも、あとで納得できました。最近、稀な、本格派女性ジャズ・ボーカルです。

1949年発表 Lush Life Words&Music Billy Strayhorn
2006年12月発表 Lush Life Roberta Gambarini (ロバータ・ガンバリーニ)歌、Hank Jones(ハンク・ジョーンズ)ピアノ 
           CD「Lush Life」に収録


最近のジャズヒット曲I'm All Right(悲しみにさよなら)(H18.10.22)

先日、ラジオを聴いていたら、軽快な、ジャズともカントリー&ウエスタンとも聞こえる、女性ボーカルが聞こえてきました。とてもベーシックな音楽で、時々入る、ギターの伴奏も、簡素ですが、小気味のよい、しゃれたアドリブです。

マデリン・ペルーというジョージア州出身の30代前半の女性ジャズシンガーだそうです。

最近のヒット・チャートに登場している、とても懐かしい感じがする、軽快なジャズ風な曲。もちろん、私は気に入りました。

(どうして、自分があのようなギターの間奏ができないのか不思議でもありますが、やはりジャズギターの技術や知識は奥が深いのでしょう)

2006年9月 I'm All Right(悲しみにさよなら) 歌Madeleine Peyroux( マデリン・ペルー)
 
夏にはボサノバがよく似合う(H18.07.11)

本日、ラジオからボサノバの歌が聞こえてきました。
あまり上手いヴォーカルとは思いませんが、雰囲気はいいです。暑い夏にはよく似合います。

あとで調べたら、マイケル・フランクス(Michael Franks)という米国男性ボーカル、60才。

アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたAntonio's Song(アントニオの唄)とのことでした。そのころとても流行った曲とのこと。
そういえば確かに、この曲自体は、聞き覚えのある曲でしたが、だれが歌ったかは、知りませんでした。

先週まで東京のブルーノート東京でライブをしていたそうです。
また、以前、東京・赤坂の日枝神社で挙式するなど、親日家だそうです。

1977年 Antonio's Song(The Rainbow) 作詩・作曲及び歌 Michael Franks  LP「Sleeping Gypsy」に収録
 

日本のハワイアン赤いレイ(H18.06.09)

日本のハワイアンの草分け大橋節夫さんが亡くなったとのことです。

私がいつのまにかハワイアンのファンになっていたのは、間接的には大橋節夫さんの影響があったからといっても過言ではありません。

私が、大橋節夫とハニーアイランダースのステージを見たのは、高校生の頃のたった一回ですが、日本のハワイアンの曲が載っている本には、必ず大橋節夫さんの名前が記載されておりました。
そういったハワイアンの本を通して、大橋節夫さんには、多大な影響を受けていたことになります。

特に、赤いレイは、ウクレレを練習する時、最初に習う曲でもあり、懐かしくもある曲です。

大橋節夫さんの曲は、あれはハワイアンではなく、日本の歌謡曲だと、批評するむきもありますが、ある時期、あれはまぎれもなく日本が生んだ本物のハワイアンでありました。

1941年 赤いレイ 作詩・作曲 大橋節夫  1946年笈田敏夫とスターダスターズ結成,、1948年大橋節夫とハニーアイランダースと改名

ジャズ最盛期の白人女性ヴォーカル(H18.04.16)

昨日、ラジオから本格的な女性ジャズ・ヴォーカルが聞こえてきました。ゆったりとした歌い方のハスキーヴォイスに思わず聴き入ってしまいました。

あとで調べたら、やはり、ジャズの本場のヴォーカリストであることが分りました。

クリス・コナー(Chris Connor)という白人女性ヴォーカリスト。曲名はAll This and Heaven Too。甘いラブソングとのこと。
1955年4月ニューヨークでの録音。間奏にフルートのハービーマンが参加しています。

私が小学生の低学年のころです。当然のことながら、当時は全く知りませんでしたが、本場アメリカでは、ジャズが最盛期でかつ完成期にあった頃と思われます。

1955年 All This and Heaven Too Ed Delange作詩、Jimmy Van Heusen作曲 Chris Connor歌
      LP「This is Chris」に収録。このLPにはIt's all right with meも収録されている。

アストラッド・ジルベルトが歌うIt might as well be spring(春の如く)(H18.04.05)

先日、どこからともなく、聴きなれた、あの、春の如く(It might as well be spring)が聞こえてきました。そして、その歌声は、どうも、あのイパネマの娘を歌うアストラット・ジルベルトに似ています。さらに、スタンゲッツらしきサックスも聞こえています。
どういうことかと、少し調べたら、やはり、2人のコンビによる録音のCDがありました。

この、It might as well be spring(春の如く)は、非常に多くのジャズ・ミュージシャンが歌い、または演奏しておりますが、アストラッド・ジルベルトも歌っているとは知りませんでした。

聴いた印象は、イパネマの娘を歌うアストラッド・ジルベルトと全く同じです。スタンゲッツの間奏もまた同じです。
いうまでもなく、私は、大変気に入りました。アストラッド・ジルベルトのファンであれば、きっと、とっくの昔から知っていたのでしょうが。

私は、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんのレパートリーとして、聴きなれており、好きな曲ですが、アストラッド・ジルベルトのささやくような春の如くもまたよいです。

1945年発表 It might as well be spring(春の如く) 作詩Oscar Hammerstein、作曲Richard Rodgers 
1964年ライブ録音 It might as well be spring 歌Astrud Gilberto with Stan Gets  


日本人ラテンの有望株?RICO(H18.01.25)

先日、ラジオでなんとも軽快な軽音楽が聞こえてきました。
日本人アーティストでありますが、小気味よい、軽いリズムで、私のかなり好きな傾向の曲です。

ラジオの司会者と、このバンドのメンバーが話しをしていた内容によりますと、主にラテンが好きな者のグループのようでした。

グループ名はRICO。
私は、ラテン系の音楽にはそれほど詳しくありませんので、最近どういった曲が流行っているのかは知りませんが、このRICOというグループの音楽は、なかなか良いと思いました。きっと将来性もあると思います。

聴いた曲名はbitter sweet rumba。
数年前に少し流行ったParis Matchというグループの音楽に、感じが似ております。

RICOは、男性5人女性1人のラテンを中心としたジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルをカバーするグループ。
2005年 bitter sweet rumba RICO 2005.08.24発売CD「ClassicoE.P.」に収録


フランクシナトラのThe Christmas Song(H17.12.24)

本日、クリスマスイブに、車を運転中、クリスマスソングを沢山聴きましたが、一番印象深かったのは、フランクシナトラの歌うThe Christmas Songでしょうか。

若い時期の録音なのか、非常に丁寧な歌い方で、まるでアンディー・ウイリアムスが歌っているのかと思ったほどでした。

(そう言えば、フランクシナトラの若い時期の歌は、後期の人気絶頂の頃に比べると、全く別人が歌っているように聞こえることが多いです)

そして、このThe Christmas Songは、あのメルトーメが作った曲で、もちろんメルトーメ自身でも歌っておりますが、一番有名なのは、ナットキングコール(Nat King Cole)が歌ったものでしょうか

1957年 The Christmas Song Mel Torme作詩、Robert Wells作曲、Frank Sinatra歌 A Jolly Christmas from Frank Sinatraに収録 



ブラジル音楽は、現在、ジャズをも凌ぐ(H17.11.03)

先日、ラジオから軽快なサンバのリズムが聞こえてきました。さらに聞き耳をたてると、原語で歌うボサノヴァの名曲ウェイブ(Wave)でした。
通常、ボサノヴァは、ささやくような声で歌うことが多いのですが、小気味よい、力強い、女性ヴォーカルです。

さすがにサンバの国のヴォーカルはレベルが高いなと感心し、後で調べたらエリス・レジーナ(Elis Regina)とのことでした。
うまいはずです、ブラジルを代表する女性ヴォーカルとのこと。残念なことに、若くして亡くなっておりました。

特に、Elis Reginaがハーモニカの巨匠ツゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)とレコーディングしたLP「Aquarela Do Brasil」は有名とのことです。

そして、このWaveはクレストフォーシンガーズのステージの変わり目(最初と最後に)必ず演奏される曲でもあります。

1969年録音 Wave  作詩・作曲 Antonio Carlos Jobim 歌 Elis Regina with Toots Thielemans

韓流ドラマ恐るべし(H17.09.19)

先週で終了した韓国ドラマ「悲しき恋歌」を毎週ビデオに撮って観ておりましたが、その挿入歌にL-O-V-Eがあります。

ナットキングコールなど数多くのシンガーが歌っているあの有名な曲ですが、私は、この曲はあまり好きではありませんでした。
(クレストフォーシンガーズのレパートリーでもあります)
特に理由はないのですが、私にとって、逆に気に入る要素のない曲であったわけです。

ところが、知らず知らずに、この韓流ドラマに引き込まれ、気づいたら、このL-O-V-Eという曲に対して、今までにないイメージとでもいうべきものが出来あがっており、今ではどちらかというと好きな曲になってしまいました。
音楽というものが、単に、メロディーと詞と唄い方だけで人間の心に残るのではないということを、再認識させられました。

私は、「悲しき恋歌」の主役のクオン・サンウやキム・ヒソンなどの特別なファンではありませんし、そして、このドラマが日本に無いような素晴らしい作品とまでは思いませんが、なんとなく、ストーリーを追って見続けてしまい、気づいたら、韓流ファンの一員となってしまっている自分に驚いております。

このL-O-V-Eは、現在、リチャード・ギアが出ているテレビCMのバックにも流れております(何のコマーシャルかは思い出せません)
また、昨年ヒットした日本映画「Swing Girls」のエンディングロールにも流れたそうです。

1964年 L-O-V-E Milt Gabler作詩、Bert Kaempfert作曲 歌Nat King Cole

南佳孝のモンローウォーク(H17.07.31)

先日、ラジオで、南佳孝が歌うモンローウォークを久しぶりに聴きました。昔から、彼の歌やメロディーは気に入っておりましたが、今聴いても、いいですね。
日本人では、数少ない、洋楽センスを持ったプロのミュージシャンだと思います。

そして、今、気がついたのですが、このモンローウォークは、曲のテーマがイパネマの娘と同じだということ。
真夏の海辺に現れた、いい女について、男性陣があれこれ、想いを巡らすことがテーマとなっております。

1979年発表 モンローウォーク 作詩 来生えつこ、 作曲 南佳孝 、 歌 南佳孝
         セクシーユーとリメイク 歌 郷ひろみ 
 
ローリング・ストーンズのAngie(悲しみのアンジー) (H17.06.19)

昨日、ラジオからローリング・ストーンズの悲しみのアンジー(Angie)が聞こえてきました。

当時、私は、ビートルズは好きでしたが、ローリング・ストーンズは、何か退廃的な感じが強くて、あまり好きにはなれませんでした。

そんな私の、数少ないストーンズの好きな曲が悲しみのアンジーです。落ち着いた静かなロックバラード。

ミックジャガーは、当時、女性遍歴が激しく、そんな中、デヴィットボウイの奥さんのマリー・アンジェラ・バーネットに横恋慕して作った曲だそうです。

ミックが「アンジー」と何回も呼びかける所が、私には、どうしても「エンジェル」に聞こえてしまいます。

1972年発表 Angie(悲しみのアンジー) Rolling Stonesのアルバム「Goat's Head Soup」の中に収録

Are you lonesome tonight?に似た曲君しのぶ宵(H17.03.28)

先日、ラジオで聴いた歌はエルビス・プレスリーのAre you lonesome tonight?にとてもよく似ている曲でした。曲の雰囲気や、メロディー全体の構成がとても似ています。しかし、まねしているので嫌だという感じは不思議としません。とても、ゆったりとした歌い方での女性ヴォーカルでした。

少し調べたら、やはり、大いに関係のある曲であることが判明しました。
曲名は君しのぶ宵(Oh, how I miss you tonight)という曲。歌手はJeanne Blackとのことでした。

Are you lonesome tonight?には、エルビスの人気も手伝って、当時この曲に対する返事の曲、いわゆるアンサーソングが沢山できたのは知っておりましたが、これらは、まったく同じメロディーに詩を変えるものでした。(多分にパロディー的なものです)

Jeanne Blackの歌うOh,how I miss you tonightはもちろんエルビスのAre you lonesome tonight?を意識した返答歌です。しかし、このOh,how I miss you tonightという曲は、雰囲気は似ていても、別の曲です。

この2曲の歴史を調べると、実はもっと昔からの間柄の曲でありました。
さらに驚いたことに、本当の歴史はOh,how I miss you tonightのほうが先にできた曲とのことです。

フランクシナトラはこの2曲ともレコーディングしていたそうです。(ただし、曲の合間の語りは無いそうです)

1925年 Oh,how I miss you tonight Benny Davis作詞、Joe Burke、 Mark Fisher作曲
1926年 Are you lonesome tonight?  Roy Turk 作詞、Lou Handman作曲
1960年11月発表 Are you lonesome tonight?   歌 Elvis Presley
1960年12月発表 Oh, how I miss you tonight(君しのぶ宵) 歌 Jeanne Black
 
Maxine Sullivanが歌うBlue Skies(H17.01.21)

最近、ヒューレット・パッカード社のテレビCMで、時々流れるジャズにブルー・スカイズがあります。
かなり古い録音の女性ヴォーカルのバラードなのですが、実に素晴らしいです。
まさに、これぞジャズヴォーカルといったところです。

現在、このように、とても軽くうたっていて、かつ、味のある、歌い方のできるジャズ歌手は、
まず見当たりません。しかし、私は、この歌手がだれだか分りませんでした。

そこで、少し調べたところ、Maxine Sullivanという黒人の女性ヴォーカルであることが分りました。

1937年デビューとのことで、私は全く知りませんでした。Maxine Sullivan(1911-1987)

ただし、古くからあるジャズの名曲はほとんど歌っていたと思われるので、
私も、歌声は、聴いていたに違いありません。
A Hundred Years From Todayも歌っているそうです。

1938年 Blue Skies  Irving Bealin作詞・作曲(1923年発表) Maxine Sullivan歌
      「Maxine Sullivan 1937-1938」というアルバムに収録。

音楽とは関係ありませんが、本日、このHP社のCMが流れたTBSのテレビ番組「R30」という番組は
なかなか内容の濃い、今時めずらしいよい番組だと思います。

ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental Reasons(H16.12.01)

本日ラジオで、ロッドスチュアートが歌うFor Sentimental ReasonsとEmbraceable Youを聴きました。
たしか、ロック歌手だと思っていたので、こうしたジャズを問題なく唄っていることに、少し驚きました。

もっとも、英国人が英語の曲を歌うのですから、
日本人がジャズを歌うことの難しさ程では、無いのかもしれません。

調べたら、ロッドスチュアートが、ジャズのCDを、出しておりました。
2004年10月16日発売 Great American Songbook Vol.3 Rod Stewart(ロッドスチュワート)
他に、ブルームーンやスターダストなども収録

なお、For Sentimental Reasonsはクレストフォーシンガーズのかあいかづみさんがうたっています。
また、Embraceable Youは、同じく、クレストフォーシンガーズの内田典宏さんのレパートリーです。

1944年 Embraceable You       Ira Gershwin作詞、George Gershwin作曲 Nat King Cole
1946年 For Sentimental Reasons Deek Watson作詞、William Best作曲、Frank Sinatra
      別名(I love You For Sentimental Reasons) 

何気なく聴くフレンチ・ポップス(H16.11.23)

本日ラジオから、めづらしく、フレンチ・ポップスが聞こえて来ました。
かなり、いい感じの出来映え。

ラジオを聞き進めてゆくと、どうやら有名モデルの川原亜矢子さんが歌っているとのことでした。
曲はさよならをおしえて(Comment te dire adieu)。

少し調べたら、川原亜矢子の初アルバム。フレンチ・ポップスの名曲やクラシックの小品を、
フレンチ・ボサ・テイストのアコースティックなサウンドでカヴァーしているとのこと。

時には、フレンチ・ポップスも何気なく聴くと、いいものです。

たしか、岩崎宏美さんの妹、岩崎よしみさんもフレンチ・ポップスを歌っていて、
なかなかいける、と思った記憶があります。

2004年5月21日 発売 川原亜矢子ファースト・アルバム「So Nice」 
              さよならをおしえて、男と女、ソーナイスなどを収録

1966年 Comment te dire adieu(さよならをおしえて)Francoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)

想い出のサンフランシスコ(I Left My Heart In San Francisco)(H16.11.22)

昨日、CNNテレビを観たところ、ニュースショーにトニーベネット(Tony Bennett)が
ゲスト出演していました。

昔、フランクシナトラのショーに出たとき、フランクシナトラから、最もうまい歌手と紹介されたことが
大変嬉しかったと、思い出話をしていました。

1950年レコードデビューして以来、現在まで現役の大物歌手。

代表作は、Just in time、Because of youなど多数ありますが、
私の記憶では、やはり、想い出のサンフランシスコが一番でしょうか。

この曲は1954年に発表され、当初あまりヒットしませんでしたが、
1962年にサンフランシスコのフェアモントホテルにトニーベネットが出演し、好評を博し、
その年にレコーディングして、大ヒット。グラミー賞、最優秀歌手賞を受賞。 

1954年 I Left My Heart In San Francisco Douglas Cross作詞、George Cory作曲、
                             歌Tony Bennett 

Skeeter Davisのこの世の果てまで(The end of the World)(H16.09.21)

本日、朝刊にスキーター・デービス(Skeeter Davis)さんが19日に亡くなったとの記事がありました。
我々、団塊の世代の者には、とても懐かしいアメリカン・ポップスの女性シンガー。
代表作はこの世の果てまで(The end of the world)

当時、コニー・フランシスやブレンダ・リーはほとんどの者が知っていましたが、
スキーター・デービスは少し詳しい人でないと憶えていないかもしれません。
私の記憶では、カントリー・アンド・ウエスタンの曲を多く歌っていた印象があります。

私も、The end of the worldは、どちらかといえば、ジュリー・ロンドンの歌のほうが馴染みがあります。
もちろん、このThe end of the worldのオリジナル曲は、スキーター・デービスです。
その後、おおくの歌手がカバーした曲です。最近では、竹内まりあさんもカバーしています。

1963年 The end of the world(この世の果てまで) Sylvia Dee作詞 Arthur Kent作曲 
                                  歌 Skeeter Davis
1963年 同 歌 Julie London

これぞほっこりといった曲、Spicks and Specks(H16.07.07)

最近、毎日のようにテレビCMで流れている、サントリーウーロン茶のCMソング、気に入ってます。
ウクレレで、軽快に歌う女性ヴォーカル。ハワイアンのようでもあり、そうでもないような曲。

少し調べたら、なんと、中国人アーティストとのこと。
曲名はSpicks and Specks 歌はamin

aminは、上海の音楽家族の次女として生まれ、父親は、中国で著名な作曲家とのこと。
1-2年前から、日本と中国で半々に活躍中とのことでした。

ラジオでは、これぞ「ほっこり」といった曲です、と紹介しておりました。

Spicks and Specks 2004年7月22日発売予定aminCDアルバム「おなじ空の下」の1曲目に収録。

ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせる!?(H16.07.04)

ボサノバの神様、ジョアン・ジルベルトが10月に日本公演をするとのことです。

日本人の私が、日本語の演歌の歌を嫌い、全く意味の分らない、ポルトガル語で歌うボサノバを
なんて素敵な音楽だろうと感じてしまう、この不思議。

そういえば、かのマイルス・デイヴィスが、
「ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも、美しく聞かせることができる」
と言ったそうです。同感!

ボサノバのなかでも、特に、ジョアン・ジルベルトの原語にこだわったギターの弾き語りは、
本当に、世界最高の音楽だと思います。

1964年にジョアン・ジルベルトとスタンゲッツが共作したLPレコードには、イパネマの娘も入っていますが
(ジョアン・ジルベルトの当時の妻、アストラット・ジルベルトがボーカルで参加した有名なLP)
この録音の時、スタンゲッツの演奏をジョアン・ジルベルトが気に入らず、
あんな大きな音は、ボサノバではないと、文句をいった、との内輪話は、
私もそう思えて、笑える話ではあります。

Joao Gilberto JAPAN TOUR 2004
 THE BOSSA NOVA ~ボサノヴァの神様~
大阪公演 10月2日(土)3日(日)              大阪フェスティバルホール
東京公演 10月6日(水)7日(木)10日(日)11日(祝)  東京国際フォーラム

サラ・ボーンのラウンド・ミッドナイトを聞きました(H16.06.12)

先日、ラジオを聞いていたら、めずらしく、サラ・ボーン(Sarah Vaughan)が歌う
ラウンド・ミッドナイトがかかりました。

歌う表現力がさすがで、実にきめこまかく、歌っています。
ジャズの女性ヴォーカルの大御所といったところでしょうか

この時のDJの解説では、サラ・ボーンとエラ・フィッツジェラルドとカーメンマックレイを
ジャズの御三家と呼ぶそうです。

ビリー・ホリデーは、御三家にははいらないのでしょうか
きっと、彼女の歌を、好きな人も多いが、きらいな人も多いのでしょう。

Round Midnight(ラウンド・ミッドナイト) Cootie Williams, Thelonious Monk 作曲
                           Barnie Hanighen が後に歌詞をつける

この曲は、演奏でのレコードが多く、当初はRound About Midnightとなっていた。
後に歌詞が付けられた時、Aboutがうまく入らず、Round Midnightとなったとのことです。

有名なアルバムは、Miles Davis “'Round About Midnight” 、Thelonious Monk “Thelonious Himself”
             Bill Evans “Bill Evans Trio At Shelly's Manne Hole” など多数

You've Got A Friend(君の友だち)(H16.04.29)

最近でも、時々、ラジオなどで流れる、古い曲に、James Taylor(ジェームステーラー)の
You've Got A Friend(君の友だち)があります。

何気なく、はじまる、歌いだしに、私は、次第に惹きこまれてゆき、結局、最後まで、聴いてしまいます。

私は、ジェームステーラーには、ほとんど馴染みがなく、
この曲を、彼の歌で聴いたのは、ほんの数年前からです。

そして、この曲は、私が社会人になりたての頃、キャロルキングの有名なLPに入っていた1曲です。
当時は、キャロルキングの歌として、この曲を聴いていたわけです。
(実際は、キャロルキングとジェームステーラーは、当時から親友だったそうです)

私としては、メロディーが少し懐かしく、余計に郷愁を感じるのかも知れません。

1971年 You've Got A Friend  Carole King(キャロルキング)のLP「Tapestry」に収録
1971年 You've Got A Friend  歌 James Taylor  作詞・作曲 Carole King 

ラビアンローズ(バラ色の人生)(H16.03.29)

本日、ラジオから、聴きなれないラビアンローズが聞こえて来ました。
フランス語での、男性ボーカルなのですが、誰がうたっているのか、見当がつきませんでした。

聞き耳をたてて、聴いたのですが、シャンソンを原語で歌っている割には、
あまり上手い歌手とは思えませんでした。

少し調べたら、なんと、映画俳優のジャックニコルソン(Jack Nicholson)が歌ってました。
映画「恋愛適齢期」が公開中で、主演の1人ジャックニコルソンのラビアンローズが、
エンディングロールで流れるそうです。

この映画の中では、色々な歌手達が歌う、ラビアンローズを聴くことができるとのこと。
シャンソン歌手のエディット・ピアフがオリジナル。

現在、テレビ・ラジオで、この映画「恋愛適齢期」のCMが、ながされていますが、
このCMでのバックに流れている曲は、
シャリーン(Charlene)が歌った愛はかげろうのように(I've never been to me)です。

愛はかげろうのようには、クレストフォーシンガーズの坂口昌子さんが、ライブで時々うたっています。

1956年 発表 La Vie En Rose (バラ色の人生) Edith Piaf(エディット・ピアフ)歌、作詞も

テネシーワルツを日本語で聴きました(H16.03.17)

昨日、ラジオを聞いていると、伊東ゆかりさんの歌うテネシーワルツが聞こえて来ました。

伊東ゆかりさんのベストアルバムが最近発売されるとのことです。
そして、この中に、テネシーワルツも入っているとのことでした。

私は、かなり昔から、伊東ゆかりさんの歌うジャズは気に入っておりましたので、
その時々にどんな歌いかたをするのかを、注意深く、聞いているつもりです。

そして、少し前から、気づいていたことに、伊東ゆかりさんは、
最近、ジャズをできるだけ日本語でうたうように心がけているのではないかと、思うようになっていました。

今度発売されるCDでも、このテネシーワルツは、サビの部分を除いて、日本語でうたっています。

伊東ゆかりさんが、何故、ジャズを日本語で歌おうとするのかは、
本当の理由は、私には、知る由もありませんが、私が勝手に考えたところによると、
やはり、日本人が、英語で歌うことの限界を感じたのではないかと思っております。
(私としては、彼女の英語で歌うジャズは、かなりレベルが高いと思いますが)

そして、テネシーワルツを日本語で聴くと、やはり、江利チエミさんを思い出してしまいます。

2004年3月24日発売 GOLDEN☆BEST  伊東ゆかり シングル・アンド・ポップス・コレクション

Miami Beach Rumbaを聴きました(H16.03.09)

先日、ラジオから、なんとも懐かしい、マイアミビーチ・ルンバが流れてきました。
最近では、全く聞いていなかった種類の音楽でした。
(社交ダンスを趣味にしている方は、毎回聴いているかもしれませんが)

社交ダンスには縁のない私ですが、ルンバやマンボの音楽は、
ビッグバンドで聴くと、また、とても心地良いムードある音楽として、私の心にのこるようです。

ルンバやマンボは元々キューバから発生した音楽とのことです。
1930年代 ルンバの王様ザビアクガート楽団の演奏で大ヒット。

Miami Beach Rumba(マイアミビーチ・ルンバ)  Xavier Cugat Orchestra(ザビアクガート楽団)
                                Irving Fields作曲、John A Camacho作詞

フランクシナトラの再来か?(H16.01.07)

昨日、ラジオでマイケル・ブーブレという歌手が歌う、Kissing a foolを聞きました。
DJの紹介では、フランクシナトラの再来、とのふれこみでした。

確かに、本格的なジャズの香りがする、歌い方で、バックのストリングも超一流な音です。
声も悪くないし、けれんみ無く、堂々とした、歌い方は、共感できます。

世界的にみても、男性ジャズヴォーカルは数少ないので、応援したいです。

少し調べたところ、カナダ出身のジャズ、スイング歌手で、すでに、カナダではトップ歌手。
現在、世界的に売れているプロデューサーが強力に推している、本格的ジャズヴォーカリストとのこと。
日本でも1月にアルバムを発売する。

2004年1月21日発売 マイケル・ブーブレ(Michael Buble)1stアルバム 「マイケル・ブーブレ」
ほかにジャズのThat's allや、ジャズではないが少し古い、懐かしい名曲が収められている。

Kissing a foolはポップス・デュオグループWHAM(ワム)の片割れのジョージ・マイケルの
1987年のファースト・ソロアルバムに収められた曲。

感想 平成14-15年

2014-05-16 17:30:38 | 日記
ユーミン夫妻を見かけました(H15.12.15)

数日前、ユーミン夫妻を見かけました。

最初は夫である松任谷正隆さんを見つけました。
そこで、ユーミンも一緒ではないかと周りを見まわすと、
そこに松任谷由実さんがいました。二人でパンの買い物をしてました。
(旦那さんのほうが目立つ。ユーミンだけだと、見逃していたかもしれません)

二子玉川の高島屋ショッピングセンターの地下街(今年リニューアルされた)、最近、トレンディーなところ
(ここは、けっこう大人が集まる場所で、有名人が歩いていても、あまり騒いだりしません)
(同じ日に、将棋の羽生名人の奥さんで女優の、畠田理恵さんもみかけました)

ユーミンといえば、私は、まだ荒井由実時代のほうが、思い入れがつよい。

最初に、荒井由実を認識したのは、あの名曲、「いちご白書」をもう一度、
を作ったシンガーソングライターと知ったときからです。

♪就職が決って 髪を切ってきた時もう若くないさと 君に言い訳したね♪
この歌詞を見たとき、すごい作詞家が出現したなと、認めざるを得ませんでした。


本日、セルフカバーアルバムを出すとのニュースがあり、、急に思い出した次第です。

実をいえば、「いちご白書」をもう一度の曲は素晴らしいのですが、
バンバンの歌はあまり気に入っておりませんでしたので、今度のアルバム期待したいです。

1975年発表 「いちご白書」をもう一度 作詞.作曲 荒井由実 、歌 バンバン
2003年12月17日発売 ユーミン セルフカバーアルバム Yuming Compositions : FACES


ウイスパーボイスのブロッサムデアリー(Blossom Dearie)(H15.11.11)

本日、有線放送から、懐かしいジャズのマンハッタン(Manhattan)が聞こえてきました。
一般的には、エラフィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)の歌が有名でしょうか。

ささやくような、甘い感じの女性ボーカルで、なかなかよい。
きっと古いレコードだろうと推測はできましたが、だれが歌っているのかは判りませんでした。

少し調べたところ、ブロッサムデアリー(Blossom Dearie)という女性ボーカルでした。
1950年代から60年代に活躍した、1928年米国生まれの女性ジャズボーカリストおよびピアニスト。
ささやくようなピアノの弾き語りが有名とのこと。

一時、フランスでも活躍し、It might as well be spring(春の如く)はフランス語でも歌っているそうです。

このIt might as well be springはクレストフォーシンガーズの坂口昌子さんが時々歌っている曲です。


1959年録音 Manhattan(マンハッタン)  作詞Lorenz Hart、 作曲Richard Rodgers 
                                  歌 Ella Fitzgerald(エラフィッツジェラルド)、
                          歌Blossom Dearie(ブロッサムデアリー)

カバー曲全盛(H15.10.10)

昨今、音楽業界では、カバー曲が多く発表されています。

いい日旅立ちを鬼束ちひろがCMソングとしてカバーしたり。
倉木麻衣がイミテーションゴールドを歌ったり。

今では、山口百恵は、なにかものすごい歌手だったかのように、評価されていますが、
デビュー当時からテレビで見ていた私には、ごく普通の女の子、といった印象が強い。
(芸能界では、しっかりした信念がないと、普通でいられないのかも知れませんが)

しかしながら、当時、CBSソニーの仕事をする機会があり(音楽とは全く関係ない)、
山口百恵のイミテーションゴールドが売上の圧倒的シェアを保っており、ビックリした記憶があります。

また、竹内まりやがヘレンシャピロの悲しき片思いをカバーしています。
ヘレンシャピロは、発表当時、欧米でも、男性の声かと思われたほど、声が太く、声量もありました。
(日本では弘田三枝子さんがうたっていましたね)
ヘレンシャピロの、この曲は、私としては、懐かしく、大好きな1曲です。

1961年 You don't know(悲しき片思い) 作詞 John Schroeder 作曲 Mike Hawker
                            歌 Helen Shapiro  歌 弘田三枝子
1977年 イミテーションゴールド       作詞 阿木燿子 作曲 宇崎竜童 歌 山口百恵

Paris Matchのサマーブリーズ(H15.07.15)

昨日、Paris Matchというグループのサマーブリーズという曲を聴きました。
とてもさわやかな軽快な曲で、1度聴いただけで好きになりました。

Paris Matchについては、全く知りませんでしたが、
調べたら、数年前にデビューしたばかりの、女性1人、男性2人のグループ。

そして、この曲は、7月23日発売されるCDとのことが分かりました。

2003年7月23日発売 Summer Breeze(サマーブリーズ) Paris Match

小野リサのI left my heart in Sanfranciscoを聴きました(H15.07.13)

先日、六本木ヒルズに行く機会があり、森タワーのビル内を少し歩きました。
1階から6階まではブティックやレストランが数多くあり、新しく、綺麗な館内は、
海外旅行で高級ホテル周辺でウインドウショッピングをしているような錯覚を覚えます。

そしてその間ずっと流れていたのが小野リサのCDでした。
ボサノバのリズムにのって、彼女のハスキーな歌声が、とてもこの街にあっていると思いました。

そしてI left my heart in Sanfranciscoを聴いたのですが、
通常、この曲はスローバラードで歌うことが多く、ボサノバのリズムでは聴いたことはありませんでした。

小野リサはこの曲を、すごくスローなボサノバのリズムに乗せて歌っておりました。
さすがに日本のボサノバの女王です

今度の曲(風のららら)は結構よい(H15.06.02)

今日、倉木麻衣が歌う、風のらららを聴きました。

メインヴォーカルの後から、バックコーラスが追いかけるように、
かなり長い間、掛け合いになって、曲が続きます。

(ビートルズなどにも、このような掛け合いの手法の曲がありましたが、)

聴いていて、なかなか心地良いです。

決して新しくはないのですが、聞きやすい、癒し系のポップスといったところでしょうか。

2003年5月28日発売 歌、作詞 倉木麻衣

木綿のハンカチーフ(H15.03.12)

昨日ラジオから椎名林檎が歌う木綿のハンカチーフが流れてきました。
もちろん太田裕美が歌ったヒット曲です。

日本の歌謡曲にも、よくできた曲がときどきありますが、この曲もそんな1曲です。
今でも太田裕美が歌っていますが、曲の内容からすると、年齢的に似合わなくなってきています。

そんなところを、椎名林檎がカバーして、名曲を残そうと努力しているのだと思います。
(私としては、やはりオリジナルのほうがいいと思いますが)

椎名林檎の同じCDにはボサノバの名曲黒いオルフェもカバーされているそうです。
        
1975年発表 作詩:松本隆 作曲:筒美京平 歌:太田裕美

プレスリーが音楽をダメにした?(H15.01.31)

高年の洋楽ファンのなかには、エルビス・プレスリーが音楽をダメにしたといった説があります。

たしかに、ベニーグッドマンやグレンミラーなどフル・オーケストラをバックに歌うスイングジャズに比べると
ドラム・ベース・ギターなど小人数の伴奏で、ソロのボーカルが中心のロックンロールやポップスは
単純です。

ビートルズが出現して、さらにダメになったという人もいます。

(私が高校1年生の時に、ビートルズが出現し、音楽性が素晴らしいことをよく知っているので、
 ビートルズがダメとは全く思いませんが)

最近の洋楽や日本のポップスには、美しいメロディーやムードのある歌が無いように思われます。
今の洋楽の基はビートルズだとも考えられるので、ある意味正しいかも知れません。

私も、古いスイングジャズが一番好きです。
やはり、洋楽は退化してきているのでしょうか

中島みゆきさんに期待(H14.12.16)

NHK紅白歌合戦に出場する中島みゆきさんに期待しています。
20年以上前にNHKから紅白への出場依頼があったと思いますが、それを辞退してから久しい。
いったん辞退してしまうと、その後出場するきっかけは、なかなかつかめないと思います。

やっと、私の高齢の母に中島みゆきをテレビでみせることができそうです。
(言葉にこだわって、日本語を大事にしている、日本を代表する女流詩人、と説明してあります)
今でもNHKしか観ない高齢の日本人は意外と多いのです。

他にも紅白に出場してもらいたい歌手はいます。
荒井由実(ユーミン・松任谷由実)、吉田拓郎、PUFFYなどでしょうか
倉木麻衣もNHKの朝ドラの主題歌Reach for the skyを歌っていた年、辞退してしまったため、
その後は出場がしずらくなってしまったと思われます。

毎年言ってますが、宇多田ヒカルさん、今年も辞退したようですが、とても残念です。
こんなことを続けていると、
本当に出場したいと思った時には、声がかからないなんてこともあるかもしれませんよ!


ビートルズよりもフォーフレッシュメン!(H14.11.14)

11月11日から、来日中のポールマッカートニーの公演が始まり、
日本のミュージシャン達も、ビートルズの曲をカバーし、CDを出したり、ライブで歌ったりしています。

今日の朝日新聞には、ビートルズの昔からのウォッチャーとして、ミュージシャンの財津和夫さんが
今回の公演の感想を書いています。

それによると、前回のツアー(’93)のときより、ずっとよく、声もよくでている、とのことでした。
また、ジョンレノンの音楽が「劇薬」だとすれば、ポールマッカートニーは「妙薬」といえる、
とも書いてありました。

このたとえがあたっているかは別にして、
ビートルズ全盛の当時から、どちらかというと、ジョンレノン派であった私は、
ポールの曲はそれほど気に入ってはおりませんでした。

そもそも、ビートルズが解散した原因は、ポールにありました。
ビートルズの4人には、リーダーといった存在はありません。
しかし、音楽的にリーダーシップを取っていたのが、ジョンとポールの2人でした。
そして、年齢の上のジョンが、事実上の、リーダー的存在でありました。

しかし、ビートルズの後期になって、ポールが音楽的に指図しだしました。
そのことに嫌気がさしたジョンが、いうことを訊かなくなり、結局、解散となりました。

解散した原因は、一説によると、
ジョンが小野ヨーコと結婚したので、いつも4人で行動していたものが、
東洋人の女性が加わって5人になったため、少しずつ、メンバーがギクシャクしだしたことが原因。
との説があります。

しかし、このような、些末なことが、解散の理由な訳はありません。
実際は、ジョンとポールの仲たがい(もっというと、主導権争い)で、解散したのです。

そんな古い話は、もうどうでもよかったですね。

今の私には、ビートルズよりフォーフレッシュメンのほうが興味があります。



実はフランクシナトラの曲でした!(H14.10.12)

マニアックなビートルズファンであれば、聴いたことがあると思いますが、

ビートルズのデビュー直前まで一緒だったトニーシェリダンがメンバーだった頃の
ライブの録音テープに残っている、Ain't she sweetという曲を、何回か聴いたことがあります。

この、Ain't she sweetは、実はフランクシナトラが歌った曲だと、つい最近知りました。

単純・素朴な曲で、ビートルズはデビュー前には、こんな曲を歌っていたのかと、
妙に納得したのを覚えています。

1927年  Jack Yellen 作詞、 Milton Ager作曲、 Frank Sinatraがレコーディング。
1964年 THE BEATLES WITH TONY SHERIDAN (実際のレコーディングは数年前と思われる)
     

増尾好秋さんボサノバに戻って!(H14.09.05)

音楽仲間から、すぐテレビを見るように電話があり、NHKBSテレビをつけました。
BSスペシャル「世界は歌う・世界は踊る」(ボサノバがいっぱいinブラジル)という番組でした。
本場ブラジルでのボサノバのライブを中心に、ボサノバのルーツとその魅力を解き明かしてゆく構成です。
 
私はボサノバが大好きなので、思わず最後まで見続けました。
ブラジルでは、ボサノバを生み出した、アントニオカルロスジョビンやジョアンジルベルトを第1世と呼び、
現在活躍している第2世、その子の世代を第3世と呼んでいるようです。

本場のボサノバのライブはテレビで観ていてもなかなか素晴らしく、
特に、第1世代のCarlos Lyraはスタンゲッツと一緒に世界にボサノバを広めたとのことで、
その生ギターとボーカルは、ボサノバの香り一杯の、素晴らしい演奏でした。
あと私が気に入ったのは、やはり第1世代のセルジオメンデスとブラジル65の女性ボーカルであった
Wanda saでしょうか。歌いながらのギターもかなりのレベルです。

演奏された曲は有名なイパネマの娘、おいしい水、How insensitiveなど多数。

世界でボサノバを歌い続けている、ミュージシャンは多いと説明があり、
日本では小野リサの名前を挙げていました。
(やはり私も、日本でボサノバといえば彼女がすぐ思い浮かびます)

そして、突然もう一人思い出しました。
私が大学時代、学生でありながら既に渡辺貞夫さんとプロ活動をしていたジャズギターの増尾好秋。
彼が、ギブソンのギターで当時流行りだしたボサノバを弾くと、恐ろしくうまく、感動したものです。
今、どんな音楽をやっているかは知りませんが、是非ボサノバに戻ってほしいです。


J-POPでも少し古い感じ?の曲(愛しのキッズ)(H14.08.21)

本日、テレビでJ-POPの紹介番組を、何気なく観ていたら、結構いい曲がかかりました。
少し古い感じのするポップス調のメロディーが私の気を惹いた訳です。

少し、調べたら、発売されたばかりの、JーPOPでした。
9月19日発売、愛しのキッズという曲。小島麻由美が歌っています。
実は、小島麻由美という歌手は、全く知りませんでしたが、曲のほうが、少し気に入りました。


ジャズの実力者見つけた!(Susie Arioli Swing Band)(H14.07.22)

昨日、テレビで、横浜ジャズプロムナード2002というジャズフェスティバルのライブの模様が流れました。

正直、あまり上手くない、このジャズライブの中で、久しぶりに惹きこまれたグループを発見しました。
Susie Arioli Swing Bandという、女性ボーカルと男性ジャズギターとウッドベースの3人のグループ。

本当に簡単な構成で、何気なく演奏していますが、これが結構実力者。

スネアドラムを前にリズムを取りながら歌うSusie Arioliは大仰な歌い方はしませんが、とても良いです。
さらに、これもまた、いとも簡単にギブソンのギターを弾いている、若く見えるジャズギタリストも、
力が抜けていて意外に上手い。

有名な曲としては、ハニーサックルローズを歌っていました。
その他は、私は聴いたことの無い、比較的新しい曲。(彼らのオリジナル曲かもしれません)
とにかく、女性ボーカルとジャズギターはかなりレベルの高い、若いグループです。

昨今、力一杯、指の運動をしているだけのアドリブ?が多いなかで、とても気に入りました。

少し調べたら、
カナダのアコースティック・スウィング・バンド。
ハニーサックル・ローズ、アイル・ネヴァー・スマイル・アゲインなど…20~40年代のスタンダードが主
とのことでした。

1927年発表 Honeysuckle Rose 作詞Mort Dixon、作曲Harry Woods、1948年Art Mooneyでヒット。

ボビーに首ったけ(Bobby's girl)のボビーって誰だか知ってます?(H14.06.05)

街中を歩いていて、必ず同じ店から、昔懐かしいアメリカンポップス(オールディーズ)が
聞えてくることがあります。
そういう店のオーナーはきっと50才代の洋楽好き、と相場がきまっています。
(レストランでも喫茶店でも)

先日は、ボビーに首ったけ(Bobby's girl)が聞こえてきました。

"I wanna be Bobby's girl I wanna be Bobby's girl, That's the most important thing to me...
And if I was Bobby's girl, If I was Bobby's girl, What a faithful thankful girl I'd be."

この曲も私達の世代では、本当に懐かしい1曲です。
1962年 Marcie Blaneが発表。

ところで、このボビーってボビーダーリン(Bobby Darin)のことだということを、当時は知っていましたが、
すっかり忘れていました。
当時のそうそうたる有名女性陣が彼と付き合っておりました。
特に有名な女性は、Connie Francis、Sandra Dee、Jayne Mansfieldなどなど。

中高年はジャズをめざす(H14.05.08)

先日、NHKのBSテレビで、エリッククラプトンの昨年11月の日本でのライブの模様が流れました。
「ギターの神様」は健在で、BBキングの曲を歌った時は、
BBキングより、ギターは数倍うまく、歌もよかったです。

ただ、かなり太ってしまい、外見は、かつてのロックのスーパースターの面影はありませんでした。
一時、引退のうわさも流れていましたが、本当でしょうか?

何の曲かは覚えていませんが、間奏のギターソロでは、
なんと、スタンダードジャズのブルームーンのメロディーを弾いていました。
そして、アンコールの最後の1曲には、Over the rainbowをきちんと、完全に歌いました。

これは、今後は、スタンダードジャズに移行する前触れか、と思わせるものでありました。

たしかに、彼としてのロックは、完成してしまっていると思いますし、
中高年になって、これ以上、ロックでは、やることが無いのだと思います。
ロックは卒業ということでしょうか。私としては、大歓迎です。

そういえば、ポールマッカートニーのライブも、最近テレビで見ました。
I saw her standing thereなどは、本物で、素晴らしかったです。
しかし、やはり昔の方が、断然良かったと思います。
聴く私が変わったこともありますが、中高年のロックは、やはり似合わない、といった方が正しいでしょう。

世界のロック界の、超スーパースター2人が、ともに曲がり角にきているとしたら、
我々中高年は、やはり、ロックからジャズに移行するのが妥当だと思います。

Tommy Dorseyのテーマ(H14.04.15)

先日、有線放送から、懐かしいトミードーシー(Tommy Dorsey)のテーマが流れました。
正式な曲名はI'm getting sentimental over you(センチになって)。

グレンミラーと並び称されるトミードーシー・オーケストラのあまりにも有名なこの曲は、
今聴いても、懐かしく、かつ心を洗われる名曲です。

当時、このオーケストラの専属歌手には、超大物歌手が沢山いたそうです。
フランクシナトラやジョースタッフォードもそうでした。

ジョースタッフォード(Jo Stafford)はこの曲もレコーディングしています。
すごい時代だったんですねー。

アレサフランクリンの小さな願い(I say a little prayer)を聞きました(H14.03.06)

昨日、ラジオからI say a little prayer(小さな願い)が聞こえてきました。
私が学生の頃、流行っていた、有名な曲です。聴けば必ず、ああこの曲か、と判る曲です。

しかし、曲紹介のとき、アレサフランクリンが1968年に発表したとの説明があり、
間違いではないかと、耳を疑りました。

当時、ディオンヌワーウィックが歌っていたからです。
そういえば、昔聞いた録音とは、少し違っています。別の時の録音なのだろうと思いました。

少し調べたら、2人とも、ほぼ同時期に発表していました。
1967年 ディオンヌワーウィック(Dionne Warwick)全米4位。
1968年 アレサフランクリン(Aretha Franklin) 全米10位。

別名もあります。(あなたに願いをこめて)とか、英題も(I say a little prayer for you)など

Puffyがシャネルズを歌う!(H14.02.07)

昨日、テレビをみていたらPuffyがほかの大勢と一緒に、
シャネルズでヒットしたハリケーンをうたっているではありませんか。

普通なら、気にもしないで、チャンネルを回すのですが、なにか妙に良くてずっと1曲聞いてしまいました。
多分、シャネルズよりも良かったと思います。

そして、曲も、古いビーバップの感じがよくでているのだと、改めて、みなおしたほどです。

ほとんど練習なしで、テレビで1回のために歌ったのだろうと見ていましたが、
実はそうではないことも判りました。

詳しくは、分かりませんが、CDを出すらしいのです。それで各種メディアで宣伝していたわけです。
それにしても、本当に、シャネルズよりよかったなあ。

1981年 シャネルズで発表。作詞 湯川れいこ、作曲 井上大輔(忠夫)。

クリスタルケイって知ってます?(H14.01.09)

今日、ラジオで、クリスタルケイが歌う、Think of Uを聞きました。
私はほとんど、知らないミュージシャンでしたが、日本語での歌にしては、
軽いタッチの少しシャレた感じの曲でした。

そこで、少し調べたら、まだ15才の少女歌手で、横浜生まれ、アメリカ国籍、
アメリカ人の父と、韓国人の母とのこと。

ますます低年齢化がすすんでいるJ-POP業界です。

このクリスタルケイは、レベルはけっこう高いと思いますし、将来性もあると思います。
(でも、この曲がR&Bと呼ばれるのには、少し抵抗を感じますが)    
で大きくしているだけの、
単純なギターの音がとてもいいです。