「善にありて悪を思い、
悪にありて善を思う」
新型コロナに明け、新型コロナに暮れた激動
の2020年のトリとなる今回は「裏切者」・・・
イスカリオテのユダの話から始めましょう。
「えっ !!」
ユダは、大きな野望を胸に抱いていました。
俗にいうところの優等生ではなかったユダは
、いわゆる秀才の枠内にカテゴライズ(分類)
されるタイプの人間でしたが 父であるシモンに
、ある種のコンプレックスを抱いていました。
それゆえ彼は、
「野心家」にならざるを得なかったのです。
自己評価の高い自惚れ屋にして自信家であり
、向上心に燃える努力家にして チャレンジ精神
にあふれる勢力家でもあったのですが、
秀才ゆえに、無駄に目端が利き、肝心要の
洗礼者ヨハネに魅力を感じなかったのか、
彼を陥れる献策までしてしまうのです。
この件に関しては、
『ダ・ヴィンチの罠 信奉者』
を参照してください。
そこがある意味で、ダマしの天才パウロ
との決定的な違いだったのかもしれません。
パウロの肖像
ユダは、見紛うことなき実践的理論家で、
あり、並はずれた自信と教養の持ち主でも
ありました。
強い自負に満ち溢れた彼のエリート意識
は相当程度以上に高かったのではないか、
とダ・ヴィンチは推測したのです。
それは生来からローマ市民権を所持し、
エルサレムにおいて ファリサイ派の高名
なラビに師事していたパウロにも比肩
しうるもので、パウロにも負けず劣らず
の傑出した素養(資質)が彼にはあった
と思われます。
イエスの奇跡(水上歩行)
ユダはイエスの活躍を風のうわさで
聞き、数々の奇蹟を起こしているという
この人こそ、メシア(ユダヤの王)となり
得る奇貨居くべし逸材であり、イエスを
してユダヤをローマの「軛(くびき)」から
解放しようと考えたのかもしれません。
もちろん、うわさが本当であったならば、
ユダはイエスを信奉し帰依者となって
自己の心身のすべてを帰投してもよいと
さえ思い詰めていたのです。
仏教でいう「依伏信奉」ですね
それゆえに、
ただの一つの奇跡すら起こせなかった
真なるメシアであった洗礼者ヨハネ
の存在に気づけずに、彼を葬り去るため
の策をヘロデ王に進言してしまうのです。
ジョヴァンニ・ファットーリ画
そのことが、結果的に、2000年近く経過
した現在にまで尾を引いて2021年以降も
暫くの間は続くであろうと思われる歴史上
の負のスパイラル、すなわち「悪循環」
の発端であり、その口火となった事件が、
ガリラヤ領主ヘロデ・アンティパスによる
洗礼者ヨハネの斬首だったのです。
『洗礼者ヨハネの斬首』カラヴァッジョ(1608年)
これですね!
この辺りにおける大ペテン師パウロの
シナリオやユダの献策については、
『ダ・ヴィンチの罠 パウロ』
『ダ・ヴィンチの罠 信奉者』
などの記事を参考にしていただくとして、
ここではそれ以前に、ヨハネを亡き者
にしたいと思っていたが、民衆の暴動を
恐れて殺害することを躊躇(ためら)って
いたヘロデ王(ヘロデ・アンティパス)に
恰好の機会となる誕生の祝いの宴の場と
いう虚構の舞台を設定した人物について
の話に戻して再開しますが、
出典:www.lets-bible.com
その人物こそが、のちに「裏切者」の
烙印を押され、蔑まれつづけることになる
イスカリオテのユダであったとの推理が、
ダ・ヴィンチの言う不名誉なる死の罠
の誘いであることは、ご案内の通りです。
(んんッ !!)
どうやら、なにも、
気づいてませんな!
このようにして、
一方のメシアであった洗礼者ヨハネは
断たれ、もうひとりのメシアであったイエス
はパウロの描くシナリオ通りに十字架上
での「死の贖い」を演じてしまうのです。
出典:www.jizai.org
畢竟、
洗礼者ヨハネは斬首される運命を、
ユダは裏切者の烙印を押され続ける
宿命を引き受けることになるわけですが、
これこそが、ダ・ヴィンチの妄想にして、
死の罠に直結する推理だったのです。
ところで、
出典:www.lets-bible.com
ユダという名前を聞いただけで、キリスト教
の信者は本能的に忌避の態度を示します。
いわゆる、嫌悪・非難・断罪の反応です。
「イスカリオテ」とは、ユダが生まれた
ヘブロン近郊(エルサレムの南、約30km)に
位置するカリオテ(ケリヨト)という村の男性と
いう意味で「ケリヨト出身」ということです。
しかしながら、
「イスカリオテ」を“暗殺者”(シカリ党)と
いう言葉に由来すると解釈する人たちもいて、
ユダは暗殺者であり、ラテン語で「シカ」
と呼ばれる短剣で武装したゲリラ兵であった
ことを示唆する呼び名であると主張します。
イタリアのHAL9000による復元の高精彩画像
上記掲載のCG画像の発想のもとは、案外
そこにあるのかもしれませんね
他にも、この名が「引き渡すことになる者」を
意味するヘブライ語やアラム語の語根を音写
したに過ぎないと考える人たちもいて、
こうした呼び名や添え名も裏切りの真相
に負けず劣らずの賑わいを見せています。
さて、
例としては、甚だ適切だとは申せませんが、
ユダとパウロとは、「赤壁の戦い」に
おける呉の大都督“周瑜”と劉備軍の軍師
である“諸葛孔明”との微妙な対立関係
(同床異夢的連合)に似ている気がします。
むろん、
ユダが“周瑜”で、パウロが“孔明”と
いうことになるわけですが、”劉備玄徳”は
差し詰めイエスということになるでしょうか
さらに言えば、
出典:biblestory.jugem.jp
魏の“曹操”の軍や幕閣に相当するのは
サンヘドリン(ユダヤ最高法院=長老会)
かもしれません。
要するに、ユダとパウロは、それぞれの
目的達成のためにイエスを利用するという
ことにおいては異榻同夢(いとうどうむ)の
関係にあったわけですが、同時に、曹操軍
に対峙する連合軍としては 同床異夢の
状態(対決が必至の間柄)だったのです。
ここで重要なのが、
クライマックスの火責めですが、成否のカギ
は東南の風が吹くかどうかにかかっています。
夏至の前に東南の風が吹く日があることを
孔明は知っていたと言われていますが、
諸葛亮孔明 三国志シリーズより umiryo.com
正確な日時までは計れません
だからこそ、孔明は拝風台を作って天に
祈願し待ち続けていたのですが ・・・
天道に照らせば、東南の風を吹かせない
選択も当然あったわけで、そうなれば歴史
は今と違う景色を見せていたことでしょう。
はてさて、ふと気づけば、すでにして、
午前零時を回っているではありませんか
ここからは、
令和3年、西暦2021年です。
年を跨いでの、ブログ納めとブログ初めと
いうことになってしまいました。
謹賀新年
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
旧年中に仕上げるつもりで全集中
していたので、何だか、一気に気持ちが
萎えてしまいました。
少し眠ることにします
睡眠中
なな、何と、爆睡してしまいました
しかも、その間には奇妙キテレツなる夢
を何度も見ていたのです
パウロの脚本とイエスの主演・演出に
よる「イエス・キリスト計画」の発動が、
現代の米大統領選における混乱の淵源
であり、DS(ディープ・ステート)たちによる
ニュー・ワールド・オーダー(New World Order)
に先駆ける世界戦略のスタートであった
というようなストーリーでした。
新世界秩序 Wikipedia
その世界戦略とは、
主権独立国家体制を破壊して、世界統一
政府を樹立し、一部のパワー・エリートたち
をトップとして、地球レベルで、すべての
社会政策(政治・経済・金融・情報など)を
統括するとともに、末端の一個人レベルに
おいても、その思想や行動を完全に統制し
制御する超管理社会の実現です。
そこでのDS(ディープ・ステート)組織は、
ジョージ・オーウェルのディストピア小説
「1984」でのビッグブラザーが率いる党
(パーティー)そのもので、一度、目覚めて
からの二度寝の際に見ていた続編では、
“ヒトラーの予言”にあるような極端
に対極化(二極化)した世界にいる自分が
ロボット以下のクズのような存在であった
というショッキングな内容の夢でした。
“ヒトラーの予言”に関しては、
『ヒトラーの予言と福音書』
を参照してみてください。
ところで、
今日見た夢は初夢になるのでしょうか
だとしても、決して正夢にしてはなりません。
是が非でも逆夢でなくてはならないのです。
2000年前のユダのように「不名誉」なる
「死の罠」に、トランプ大統領を突き落とす
わけにはいかないのです。
米大統領選挙に関する不正投票の証拠が
次々に明らかとなっているのに、公正な裁判
どころか、まともな捜査や調査すら実施され
ないのが、いまの米国の現実です。
新型コロナ騒動を見るにつけても、すでに、
思考実験クラスから実践的実証実験の段階
に入っていると思われるほど、世界中が同じ
思考パターンの枠で一色に染まっています。
これを上から目線で“社会の病理”など
と呑気に誤魔化すことはできないのです。
何かがおかしいと訝る時期はとうに過ぎて
、目前に立ちはだかる脅威に対峙して慄然
と立ち向かわなければならない時が確実に
迫って来ているのです。
VS
「善にありて悪を思い、
悪にありて善を思う」
アナタは「善」に与しますか、それとも「悪」
に巻かれることを選びますか
2020年の最後に際して、
『死の罠』のタイトルで、記事を締めようと
考えていたのですが、越年してしまったうえに
妙な夢まで見てしまった関係で、予定が大きく
乱れ狂ってしまいました。
『死の罠』については、次回以降において
引き続き、纏めることにして、
今回は、記事の調整や整理の際の不手際
と不始末を詫びて『不名誉』なるタイトルを
冠することで反省の意を表したいと考えます。
もちろん、そこには小生や
「不名誉」なる「死の罠」に嵌まった
ユダのようになるなというトランプ大統領
へのエールを兼ねているわけですが、
彼らはどう思っているのでしょうか
トランプ陣営にフォーカスしたかたちで
推理してみると何かわかるかもよ
「何、『FOCUS』、写真週刊誌じゃな」
逆夢になって欲しいが、『FRIDAY』は
いまだ実写じゃ、 ま、まさか、お前さん
「フライデーされとらんじゃろな」
「きゃ、やだぁ、わたし妊娠したの」
・・・ って、おいおい、
(またデジャヴか) (ホンマかいな)
… to be continue !!
(… to be continued !!)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真
(2019新型コロナウイルス‐Wekipedia)
ホントに自然発生したのかな
(ゲロゲロ ・・・)
出典:blog.goo.ne.jp
『洗礼者ヨハネ』サンドロ・ボッティチェッリ
大丈夫です。 天は孔明の祈りに応えて、
東南の風を吹かせてくれました。
天の時、地の利、人の和が
トランプ大統領に味方するはずです。
天の時を心静かに待ちましょう
unciation-w640
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小吉
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