「カナン」、まさに、そんなブログの引っ越し作業の結果、
100を超える記事の画像が表示できなくなり、非公開としました。
記憶を呼び起こしつつ、漸次、復活・再生させるつもりですが、
正直、皆目見当のつかない画像も多々あります。
ダ・ヴィンチの罠 カナン - 透明人間たちのひとりごと
このページの画像は、故あって表示されませんが、連続性を担保する意味合いからも、そのままで公開し、別途、新しく作り直すことにしました。同じ内容ですが、画像はその限...
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『ダ・ヴィンチの罠 カナン』
上記のように、連続性を維持することは、このシリーズの
重要なファクターですので、時間がかかっても復活・再生を
果たさなければならないのですが、漸くこれで95作目です。
さてと、それでは、ここからが、
『ダ・ヴィンチの罠 カナン(改)』
の記事になります。
(以下、本文)
起きてはならないのが、戦争やテロですが、
Photo: Adobe Stock 画像元:diamond.jp
戦争は絶対にやってはダメだと言われて
育った戦後生まれの小生は、戦争は「悪」
であると教育されてきました。
戦争につきものである〝殺人〟は、
どうなのでしょう?
戦時下でも殺人は許されざる重大な犯罪
行為です。
戦争でも人を殺して罪に問われない場面
は、厳密には「兵士が」、「戦闘で」、(敵の)
兵士を殺した場合だけに限られるはずです。
しかしながら、
愛の宗教と言われるキリスト教の聖典の
ひとつである『旧約聖書』の「神」は、
『モーセと十戒の石板』 レンブラント amazon.co.jp
シナイ山でモーセに授けた「十戒」に
おいて、自ら〝殺人〟を禁じているにも
かかわらず、約束の地(カナン)では
平然とカナン人の大量殺戮を命じます。
モーセと十戒の石板 jp.freepik.com
言わば、それは、女、子供を含むカナン人
のすべてに対する虐殺命令でした。
たとえば「神」は、
カナン人に関して、こう命令されました。
『申命記』 subsplash.com
「しかし、あなたの神、主が相続地として
与えようとしておられる次の国々の民の町
では、息のある者を一人も生かしておいて
はならない。すなわち、ヘテ人、エモリ人
、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人
は、あなたの神が命じられたとおり、必ず
それは、彼らが、その神々に行っていた
すべての忌みきらうべきことをするように
あなた方に教え、あなた方が、あなた方の
神、主に対して罪を犯すことのないためで
サムエル記15章においても同様の命令
が下されます。
サウルがイスラエル初代の王となった
当時のことです。
サムエルはサウルに言った、「主は、
わたしを遣わし、あなたに油を注いで、
その民イスラエルの王とされました。
それゆえ、今、主の言葉を聞きなさい。
万軍の主はこう仰せられる。『わたし
はイスラエルがエジプトから上って来る
途中、アマレクがイスラエルにしたこと
を罰する。 今、行ってアマレクを打ち、
そのすべての者を聖絶せよ。容赦しては
ならない。男も女も、子供も、乳飲み子
も、牛も、羊も、ラクダもロバも殺せ』
そうです、イスラエルが約束の地に
侵入したときと同じように「神」は
聖絶という名の虐殺を命じたのです。
出典:natgeo.nikkeibp.co.jp
ところで、
この記事は2022年7月31日の時点に
おいて、下書きとして準備されていた
ものですが、以前にブログ登録をして
いた会社のサービス終了に伴い、翌日
の8月1日をもって、一部(100超)の
記事の画像が消えてしまったタイトル
のひとつです。
記憶を頼りに、画像の復活・再生を
試みていることは前述のとおりですが、
消えた画像を復活させ、再投稿して
いる現在、にわかに風雲急を告げるが
ごときパレスチナ(カナン)における
戦闘(ハマス VS イスラエル)の状況
を鑑みるにあたり、タイムリーな時事
記事としての構成に修正をいたしたく
、下書き用の時点での内容との書換え
変更をする次第ですので、何卒宜しく
お願い申し上げます。
画像元:tegakisozai.com
さて、
2023年10月7日早朝、イスラエルが
最先端の監視システムを搭載してガザ
との境界に設けたフェンスを、ハマス
がパラグライダーなどを駆使して突破
したことは、3000発以上のロケット弾
によるアイアンドーム封じの飽和攻撃
よりもイスラエルにとっては衝撃的な
出来事だったに違いないと思われます。
ロケット弾VSアイアンドーム twitter.com
その瞬間にイスラエルの「ハイテク神話」
は崩れ落ちていたのかもしれません。
高さ6m~8mのフェンスの上部にはAI
(人工知能)に制御された自動兵器システム
や、近づく人間を遠隔操作で銃撃することが
可能な装置が装備され、わずかな温度や振動
の変化を認識するカメラやセンサー類なども
張りめぐらされていた鉄壁の分離壁ですが、
Photo: Adobe Stock パレスチナ(ガザ)の分離壁 diamond.jp
ハマスは爆発物を載せた市販のドローン
を直接カメラにぶつけるなど単純な手法で
次々と破壊していったのです。
ガザ地区の地下に縦横に掘られた総延長
が数百キロに及ぶという秘密のトンネルを
使って、隣接するエジプトを介して
画像元:natgeo.nikkeibp.co.jp
イランなどで売られている小型ドローンや
部品類を持ち込み、せっせとおもちゃ同然の
改造ドローンを作って準備していたのです。
画像元:news.yahoo.co.jp
たとえ、おもちゃレベルのドローンであった
としても、カメラや爆弾を載せれば十分、偵察
や攻撃に使えたわけで、フェンスを飛び越える
ためのパラグライダーなどもハイテクシステム
に対抗するアイデアの一つだったのでしょう。
イスラム組織ハマスのパラグライダー攻撃 news.yahoo.co.jp
この奇襲作戦が一般人に対する拉致誘拐や
残虐なテロ行為が行われずに純粋に軍事施設
だけをターゲットにしたものであったならば
『ダビデとゴリアテ』 gamemarket.jp
ちょうど、少年ダビデが、巨人ゴリアテの
額に小石のつぶてを命中させたときのような
『ダビデとゴリアテ』 firenzeguide.net
感動にも似たある種の爽快感を覚えていた
のかもしれません。
それでも、
リベラルな欧米メディアは、パレスチナの
少年たちをダビデに、イスラエル治安当局を
ゴリアテに見立てる見解での解説や分析など
を報道することが少なくないようです。
大昔の話とは、
真逆の展開ですが、
ダビデが少年の頃(BC11世紀の終わり頃)
イスラエルはペリシテの支配下にありました。
当時、「イスラエルにはどこにも鍛冶屋が
いなかった。ヘブライ人に剣や槍を作らせて
はいけないとペリシテ人が考えたからである」
(サムエル記上13章19節)
この聖句の意味するところは何でしょう?
ペリシテ人は最新兵器である最強の鉄の兜
や、鎧を装備し、盾と矛を備えていました。
一方のイスラエルは、金属加工する設備や
鍛冶屋はなく、兵器というものを備えること
が難しい状況にありました。
イスラエルの戦う道具と呼べるものの多く
は石と棒ぐらいのもので、その状況は、現在
のイスラエルとパレスチナを入れ替えたのと
まったく同じ状況にあったのです。
こうした真逆の状態にある現実を鑑みると
この聖句が何を意味するのか?
因果は廻るのか、逆因果律のはたらきか、
はたまた、逆向きの「遡及的因果」なのか?
言うまでもないですが、パレスチナとは
「ぺリシテ人の土地」という意味です。
パレスチナ人とペリシテ人は、同じ民族
ではありませんが、
相対性理論と量子力学 www.flierinc.com
一種の逆向きのシンクロニシティ
(意味のある偶然の一致)かもしれませんね。
さて、それでは、
今から36年前に、話を戻してみましょう。
1987年の12月に、ガザ地区で自然発生的に
始まったパレスチナ人のイスラエルへの抵抗
は、やがてヨルダン川西岸地域へも波及して
全占領地での全面的な抵抗運動へと発展して
いきました。
これを「インティファーダ」といいます。
「インティファーダ」とは、アラビア語で
蜂起とか反乱を意味する言葉で、大規模なる
民衆蜂起を意味するものとして使われている
わけですが、
画像元:academic-accelerator.com
インティファーダの特徴は、石だけで強大な
軍事力に立ち向かうということにありました。
始めは男たちが石を持ってイスラエル軍に
立ち向かい、男たちが倒れると子供や女たち
が続いたのです。
画像元:bandal.jp
その姿が、メディアを通じて世界中に拡散
されると、イスラエルの暴力に対する批判が
高まり、石を持った少年たちが強大な軍事力
を持ったイスラエル軍に立ち向かう写真が、
第2次インティファーダの際の報道写真(2000年/AFP)
インティファーダを象徴するものとして
国際的な注目を集めます。
これらの写真は、ダビデとゴリアテの
逸話を人々に思い起させるに十分でした。
『旧約聖書』のダビデは、イスラエル
(ユダヤ人)を代表していたわけですが、
この写真はパレスチナ人の少年ダビデが
、ユダヤ人であるゴリアテに立ち向かう姿
であると解釈されたのです。
さて、
パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とする
イスラム組織ハマス VS イスラエルによる
戦闘での犠牲者の数は増え続けていますが、
現段階における犠牲者は、パレスチナ人
ばかりです。
もしもハマスがイスラエルを急襲すれば
、こうなることは、誰にでも十二分に予想
されていたことなのに、
ハマスはなぜ「奇襲」を仕掛けたのか!?
いや、
「奇襲」だけではなく、何故に、残忍で
非情なるテロ行為を行なったのか!?
そして、報復にしてもイスラエルはなぜ、
反撃の手を一向に緩めないのか!?
ダビデとゴリアテの首 画像元:oosamu.blog
増加の一途にある犠牲者をなくし被害者
を救済する手立てはないのか!?
日本人の小生には理解のできない出来事
の連続に驚愕するばかりですが、理解不能
そのひとつが、カナンを約束の地と
定めた「神」の大いなる意向です。
約束の地(カナン)を目指すイメージ diamond.jp(Photo: Adobe Stock)
いまを遡ること、約4000年前に、ユダヤ人
の父祖アブラム(アブラハム)は「神」
の言葉に従って、シュメールの主要都市
ウルを出て、“約束の地”とされていた
カナンへと移り住みます。
アブラハムの血統は、イサク、ヤコブ
(後に、イスラエルと呼ばれる)と続き、彼の
12人の息子たちがイスラエル12部族のもと
になるのですが、息子のうちの一人がユダ
で、この名前からユダヤ人という呼び名
が生まれます。
イスラエル12部族 soku30.jp
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は
「姉妹宗教」呼ばれていて、それぞれが
奉ずる「神」は、名こそ違えど同一です。
ユダヤ教成立以前には、「神」の名は
「ヤハウェ」や「ヤーヴェ」、または「エホバ」
などと呼ばれていましたが、ユダヤの戒律
では「みだりにその名を呼んではならない」
とされたので、ユダヤ教徒は滅多な事では
「神」の名を口にはしません。
イスラム教での「アッラー」は「神」の
名前ではなく、アッラーという言葉自体が
「神」を意味するアラビア語の普通の
名詞ですので、当然、「神」の名前を
口にすることはありません。
翻って、キリスト教ではどうでしょうか
キリスト教イメージ(Photo Adobe Stock)出典:diamond.jp
父(神)と子(イエス・キリスト)と聖霊は、
一つの神が、三つの姿で現れたもので
あるという詭弁(三位一体)を弄して、
三位一体の盾(バリエーション)ja.wikipedia.org
やれ、天のお父様だの、イエス様だの、
仕舞いにはまったく何の関係もないのに
マリア様だのと、姦しいこと甚だしいと、
果たして、
ダ・ヴィンチが、そう思ったかどうかは
わかりませんが、やたらと神の御名を
好んで口にすることは確かです。
出典:mayonez.jp
そんなキリスト教の米国(ネオコン)が
イスラエルの後ろ盾として、陰謀を画策
しているように見える今般の奇襲と報復劇
ですが、ハマス側にもイスラム大国イラン
の影がちらついて見えるのです。
こうして、ここに、
世界三大宗教 note.com
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の国々
が勢ぞろいすることになるのですが、
それにしても、
「神」はなぜ、アラブ諸国に囲まれる
パレスチナ(カナン)を約束の地として
選んだのでしょうか❓
ひょっとして、逆因果律は、
「え、俺のせい?」
「わしじゃないよな!」
「そう、アンタのせいだよ!」
(だよね ・・・)
… to be continued !!
(ゲロゲロ ・・・) 画像元: japan.hani.co.kr