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同じ内容ですが、画像はその限りではありません。
新たなページは、
(以下、本文)
世界で最も多くの人間を殺している超危険な
動物(生き物)は、サメでも、ライオンでも、毒蛇
でもなく、蚊であることは存外に知られるところ
ですが、彼ら、否、彼女らが危険なのは病原体
を媒介するからに他なりません。
蚊の吸血 webun.jo
今回の新型コロナウイルスも感染症病原体
の一種で正式な定義によれば、
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真
(米国国立アレルギー感染症研究所提供)
コロナウイルス科ベータコロナウイルス属の
新型コロナウイルスなのだそうです。
まあ、そいつが、
自然に発生したにせよ、人工的にDNA操作
されたものだったにせよ、動物由来のウイルス
であるということが重要なポイントなのですが、
その問題に言及する前段階として、
『ダ・ヴィンチの罠 目的地』
『ダ・ヴィンチの罠 小宇宙』
などでも触れているように、
出典元:darkhorse-7.seesaa.net
西欧キリスト教圏における「龍(竜)退治」
とは、神に敵対するサタンの化身としての
龍(竜)との対決以外にも 自然の驚異や力を
象徴する龍(竜)との闘い、すなわち、それは
「自然の克服」でもあったのですが ・・・
出典元:popcuitureplaypen.com
自然への挑戦が、積極的になり始めるのは
いまから2000年くらい前のことで、それ以前の
人類社会においては、消極的な介入はあった
ものの自然と協調して生きていこうとする姿勢
や場面の方が断然に多かったと思われます。
それが、
これまでの約2000年の間に人類は、過剰な
までに自然に介入し、その支配とコントロール
を強化・推進するベクトルで進んできました。
それが目に見えて顕在化するようになった
のは産業革命以後のことですが、その種は、
2000年前のイエスの磔刑を境に、キリスト教
(新約聖書)のなかで 既に萌芽していたもの
と、小生には思われてならないのです。
そして、現在、
「自然への支配とコントロール」の悪影響は
もはや地球規模で壊滅的レベルにまで到達
しようとしていることは否めずに、取り返しの
つかない段階に達してしまったようなのです。
たとえば、
包括的な科学的調査により、地上の昆虫の
減少が「カタストロフ的なレベル」であることが
判明したそうで、科学者たちは「100年以内に
すべての昆虫が絶滅しても不思議ではない」
と発表したそうです。
参照 https://indeep.jp/100-percent-insect-extinction--in-100-years/
あるいは、また、
地球上の植物は、予測されていたよりも
500倍の速度で絶滅し続けていて、
参照 https://indeep.jp/worlds-plants-are-going-extinct/
地球の水は、人間が開発した薬剤により、
もはや死につつある状態にあるのだそうです。
参照 https://indeep.jp/perfect-extinction-way-is-going-like-this/
ところで、
人間への投与や処方の良し悪しとは別に、
抗生物質や抗がん剤が地球の自然環境
に対して相当の悪影響を及ぼしているのは
明白な事実です。
そして、
なにより、この地球に生存する動植物は
「細菌との共生によって成り立っている」わけ
ですから、その細菌を死滅させる力を持った
薬剤が自然環境に悪影響を与えないわけは
なく、抗がん剤に至っては細胞の生成を阻む
ものなので、あらゆる生物に対して良い影響
を与えるものであろうはずがないのです。
コロナ禍中の真っ只中にある現在、やむを
得ないこととは言えども、地球の自然環境
に最も悪影響を与え得るもののひとつとして
挙げられる「殺菌と消毒」という行為・行動が
全世界的に実行されていますが、地球環境
の保守・保全という観点から言えば、まさに
「天に唾する」に等しい愚かなる行為で、
画像元:career-picks.com
言わば、「人を呪わば穴二つ」ならぬ
「ウイルス殺さば穴無数」という状態に
なり兼ねないわけです。
つまり、墓穴を掘るということですね
いささか、譬えが適切ではないような気も
しますが、まあ、いいでしょう。
実際には、
コトはそれほど単純ではないのでしょうが、
それを重々承知の上で、さらに言及すれば、
身の回りを清潔にして衛生的に保つことは
良いことですが、それが過度に行き過ぎると
自らの抵抗力や免疫力を弱体化させるだけ
でなく、大量に消費・使用される薬剤の排出
によって、残留汚染物質が発生します。
つまり、自然や生態系に対して有害となる
残留性有機汚染物質を創出するわけです。
農薬や一部の殺虫剤、あるいは排水から
自然環境に流入する抗生物質や抗がん剤
などの医薬品の数々もそれに含まれます。
要は、細菌やウイルスを殺すための薬剤の
すべてが自然環境を破壊しているわけで、
それらは、地球の水質や循環システムを
狂わせ、土壌に深刻なダメージを与え、昆虫
たちは絶滅を続けて 微生物や昆虫類を捕食
する鳥類を含む大型の生物や哺乳類なども
食物連鎖の過程でそれぞれに危殆に瀕する
悪影響を被っているわけなのです。
繰り返しになりますが、
新型コロナウイルス対策として屋内外での
大規模な消毒と殺菌行動が、世界の広範囲
で実施され、そこでは夥(おびただ)しい量の
消毒剤と殺虫剤が使用されています。
こうして、
世界中で拡大する大規模な消毒剤の空中
散布や街中に設置された殺菌(除菌)ミスト、
さらに家庭内や商業施設での除菌スプレー
の使用・励行など、日常的に行なわれている
過剰殺菌行為はますます増加、エスカレート
して行き、いよいよもって人類の健康状況は
メエルシュトレエムに呑まれて
(A Descent into the Maelstrom)
ハリー・クラークによる挿絵 wikipedia
悪循環の渦の底にある終末に向かって、
その加速の度合いを深めていくわけです。
身近な例で言えば、
「入店の際には、除菌スプレー(消毒液)の
ご使用をお願いいたします」というような放送
が繰り返しスーパーなどで流されていますが、
半ば強制的に手の消毒を要請・要求されて
いるわけで、目や肌の炎症だけでなく気管支
、肺、胃腸等へのリスクも排除できません。
こうして我々は、
知らず知らずのうちに毎日のように、危険性
のある物質を手に塗り込んでいるわけですが、
今回の“新型コロナウイルス”の騒動以前から
「常に、家中を隈なく消毒し続けている」という
つわものも多いと聞きます。
これを極論すれば、
乾燥・蒸発によって、常時、大気中(空気中)
に消毒剤が散布されている状態を自らが作り
出しているわけで、前述したリスクはますます
排除し難い状況に陥っているのです。
然るに、多少ならずとも、
大袈裟にすぐる表現を用いましたが、
こうした「悪循環」の根源となる出来事は、
洗礼者ヨハネの斬首を端緒にして、
裏切者ユダの密告劇をステップに
イエスの十字架へとつらなる一連の
茶番劇に、そのルーツを見つけることが
できるのです。
「悪循環」なる大本(おおもと)を正せば、
パウロ(キリスト教の創始者)に行き着くと
いうのが、『ダ・ヴィンチの罠』から
読み解けるもうひとつの「答」ではないかと
小生には思えるのですが ・・・
ジョヴァンニ・ファットーリ画
『サロメ』フランツ・フォン・シュトゥック(1906年)
しかしながら、
その解説に入る前に、確認しておきたいこと
として、キリスト教が疫病の流行によって発展
してきたという事実を知ってもらいたいのです。
現代と違い、バクテリア(細菌)やウイルスの
存在はおろか 治療法も予防法も知らなかった
古代では、こうした目に見えない未知なるもの
への恐怖は並大抵ではなかったと思われます。
一定の期間に大勢の人が亡くなるという点に
おいては、疫病も戦争も同じですが、その原因
を人間がコントロールできないのが バクテリア
やウイルスなどの病原体による疫病(感染症)
の恐ろしさであり、目に見えない恐怖なのです。
戦争ならば、国家間の努力や政治的妥協に
よって 防ぐことは可能ですが、疫病(感染症)
は基本的に隔離するしか、蔓延を止める手段
はなく、他には地域における集団免疫を獲得
するまで待つしか方法がありませんでした。
目に見えない恐怖ということは、突然に病に
侵される人が現れたかと思う間もなく、次から
次へと病魔に倒れる人が増えていくのですが、
そんな中で、ある人は亡くなり、またある人は
生き残るという理不尽が生まれるわけです。
それは、ギリシャ・ローマの多神教の神でも
合理的な自然哲学をもってしても、その原因
と結果の違いを説明できないわけです。
ところで、
ローマ帝国が統治する広大な地域において、
西暦165年ごろから帝国の人口の数分の1に
あたる人々が亡くなるような正体不明の疫病
が大流行します。
病名は明らかではありませんが、天然痘か
麻疹(はしか)であったと思われます。
こうした状況下でパウロのアイデアによる
目に見えない「神」(イエス)を信じる者だけ
が救われて天国に行けるというドグマ(教義)
の非合理性が受け入れられ始めるわけです。
パウロの肖像
すなわち、
そこには死ぬことに意味がもたらされ、死は
この世界の苦しみからの解放であると同時に
救済であるとする教えであって、しかも その
救済は、すべての人に与えられるのではなく
「神」(イエス)を信じる者にだけ特別に付与
される特権なのです。
こうして1世紀にはユダヤ教ナザレ派という
地方のカルト集団にすぎなかったイエス教団
(イエス共同体/キリスト教)は、2~3世紀に
発生した疫病の流行・拡大に便乗するかたち
で急成長し、いつしか大ローマ帝国の国教に
まで上り詰めるわけです。
初期のイエス共同体における普遍主義は、
カトリックが成立する過程において異教的な
伝統(クリスマスやイースター)と結びついて
地域の共同体の中で醸成されていきますが
、14世紀にペスト(黒死病)が流行して 地域
の共同体が崩壊すると、ルネサンスとともに
宗教改革が起こされ、プロテスタントは信仰
を拠り所とする普遍主義に原点回帰します。
このように、戦争や疫病で人々が離散する
タイミングで 信仰をベースにおく共同体組織
してのキリスト教は、その成長の翼を大きく
広げてきたというわけです。
さて、現在に目を移せば、
「生めよ、増えよ、地を満たせ」とする
旧約聖書の言葉通りに人類は全世界にヒト
という種を拡散させるに至ったわけですが、
同時にそれは、
地球という惑星の限られた領域の内に
ヒトという特定の種だけが殖え過ぎるという
結果(弊害)を招いているわけです。
自然は特定の種だけが一定限度を超えて
繁栄することを好みません。
なぜなら、
多様性こそが自然界における神の均整
や神の比率(ディヴァイン・プロポーション)
であり、たとえ、「神」に似せてつくられた
万物の霊長たる人間様と言えども 特定の種
だけが限度を超えて繁栄することは、ほかの
すべての生き物にとって死活問題となるだけ
でなく、自然の調和を乱し 生態系を破壊して
循環システムのバランスを大きく狂わす元凶
となるからです。
そこで、
「神」なるサムシング・グレートによって
インテリジェント・デザインされた自然界では、
“黄金のルール”として 目に見えない存在物
(細菌やウイルスなど)を利用して 食物連鎖
の頂点に立つ種(必ずしもヒトとは限らない)
のアラインメント(比較)調整 ⇒ 在庫調整を
行うようになったとは言えないでしょうか
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真
(2019新型コロナウイルス‐Wekipedia)
以来、人間にとって目に見えない疫病は
「悪魔の病(やまい)」と見なされ、ある日
、ある場所に、突如として、その姿を現して、
あっという間に多くの人々から命を奪い去る
怪物として恐れられたわけですが、
出典元:darkhorse-7.seesaa.net
近代のような科学的知見を持たない昔の
人々にとって こうした現象の理由を宗教に
求める以外、納得のいく答えは与えられず、
宗教もまた疫病(伝染病)があるがゆえに
認知され信仰を得たのかもしれません。
近年のウイルス性の人獣共通感染症は、
自然破壊(自然開発)によって、生態系の
バランスが崩れ、野生動物との接触機会
が増えたことに原因の一端が見られます。
しかも、このまま、自然資源の開発などが
続けば、深海や氷河の下に眠っている未知
の微生物やウイルスを目覚めさせてしまう
のかもしれませんし、人為的な遺伝子操作
による新たなるウイルス兵器の脅威もある
わけで、我々は常に病原体の発生リスクに
晒(さら)されていると言えるでしょう。
「コロナ禍」の最中にもかかわらず、
AFR=時事 6/30(火)によれば、
中国で、新型の豚インフルエンザが確認
され、パンデミック(世界的大流行)の恐れ
もあるとの研究結果が発表されましたが、
野生動物よりもさらに身近で接触機会の
多い家畜動物がパンデミックを引き起こす
重大なウイルスの発生源となり得ることに
もまた十二分なる注意が必要です。
はてさて、
パウロの脚本とイエスの主演・演出に
よる「イエス・キリスト計画」の発動が、
こうした負のスパイラル「悪循環」の
発端であり、その口火を切ることになる事件
が、ガリラヤ領主ヘロデ・アンティパスによる
洗礼者ヨハネの斬首だったのですが、
『洗礼者ヨハネの斬首』カラヴァッジョ(1608年)
これですね!
この辺りにおける大ペテン師パウロの
シナリオについては、
『ダ・ヴィンチの罠 パウロ』
の記事を参考にしていただくものとして、
ここではその先、つまり ヨハネを亡き者
にしたいと思っていたが、民衆の暴動を
恐れて殺害することを躊躇(ためら)って
いたヘロデ王(ヘロデ・アンティパス)に
恰好の機会となる誕生の祝いの宴の場と
いう虚構の舞台を設定した人物について
の話に戻せば、
出典:www.lets-bible.com
その人物こそが、のちに「裏切者」の
烙印を押され、蔑まれつづけることになる
イスカリオテのユダであったとの独自
の推理を前提にしたダ・ヴィンチは、
(んんッ !!)
これですが!
あえて、エトス(倫理)の胤(血統)が
入った巾着袋を握りしめるユダの姿を
『最後の晩餐』の中で、不可解なる
R3の人物として活写しているわけです。
この辺りの事情が呑み込めない方は、
『ダ・ヴィンチの罠 破壊神』
を参考にしてみてください。
こうして、
一方のメシアであった洗礼者ヨハネは
断たれ、もうひとりのメシアであったイエス
はパウロの描くシナリオ通りに十字架上
での「死の贖い」を演じてしまうのですが、
次回以降においては、
なぜ、そんなことになってしまったのか
そして、それが、なにゆえに人類にとって、
負のスパイラルたる「悪循環」を招くこと
になったのか についての考察を、
ダ・ヴィンチの視点にフォーカスしたかたち
で推理してみたいと考えています
「何っ、『FOCUS』、写真週刊誌じゃな」
休刊になって久しいが、『FRIDAY』の方は
いまだ健在じゃ、 ま、まさか、お前さん
「フライデーされとらんじゃろな」
「えっ !!」
「きゃ、やだぁ、わたし妊娠したの」
・・・ って、おいおい、
(なんじゃそれ) (ホンマかいな)
… to be continue !!
(… to be continued !!)
蚊の吸血 tcchnologyreiew,jp
蚊の吸血 webun.jo
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真
(2019新型コロナウイルス‐Wekipedia)
蛇も蚊もコロナもヤダね
(ゲロゲロ ・・・)