遠距離操作装置

　昨日借りてきたビデオを見ていて、２時間たつと、エンディングを迎える前に「リモコン」で電源を切った。

　映画の内容は「刹那的」であったが、リモコンを使って切った動作も刹那的な気がした。

　もちろん僕がまだ小さかった頃は「リモコン」なんてなくて、居間ではチャンネルを変える為のジャンケンがあったりした。
　いちいち変えるのも面倒なので、ＣＭ中に他の局に変えることは日常ではなかった。

　そういう時代の背景って、「人格形成」に影響を及ぼすのだろうか。

　だろうか、なんていわなくってもそんなこと「いわずもがな」である。

　今では当然「リモコン」は当たり前になっているし、将来は「思っただけで機械が動く」かもしれない。
　もっともっと刹那的になっていく気がする。

　盆栽なんかに「シュミレーター」なんかがついていてたらイヤだな。

　だけど僕は、「昔」のフォークソングなんて大嫌いだ！
　
　とりあえず今度、「ダイヤル式の黒電話」を買いに行こう。