平凡な1日に捧ぐ

世界でも有数のパフォーマンスを叩き出す東京のあるエリアを早足で帰ります。
冷たい空気にひっそり佇む美しい白銀のお月様と、クリスマスのやわらかな黄金の光とそれをゆっくり楽しむ人々の波の中、颯爽と帰路につきます。
明日も朝早くから仕事だ。
楽しくて仕方ない。
地味な仕事の積み上げこそが、私たちを遥か彼方まで押し、放ってくれると知っているからです。
重力をも超える垂直の力。宇宙飛行士の１人が、「私を元の場所に戻す力はこの世界にどこにもないだろう」と涙した力だ。
きっとそれは仕事の世界の唯一の解のはず。

自分のぜい肉なんて許せなかったし、
弱気でチャレンジから逃げてもっともらしい言い訳することなんてもっと許せない。
しけた言い訳をもっともらしい大義名分で朝からたれるダサい大人になるとか、絶対に俺はそんな自分は許さない。

いつもたくましかったあの人も死んだし、
人の記憶に残るかなんてそんなことを気にするなんて馬鹿げている。
俺は好きな様に思い切り働いて、たくさんの人に喜んでもらって、笑ってしまう位の大金を成して、先端科学や世界に再投資しまくる。世界を好きな様に最適化してみせる。その先の達観した静かな世界を見たい。
好きな様にやるんだ。

そう思う、いつも通りの平日の夜のことでした。




Beyoncé「Crazy In Love」
Apple Musicからどうぞ。
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