時間と気力

時間と気力は限られています。だからとても大切ですね。
最近元部下から会いたい旨の連絡をもらいました。
それ自体はむしろ嬉しい出来事でしたが、その人とは会いたくなく、時間は作れない旨を伝えました。
なぜなら今愛情くんは仕事に必死で、結果を出し続けたいからです。
また、その人は、当時の自分には良い仲間でしたが、その後の人生はお互い大きく異なります。その人は組織が苦しい時に自ら去って新しい仕事を選び、私は覚悟を持って残り続けました。
振り返るに、当時の互いの人生の成長の角度の差は0.1度あるかないか位だったと思うのですが、正の二乗のグラフの様に、時を重なるにつれ、勇気を出してチャレンジを重ねてきた人生と、一時的な安定や安心だけを求め成長の機会を求めようとしなかった横ばいの人生とでは、たった数年でも大きなひらきが出ます。
学生でなく社会人なら、それは圧倒的大差になる気がしました。
私はその人に会いたいとは思いませんでした。
時間と気力が大切だからです。

精子提供の活動に直接は関係ないことでも、皆さんに私の価値観が伝わる様に、こうしてブログをたった一記事でも新たに書くなど、ボランティアとしての活動を充実させることの方が、その人と会うことより有意義な時間の使い方だと考えますし、他の価値ある時間の使い方がいくつも見えるからです。
たった45分でも貴重です。

もしその元部下の人が愛情くんを頼って具体的に相談してきたら助けてあげたいと思います。
しかし、こちらの近況に興味があるから気楽に会いたいと言っているだけなら、若さの価値に気付いている分だけ、私は時間に慎重になります。

精子提供を受けるか迷っている方ももちろんそうですし、誰にとっても時間は貴重ですよね。
そして使える心の総量も今の人間には限りがあります。
だからこそ、何に自分の命を使うのか真剣に考える必要があると思うのです。