大学でのこと

うららかな春の風がキャンパスをやさしく駆け抜ける中、期待に心が踊った記憶のことです。
愛情くんが大好きだった教授が、講義(またはゼミ)の初日にホワイトボードに難解なある方程式を書かれました。
数学や物理の高度な概念が集まった、結晶のような美しい数式。

「この方程式をもって、経済活動を解明していきたいと思います。」

アジアなど国を代表して留学してきた同級生たちとともに、形なき経済という巨大なものをとらえる、
そのみずみずしい感動が躯を駆けめぐったのを、たった今専門書を読んでいたらはっきりと思い出しました。

超ミクロでの物理現象、また、確率や場のエネルギーで説明がつく経済モデル、
生物が数学の公式通りのらせんを巻くこと、
星の運動の複雑さと支えているシンプルな理論、
愛情くんはこの世界の神秘に胸が踊ります。

これからも自然や宇宙の法則を楽しんでいこう。
そう思います。


東京での精子提供ボランティア
愛情くん
aijyou-kun@mail.goo.ne.jp