ヤップに行くって言ったら、
?どこ?って聞かれることが多かったけど、
ストーンマネー(石のお金)がある島っていうと、
ああっ~! 何か聞いたことあるっていう人が多かったです。
自分もちょっと興味があって、今でも使ってるのかなとか・・・
最終日は翌朝4:00のフライトなので、潜っても早朝1本。
ということで、潜るのはやめてストーンマネーを見に行くことにしました。
島の真ん中に鋪装したセンターラインのある道があって、
そこから横道にそれると、こんな感じ。
プチジャングルです。
道路脇には、タロイモとかバナナが植えてあります。
一見自然に生えてる感じですが、その土地の所有者の畑とのこと。
ちなみに右手の地面から葉っぱがでてるのがタロイモ。
ストーンマネーは、昔パラオから切り出して、船で運んできたそうです。
大きい石をどうやって運んできたかとか、どんなに大変だったかが、
その石の価値を決めるそうで、
代々、その家の財産として、語り継がれ、今も使われてます。
といっても、直接何ドルっていうものではなく、
土地を交換するとき
(現地のガイドさんは売買ではなく交換といってました。
何となく雰囲気伝わるでしょうか)、
結婚してお嫁さんをもらうとき、
謝るとき・・・とかに使うそうです。
ストーンバンク(銀行)には、石がずらっと並んでました。
大きいのは3mくらいありそうです。
集落の間には、ストーンパス(石の小道)があちこちにありました。
少し歩いてみました。
ツアーガイドさんが先に車を回しておくので歩いていっていいよと言われ、
小雨降る中、両側はプチジャングルだし、二人だったし、
腰みのつけて歩いてた島の人の昔の様子を想像するには雰囲気満点でした。
途中から、分かれ道はあるし、何か出そうな感じもしてだんだん不安になりましたが・・・
しばらく行くと海辺の道路にでて、一安心。
ヤップには観光客が入れない集落や島もあって、
まだまだ自然や素朴な生活が残ってる島でした。
ホテルにもストーンマネーがあちこちに置いてありました。
船上レストランのデッキにも
黒い石かと思ってましたが、
長年の歴史の色だったんですね。
ヤップダイビング1日目と4日目のサンセットダイブで
レインボウリーフにニシキテグリを見に行きました。
5mくらいの浅瀬の枝サンゴの隙間に、マンジュウイシモチがいっぱいです。
ニシキテグリを探すこと1分くらい、
いました、ちょろちょろ動き回るきれいな魚。
よく見るとあちこちにいます。
1mくらいの枝サンゴの中に数匹はいる感じです。
メスは小さい方、オスが大きい方です。
メスはあまり広い範囲を移動してない感じで、
オスは数mの範囲を動き回っていて、
いろんなメスのそばに行っては気を引こうと背びれをビュンビュン立ててました。
だんだん日が落ちて暗くなり始めた頃、
メス2匹の周りで背びれを立て、猛アタックな感じです。
そして2匹が寄り添い、浮上・・・
ビデオは旦那が撮った産卵シーンです。
ビデオの1回目は産卵まではできず失敗の様子。
2回目のは、産卵後の白っぽい卵が見えてます。
卵は、そばで待機してたマンジュウイシモチに少し食べられてしまいました。
このマンジュウイシモチは、求愛行動中からずっとそばにいて卵を狙ってました。
頭いいですよね~
魚に三角関係は無いかもしれないですが・・・
ビデオの2回目の浮上の時、
下の方にもう一匹のメスが写ってるのですが、
オスはこの2匹に求愛していて、
かわりばんこに求愛→浮上を繰り返してました。
一匹が浮上中は、もう一匹のメスも一緒に浮上したそうに見えませんか。
この後、1mくらい離れたサンゴにいる別のメスのところにも行って求愛→浮上して、
また別のメスのところに行って求愛して、
最初のメスのところに戻って再度求愛・・・
最初は超感動したのですが、
途中からあまりの落ち着きなさとせっそうなさに笑えてきて・・・
何ともいえない楽しい1時間でした。
ニシキテグリをこんなにじっくり見たのは初めてでした。
体の色がすごくきれいです。
特にオスが背びれを立てた時は、他のヒレも全開でひときわ鮮やか・・・
目に焼き付けて来ましたが・・・
マクロ持参でもう一度行きたいです。
ダイビング2日目の3本目は、アウトリーフのヤップカバーンズ。
こんな感じの細い通路が何本かあります。
通路抜けるとドロップオフでした。
バッファローフィッシュ(カンムリブダイ)が群れでサンゴをガリガリ・・・
しては、白いものを排出・・・
透明度悪いのはこれのせい??
ドロップオフに降りかけた辺りにイソギンチャクと
クマノミ(オレンジフィンアネモネフィッシュ)と
ミツボシクロスズメダイいっぱい。
ちょっと多過ぎですよね~
他にもエビ、カニもいたし、
マクロだったら、ここだけで何時間居ても飽きないかも・・・
そして、ドロップオフは、ハナゴイのパラダイスでした。
こんなにいっぱいいるのは初めてかも・・
近づくといっせいにサンゴの方に逃げますが、
離れるとまた沢山でてきます。
どっちをみてもハナゴイだらけ・・
青い海に、ムラサキと黄色が群れてきれいです。
とっても癒されました^^)
ここは、滞在中にもう一度行きたかったです。
距離が遠いのと、外洋は荒れてる・・・とかで行けませんでしたが。
次回ヤップに行くことがあったらリクエストしたいなあ~
2日目の1本目は昨日と同じで、ミルチャネルのマンタリッジでマンタ探しです。
上の方はニゴニゴ、サーモクラインみたいな感じで、
濁ってるとことまあまあのところがくっきりわかる状態。
こういう時には、目立たなくて都合がいいのでしょうか・・・
ニゴニゴの中にマンタです^^;
しばらく一緒に泳いでみましたが、
クリーニングステーションに行く気配もなく、そのまま行ってしまいました。
なかなかマンタとゆっくりご対面できないですね~
2日目のゲストは私達二人のみでだったので、
2本目と3本目は、マンタ探しはやめにして、
リーフの外へ行ってみることにしました。
2本目は、マジックキングダム。
サンゴがきれいです・・・
クマノミの色、きれいですね~
テーブルサンゴがずーっと群生してました。
ヨスジの群れも・・
所々白化してるのはオニヒトデでしょうか。
たまに巨大なのがいました・・・
サンゴの棚から少し離れたところには、マダラタルミとギンガメの群れ・・
そういえば、この2種類はマンタリッジでもつるんでました。
ここのも、すぐ逃げちゃいます。
ヤップに潜りに来る人はマンタ探しがメインになっているので、
他のポイントにはあまり行かないようです。
アウトリーフでは、他のボートは見かけませんでした。
マンタももちろん探したいのですが、
ヤップにはいいポイントが沢山ありそうです・・
ボートダイビングは、
酔いやすい人にとっては試練ですよね。
私もダイビングを始めた頃(10年くらい前)は、
出航前に下向いて準備してるだけで、酔ってました。
アネロンカプセルの酔い止めに出会ってからは、
飲めばまあまあ大丈夫になり、
いつしか飲まなくても大丈夫になりました。
とは言っても、1日中ボートの上で激しくチャプチャプの日は、
さすがに間違いなく胃から・・・って感じです。
ところが、
今回、船着き場のボートはすでに激しくチャプチャプ・・・
乗り込んで、ウェット来て、いろいろ準備して、
少しは気持ち悪くなるんだろうなあと思いきや、全く気配もなく、平気でした。
結局その日は何事も無く過ぎ、
翌日の朝ご飯の時、そういえば昨日の朝、
スイカ(実が黄色いやつ)がおいしくて何切れも食べたことを思い出し、
もしかして、これっ?! と思い、
(おいしいのもあったけど)
またもや何切れも食べて乗船。
この日は3本潜りながら、島の外洋を半周して帰港の予定。
リーフの外は半端なく揺れてました。
ボートが波に乗り上げて落ちるたびに、
おしりは痛いし、プチフリーホールみたい・・
だったのに、全く大丈夫でした。
何ともないっておかしくないですか?!
自己暗示かもしれませんが・・・勝手にスイカだと思っています。
結局、毎日スイカ沢山で、13本、何ともなかったです^^)v
皆さんもよかったら一度試してみてください~
写真は、ホテル併設のヤップダイバーズ。