く~~
低音の響きでなんとも奇天烈な世界観を描いている旧ソ連映画。
1986年に旧ソ連全土で1,520万人もが熱狂した作品。
日本でも1989年に公開され、ジワジワと評判を得て2001年に再公開。
DVD化までされその人気は留まる事を知らない・・・
私は再公開の際にユーロスペースで鑑賞したのだが、コレが面白い。
ローテンポで脱力系のムービーで途中眠くなってしまうものの、どこか笑える新感覚を味わえる。
鉄屑の宇宙船が、ゆらゆらと重そうな音をたてて進み、
マッチ一本に異常な執着を見せる「パッツ人」。
しゃべる言葉は「クー」のみで、ステテコパンツ姿の不思議なポーズ。
全ての要素が、不思議でじんわりと笑が込み上げてくる。
作者のお勧め映画です。
TUTAYAなどにも置いてあるようなので(渋谷と新宿で確認)是非見てください。
□pandra 公式HP
□アマゾン
■作品を見た人へ・・・
何故?あの無骨な宇宙船が飛ぶのでしょう?
SF映画だとビューンって凄いスピードで進むのに、この映画は全ての常識が通じない。
なんか、この映画って資本主義を馬鹿にしている気がしませんか?
金や権力もあまり意味がなくて・・・
最後にオレンジ色の光り見て「クー」してしまうところとか。
権力の象徴に平伏してしまうみたいな・・・
どうも、この映画が作られたのは旧ソ連時代ということで、映画も国家予算だったらしいのです。
だから、政府がそういう映画を作らせた可能性もあるのかなぁと・・・
考えすぎかな?
と、私は劇場で「カッツェ」買ってしまいました・・・
キンザ・ザ・ザ最高!
ク~~~~
■ロシアのキン・ザ・ザの公式?HPです。
あの懐かしい音楽が流れ感動物です。