お盆休みの出来事。
仙台にたちより目的地の青森に到着しました。
今回の目的の一つ青木淳氏設計の「青森県立美術館」を訪れる事。
三内丸山遺跡からイメージを膨らませたというコノ美術館は、煉瓦を白く塗った豆腐?のようなデザイン。
雪の積もる冬には敷地に溶け込み、あたかも地中に眠る古代の財宝のような展示スペースだ。
展示場は白を基調とした内装に、ところどころ土の壁が現れる。
この壁が一見ただの箱になりがちな美術館を、温かみのある空間へ変化させている。
開館して間もない青森県立美術館のオープニングを飾ったのは「シャガール」の展示。
巨大なアレコという舞台の背景画から、その舞台衣装をはじめ数多くの展示がありシャガール好きにはたまらない。
大量のシャガール作品を続けてみていると、
「このモチーフ前の作品でも出てきたなぁ」と感じることもしばしば。
それらモチーフにシャガールが重ねたイメージを想像しながら鑑賞するととても面白い。
美術館内部であまり”遊べなかった”からなのか?
外構でこんな遊び心を見せていた・・・
常設展示では青森県出身のアーティストの作品が所狭しと並べられている。
棟方志功・奈良美智はもちろんだが、私的にヒットだったのは、ウルトラマンの怪獣デザインの成田亨(とおる)氏のコーナー。
バルタン星人の決定稿や、なつかしのカネゴンなどのデザイン画が展示されている。
聞いた話だが、青森県立美術館に続く道に掲げられた看板には、それぞれウルトラマンのキャラクター画が書かれているのだという。
円谷プロと肖像権の問題があって今は青いシートがかかっているのですが、コノ問題が解決されたらとても面白い道になりそうです・・・
■青森県立美術館の公式HPはこちらから
青森県立美術館から徒歩で10分ほどのところにある三内丸山遺跡。
国の特別史跡として知られ縄文時代の遺跡として知られています。
驚くことに、この一帯の土地はまだまだ発掘の最中で、毎年少しづつ発掘作業を進めていると言うのです。
ですから、まだもっと重要な遺跡が出てくるかもしれない神秘の土地なのです。
その為、野球場建設予定だった青森県は重要な遺跡が発掘された為、その建設を諦めて発掘調査に予算を計上したそうです。
そういった、青森県の姿勢が今日までの人類の進化を辿る研究を盛り上げているともいえます。
この遺跡の顔とも言える「大型掘立柱建物跡」
今日の研究成果から直径1mの栗の柱が6本立っていたことがわかっています。
内側に傾斜の作られたその柱は”おそらく”このような形をしていただろうと復元されています。
しかしながら研究者の中でもいろいろな考え方があり、
①巫女が祈祷する施設
②物見やぐら
③神殿
など意見が分かれているため建物の形にせず、見るものに想像させるという中途半端な形態となっています。
大型竪穴住居跡です。
ここは集会場に使われていたのではという空間です。
驚くことは、この住居に使われている柱・梁がとてつもなく大きい事。
直径60cm大の栗の梁をどのように柱の上に載せたのか?
とても気になります。
一般的に知られている竪穴住居の跡も点在しています。
中に入る事が出来るのですが、一段低くなった床面がとても気持ちよかったです。
こんもりと地球に取り込まれたような居所。
普通の住宅だと玄関に入って床に対して1~2段上がりますが、この1~2段低くなる感覚はとても新鮮。
防水の問題さえなければトライしてみたいものです。
三内丸山遺跡内に併設されている縄文時遊館。
ここでは、お食事が出来るようになっている訳ですが、・・・
縄文人が食べていたであろう食材をメニューに取り入れた縄文食が食べる事が出来ます。
私は、1800円くらいの定食を頂いたのですが、意外に美味しいんです。
調味料はさすがに昔はなかっただろうけど、素朴な素材に上手に味付けされた料理の数々。
観光地でいただける料理としてはかなり(私の)評価高いです。
しかし、すごいなぁと思うのはコレだけの施設なのに利用料タダなのである。
縄文遺跡に触れ合える貴重な施設は全て青森県の税金で負担されているようで・・・
本当に青森県民に感謝です。
まぁこれからは青森県立美術館とセットで訪れる人が多くなるのでそちらで元をとるのかもしれませんね。
■特別史跡”三内丸山遺跡”の公式サイトはこちらから
---
■akatukiの山寺旅行はこちらから
■akatukiのせんだいメディアテーク探訪はこちらから
■akatukiの牛タン&松島ずんだ餅~宮城県旅行はこちらから
■akatukiの釣れるつれる!海釣り”ほぼ”初体験~青森 はこちらから
仙台にたちより目的地の青森に到着しました。
今回の目的の一つ青木淳氏設計の「青森県立美術館」を訪れる事。
三内丸山遺跡からイメージを膨らませたというコノ美術館は、煉瓦を白く塗った豆腐?のようなデザイン。
雪の積もる冬には敷地に溶け込み、あたかも地中に眠る古代の財宝のような展示スペースだ。
展示場は白を基調とした内装に、ところどころ土の壁が現れる。
この壁が一見ただの箱になりがちな美術館を、温かみのある空間へ変化させている。
開館して間もない青森県立美術館のオープニングを飾ったのは「シャガール」の展示。
巨大なアレコという舞台の背景画から、その舞台衣装をはじめ数多くの展示がありシャガール好きにはたまらない。
大量のシャガール作品を続けてみていると、
「このモチーフ前の作品でも出てきたなぁ」と感じることもしばしば。
それらモチーフにシャガールが重ねたイメージを想像しながら鑑賞するととても面白い。
美術館内部であまり”遊べなかった”からなのか?
外構でこんな遊び心を見せていた・・・
常設展示では青森県出身のアーティストの作品が所狭しと並べられている。
棟方志功・奈良美智はもちろんだが、私的にヒットだったのは、ウルトラマンの怪獣デザインの成田亨(とおる)氏のコーナー。
バルタン星人の決定稿や、なつかしのカネゴンなどのデザイン画が展示されている。
聞いた話だが、青森県立美術館に続く道に掲げられた看板には、それぞれウルトラマンのキャラクター画が書かれているのだという。
円谷プロと肖像権の問題があって今は青いシートがかかっているのですが、コノ問題が解決されたらとても面白い道になりそうです・・・
■青森県立美術館の公式HPはこちらから
青森県立美術館から徒歩で10分ほどのところにある三内丸山遺跡。
国の特別史跡として知られ縄文時代の遺跡として知られています。
驚くことに、この一帯の土地はまだまだ発掘の最中で、毎年少しづつ発掘作業を進めていると言うのです。
ですから、まだもっと重要な遺跡が出てくるかもしれない神秘の土地なのです。
その為、野球場建設予定だった青森県は重要な遺跡が発掘された為、その建設を諦めて発掘調査に予算を計上したそうです。
そういった、青森県の姿勢が今日までの人類の進化を辿る研究を盛り上げているともいえます。
この遺跡の顔とも言える「大型掘立柱建物跡」
今日の研究成果から直径1mの栗の柱が6本立っていたことがわかっています。
内側に傾斜の作られたその柱は”おそらく”このような形をしていただろうと復元されています。
しかしながら研究者の中でもいろいろな考え方があり、
①巫女が祈祷する施設
②物見やぐら
③神殿
など意見が分かれているため建物の形にせず、見るものに想像させるという中途半端な形態となっています。
大型竪穴住居跡です。
ここは集会場に使われていたのではという空間です。
驚くことは、この住居に使われている柱・梁がとてつもなく大きい事。
直径60cm大の栗の梁をどのように柱の上に載せたのか?
とても気になります。
一般的に知られている竪穴住居の跡も点在しています。
中に入る事が出来るのですが、一段低くなった床面がとても気持ちよかったです。
こんもりと地球に取り込まれたような居所。
普通の住宅だと玄関に入って床に対して1~2段上がりますが、この1~2段低くなる感覚はとても新鮮。
防水の問題さえなければトライしてみたいものです。
三内丸山遺跡内に併設されている縄文時遊館。
ここでは、お食事が出来るようになっている訳ですが、・・・
縄文人が食べていたであろう食材をメニューに取り入れた縄文食が食べる事が出来ます。
私は、1800円くらいの定食を頂いたのですが、意外に美味しいんです。
調味料はさすがに昔はなかっただろうけど、素朴な素材に上手に味付けされた料理の数々。
観光地でいただける料理としてはかなり(私の)評価高いです。
しかし、すごいなぁと思うのはコレだけの施設なのに利用料タダなのである。
縄文遺跡に触れ合える貴重な施設は全て青森県の税金で負担されているようで・・・
本当に青森県民に感謝です。
まぁこれからは青森県立美術館とセットで訪れる人が多くなるのでそちらで元をとるのかもしれませんね。
■特別史跡”三内丸山遺跡”の公式サイトはこちらから
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■akatukiの山寺旅行はこちらから
■akatukiのせんだいメディアテーク探訪はこちらから
■akatukiの牛タン&松島ずんだ餅~宮城県旅行はこちらから
■akatukiの釣れるつれる!海釣り”ほぼ”初体験~青森 はこちらから
縄文メニュー、写真を見るとかなり豪華に見えます。
縄文人の文化水準って、実は考えられているより高かったのではなんて議論も盛んですが、そんなことも含めていろいろ想像してみるのも楽しいですよね。
縄文文化ももさることながら、先日TVで秦の始皇帝の話をしていましたが、やはりあちらもすごい技術力・文化水準ですよね。
こういう遺跡って本当に重要。
うまく次の世代にも伝えたいものですね。
しかし、遺跡入れなかったのは痛いですねぇ。
青木淳氏のデザインではありません。念のため。
しかし、縄文人があんなにきめ細やかかつ洗練された料理を食っていたとは到底思えませぬ。
そうでしたか。すみません。
どーりでテイストが違うなぁと思いました・・・
美術館内部の土の壁好きです。
冬の美術館姿も是非見てみたいですね。
no.502さんもやはり食べたのでしょうか?
縄文人が食べていたかはさておき、美味しかったですよね?