チリの落盤事故と大震災で問われる責任と改善

地球の裏側で大救出劇が繰り広げられています。
ついつい、TVを見てその行く末を見守ってしまったのですが・・・
なんとなく違和感を感じるのが、事故の責任が問われない事。

何故、落盤事故が起きたのか？
炭鉱の責任者の管理責任は？
労働者を苛酷な環境で、安全対策を怠りながら低賃金で雇っていたのでは？

といった問題がほとんど取り上げられることなく・・・
救出劇の模様のみが報道されていて、なんか一種のショーのようになっている事に違和感があるのです。

なんか、こういうことって日本でもあるなぁと思うのですが・・・
大震災で家屋が崩壊された時にはその安否や救出の事のみフューチャーされて原因究明がキチントされない事が多いと思うのですね。
チリの事故の場合は救出後にそういった問題が調査されるのかもしれませんが、地震等の震災の場合は、崩壊した家屋の原因を注意深く究明する前に、解体して整備復興してしまう。

手抜き工事や施工ミス、耐震強度の弱い家ほど原因を究明できないほど崩壊してしまって、その責任を免れているような気もしてしまうのです。

もちろん、中には現地でそういった現場に赴いて研究・解析する方もいて、そういった実績を目にさせていただく事もあるのですが・・・
建築関係者以外にはあまり知られない状況だと思います。

震災にあった方は他の多くの震災者と同じ”偶然震災に会った人”という感じで、何故倒れてしまったのか？
その理由を解析することもなく、目先の生活を送る事に必死になり真実を知らないままでいる方も少なくないのかなぁと。

もちろん、それぞれの原因なんて後から解析することは簡単に出来ませんが、大きな事故、大きな事件にぶち当たるとなんか原因究明がおざなりになる事が多いような気がするのです。

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同じような炭鉱で働く労働者たち。
彼らの労働環境はどのようになっているのだろう？

レアアースなど地下資源が重要視され、こういった鉱山は世界各国に多くあると思いますが、地下資源の開発の競争の激化が劣悪な労働環境を生み出しているのではないかと想像してしまいます。

同じような事故が起きないように。
今回は偶然にも鉱夫全員の無事が確認され、救出が続いていますが、今回の教訓を活かし、各地の炭鉱の安全性が向上する事を願います。