2006年12月26~2007年1月5日に訪れたモロッコ・スペイン旅行の写真④
今回は建築家アントニオ・ガウディの作品を三回にわけてお伝えします。
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1992年のバルセロナオリンピックで一躍有名にサグラダ・ファミリアは、現在も建設中の世界遺産だ。
建築家ガウディが1926年に亡くなってからも、その弟子達に引継がれ建築がすすんでいる。
ガウディは、生涯の物件ほとんどに図面を残していない。
それは、詳細な図面を書くよりこのような石膏の模型を作って解析するからだ。
ですから、このサグラダ・ファミリアも氏が残した図面を元に作っているのではなく、こういった模型やデッサンから巨匠の考えを読み取って建築しているわけです。
こちらは、一番有名な「生誕のファザード」
キリストの誕生から初めての説教を行うまでの様子を彫刻で表した精巧な彫像が見事だ。
外観の独特な形は、錘をつけた紐の描く曲線を活かしてデザインされたとする。
自然に導かれた形こそ理にかなう形態だという信念のもと様々なものが形を与えられている。
葡萄やオレンジなど動植物をモチーフにしたり、
このような貝殻をモチーフにした階段があったりと、建築というカテゴリーに存在し難い形態が随所で見られるのはガウディ作品ならでは。
それでいて、どこか懐かしさを感じる不思議な建築だ。
現場?サグラダ・ファミリア内にあった型枠。
こんな型枠は見たことがない。
しかも、転用があまり効かないだろうに鋼製で出来ている。
それだけ複雑な形態を造るのに苦労しているというところだろうか?
多分ガウディの時代にはこんな樋はなかっただろうし、中央の塔も物凄い鉄筋がいっぱい並んでいた。
教会の周りにはタワークレーンが4~5本そびえたち、現代の建築力をもってしても苦戦している様子が伺える。
内部はこんな感じで全くの工事中。
森林の中に立っているイメージなのだが何だかイマイチ。
なんか、背面の「受難のファザード」もあまりにもイケテないので写真割愛。
正直がっかり・・・
ガウディはこんな教会を造りたかったのだろうか?
彫刻が大雑把で、教会独特の色気がない。
それも工事中だから?
と思ったが、「受難のファザード」は完成したハズだし・・・
ガウディもこんなはずじゃなかったんじゃないかなぁ。
先にも書きましたがガウディは図面を書きません。
イコール現場で調子を見ながらどんどん変更&イメージを膨らませ発展させていく設計手法だと思うのです。
だから、
デッサンを忠実に再現してはダメ
なのです。
あ~工事を中断して欲しい。
もっともっと前のサグラダ・ファミリアの方が断然良かった。
内戦で資料が大量焼失した時点で工事を中断すべきだったのでは・・・
これは、もうガウディの作品ではありません。
ガウディのイメージはこのようなスケッチの中にあります。
地下の博物館にはこのような資料がいろいろ展示されているのですが、私はコレがガウディの作品で、今工事中の部分はガウディの作品とは認めたくありません。
ガウディが生前みた風景。
この”誕生のファサード”のみがガウディの構想通りの作品ではないのかと思うのです。
■サグラダ・ファミリアの公式HPはこちらから
時間:4~9月 9:00~20:00
10~3月 9:00~18:00
料金:8ユーロ+エレベーター2ユーロ
TEL:932-073-031
おまけ
コレは、サグラダファミリアの鐘塔の上から見える風景。
バルセロナの町を一望できるのですが・・・
前方に”にょきっ”と突き出るのはジャン・ヌーベルのアグワス・デ・バルセロナ本社ビル。
ノーマンフォスターのスイス・リ本社ビル(30セント・メリー・アクス) の真似なんじゃないか?と思うのだけど・・・
そんなことは置いておいて。
この地に、この建物を建設して欲しくなかった。
いくら私の評価が低いとはいえ、サグラダ・ファミリアと肩を並べるようにぞびえるこのビルの存在が許せぬのです・・・
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所かわってグエル邸。
地図を頭の中にインプットし、地下鉄からノールックで目指す私。
しかし、見つからない。
おかしいな?電車の進行方向はこうだから、階段登って、こう歩いたらこの辺なんだけど・・・
地図を確認するとやはりこの辺。
と、工事中のビルの屋上を見上げるとガウディらしき突起物が!
そう、修復中と聞いてたんですけどまさか外観も見れないなんて・・・
なくなくちょこっと見えた門だけを撮影。
ちょっと残念です。
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次回は、アントニオ・ガウディのグエル公園、カサ・ミラ、カサバトリョについて紹介します。
こちらは、かなりのトーンダウンのサグラダファミリアと違い興奮気味でお伝えいたします・・・
■カサ・バトリョの記事更新できました。よかったらこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 グエル公園、カサ・ミラはこちらからご覧いただけます。
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■モロッコの写真はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行①(ロンダ・コルトバ)はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行②(コルドバ・バルセロナ)はこちらからご覧ください。
■AkatukiのHPはこちらからご覧いただけます。
海外旅行の写真をはじめ雑多な情報を公開しています。
今回は建築家アントニオ・ガウディの作品を三回にわけてお伝えします。
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1992年のバルセロナオリンピックで一躍有名にサグラダ・ファミリアは、現在も建設中の世界遺産だ。
建築家ガウディが1926年に亡くなってからも、その弟子達に引継がれ建築がすすんでいる。
ガウディは、生涯の物件ほとんどに図面を残していない。
それは、詳細な図面を書くよりこのような石膏の模型を作って解析するからだ。
ですから、このサグラダ・ファミリアも氏が残した図面を元に作っているのではなく、こういった模型やデッサンから巨匠の考えを読み取って建築しているわけです。
こちらは、一番有名な「生誕のファザード」
キリストの誕生から初めての説教を行うまでの様子を彫刻で表した精巧な彫像が見事だ。
外観の独特な形は、錘をつけた紐の描く曲線を活かしてデザインされたとする。
自然に導かれた形こそ理にかなう形態だという信念のもと様々なものが形を与えられている。
葡萄やオレンジなど動植物をモチーフにしたり、
このような貝殻をモチーフにした階段があったりと、建築というカテゴリーに存在し難い形態が随所で見られるのはガウディ作品ならでは。
それでいて、どこか懐かしさを感じる不思議な建築だ。
現場?サグラダ・ファミリア内にあった型枠。
こんな型枠は見たことがない。
しかも、転用があまり効かないだろうに鋼製で出来ている。
それだけ複雑な形態を造るのに苦労しているというところだろうか?
多分ガウディの時代にはこんな樋はなかっただろうし、中央の塔も物凄い鉄筋がいっぱい並んでいた。
教会の周りにはタワークレーンが4~5本そびえたち、現代の建築力をもってしても苦戦している様子が伺える。
内部はこんな感じで全くの工事中。
森林の中に立っているイメージなのだが何だかイマイチ。
なんか、背面の「受難のファザード」もあまりにもイケテないので写真割愛。
正直がっかり・・・
ガウディはこんな教会を造りたかったのだろうか?
彫刻が大雑把で、教会独特の色気がない。
それも工事中だから?
と思ったが、「受難のファザード」は完成したハズだし・・・
ガウディもこんなはずじゃなかったんじゃないかなぁ。
先にも書きましたがガウディは図面を書きません。
イコール現場で調子を見ながらどんどん変更&イメージを膨らませ発展させていく設計手法だと思うのです。
だから、
デッサンを忠実に再現してはダメ
なのです。
あ~工事を中断して欲しい。
もっともっと前のサグラダ・ファミリアの方が断然良かった。
内戦で資料が大量焼失した時点で工事を中断すべきだったのでは・・・
これは、もうガウディの作品ではありません。
ガウディのイメージはこのようなスケッチの中にあります。
地下の博物館にはこのような資料がいろいろ展示されているのですが、私はコレがガウディの作品で、今工事中の部分はガウディの作品とは認めたくありません。
ガウディが生前みた風景。
この”誕生のファサード”のみがガウディの構想通りの作品ではないのかと思うのです。
■サグラダ・ファミリアの公式HPはこちらから
時間:4~9月 9:00~20:00
10~3月 9:00~18:00
料金:8ユーロ+エレベーター2ユーロ
TEL:932-073-031
おまけ
コレは、サグラダファミリアの鐘塔の上から見える風景。
バルセロナの町を一望できるのですが・・・
前方に”にょきっ”と突き出るのはジャン・ヌーベルのアグワス・デ・バルセロナ本社ビル。
ノーマンフォスターのスイス・リ本社ビル(30セント・メリー・アクス) の真似なんじゃないか?と思うのだけど・・・
そんなことは置いておいて。
この地に、この建物を建設して欲しくなかった。
いくら私の評価が低いとはいえ、サグラダ・ファミリアと肩を並べるようにぞびえるこのビルの存在が許せぬのです・・・
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所かわってグエル邸。
地図を頭の中にインプットし、地下鉄からノールックで目指す私。
しかし、見つからない。
おかしいな?電車の進行方向はこうだから、階段登って、こう歩いたらこの辺なんだけど・・・
地図を確認するとやはりこの辺。
と、工事中のビルの屋上を見上げるとガウディらしき突起物が!
そう、修復中と聞いてたんですけどまさか外観も見れないなんて・・・
なくなくちょこっと見えた門だけを撮影。
ちょっと残念です。
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次回は、アントニオ・ガウディのグエル公園、カサ・ミラ、カサバトリョについて紹介します。
こちらは、かなりのトーンダウンのサグラダファミリアと違い興奮気味でお伝えいたします・・・
■カサ・バトリョの記事更新できました。よかったらこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 グエル公園、カサ・ミラはこちらからご覧いただけます。
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■モロッコの写真はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行①(ロンダ・コルトバ)はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行②(コルドバ・バルセロナ)はこちらからご覧ください。
■AkatukiのHPはこちらからご覧いただけます。
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100年200年たったら馴染んでくるのかも知れないけど。
螺旋階段はまったく同じアングルで僕も一枚撮りました。
スペインとモロッコに行かれるというのでブログで写真拝見しました。
キレイですね。
HPにたくさん載せる予定ですか?
そしたらまた伺います。
私はドイツやスペインに行きたくて語学勉強をしていたのですがどうにも行くあてがないので止めました(笑)。
ちょっぴりうらやましいです。。。
そうですよね~。
なんか空間ががらんとしちゃって・・・
部分部分気に入った所もあるんですけどね。
螺旋階段もその一つ。
やはりaonumaさんのツボにもはまりましたか。
>ぼのぼのさん
ありがとうございます!
毎回、旅行写真を100から200枚載せているので楽しみにしていてください。
写真を厳選するのが大変なんですけどね・・・
スペイン語が使えればもっといい旅行だったと思います。
是非ぼのぼのさんも旅行に行かれてください。
他の所にも書きましたが、マイルを貯めて国内旅行と一緒に考えれば結構お得ですよ。
スペインにはまだまだ見所がたくさんあって良かったですよ~