今日は知人のオープンハウスがあって遠路遥々千葉県の鎌ヶ谷大仏へ行って来ました。
鎌ヶ谷大仏と聞いてどんなに大きな大仏が待ち構えているのかと思いきやお墓の中にポツンと座った大仏様が・・・
軽く手を合わせオープンハウスに向かったのでした。
建築家の古川氏(アトリエフルカワ)設計のこの家はご高齢の夫婦二人の住まい。
木の香りが印象的な素敵な作品でした。
オープンハウスの中で設計者の心遣いを一番に感じたところはこのコメント。
設計意図をオープンハウスに来ていただいた方に少しでも伝えようとする優しさが感じられました。
OMソーラーを導入しているこの家。
今日は天気があいにくの雨で運転はしていなかったが、このハンドリングボックスと呼ばれる機械は屋根面で暖められた心地よい風を床下に届けてくれるもの。
この軒先の通気口から外気を取り入れ、ガラス張りの屋根面で暖めらられた空気が家の中に導入される。
家の中は各所に木材が使われ気持ちが良い。
杉やヒノキなど木の香りが家の中に満ちている。
新築時の新建材特有の臭い(シックハウス関連臭)がほとんどしなかった。
家の中でも森林浴をしているかのような気持ち。
ほんとそんな感じでした。
千葉県の山から木を切り出す事から建築が始まっている。
そんな木と付き合いながらの家作り。
その様子をイロイロ伺いたかったのだけれども、オープンハウス中のフルカワ氏はとても忙しそうで、なかなか深い話を聞く余裕が無かった。
こんど、事務所に遊びに行ったとき、いろいろ聞いてみよう。
---OMソーラーとは---
OMソーラーとは巨匠吉村順三氏の弟子にも当たる奥村昭雄氏が研究・開発を進めたパッシブ・ソーラー型住宅の事。
ストーブの廃熱利用から始まり、太陽熱、雨水利用など地球と共存しうる技術を住宅に織り込んできました。
その中でも特に太陽熱の利用を最大限に引き出したのがOMソーラーのシステムで、良く雑誌等でも紹介されているのでご存知でしょう。
今ではOMソーラー協会が窓口となって加盟工務店、設計士のもと計画がなされています。
■興味がある方はOMソーラー協会HPへ
■アトリエフルカワさんはこちらから
うーん、さらには、速攻でご紹介いただき、これまた感謝感激であります。
このお宅は、一見普通のお宅のようですが実は普通でない、というところをねらっています。
そんなことねらってどうするのかというところですが、その普通でない部分が生活を、ちょっとだけ豊かにしてくれる。そこんところが、僕らの存在意義なんではないかと、そんなふうに考えていたりします。
お誘いいただきありがとうございました。
ほんと、二人で住むにはとても贅沢な家ですよね。
間取りの可変性も良く考えられていて勉強になりました。
またよろしくお願いしま~す。