ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■模範的夏休み~手造りログハウス&昆虫採集野山体験

2006-08-06 21:52:17 | ■国内旅行


週末は群馬県は沼田市に。
この日は沼田祇園まつり(おぎょん)行われており、でかい天狗のお面の神輿を女手でかつぐイベントが有名。
沼田駅に到着するとそんな祭りの開催を伝える天狗のお面がお出迎えしてくれた。
(神輿で担ぐものはもっとでっかい)
しかし、今回はそんなものはものともせず、山に向かいました。



そう今回の目的はこのログハウス。
友人家族が二年がかりでセルフビルドで建てたログハウスなのです。



地元の唐松を製材所で太鼓状(丸太の三面カット)に加工してもらう以外はほとんど自分たちの手で作り上げたというのです。
もちろん、基礎・水道・電気などは業者さんに頼んだらしいのですが、それ以外はテントを張って住み込みながら完成させたのです。
丸太を一段積むのにも2週間がかり。
とても根気のいる作業です。



サッシや屋根材なのどの建材は知人の輸入建材屋さんに手配してもらい安く完成させたという話です。
そのサッシに反射した景色も格別。
いいですねぇ。
羨ましいけど、なかなか真似できませんよね。

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ログハウス以外にも、冬の間の内職?
馬の形の揺り椅子や、桜の切り株を削って造った椅子など素晴らしい調度品も揃っておりとても感動しました。
浴室脇の手造りルーバーなんてもう頭上がりません。



山の湧き水を利用した水道なので使い放題。
こういった風景もとても絵になります。



もう一組の夫婦が到着前に虫取り散歩に出掛けました。
虫網をもって田園を歩く姿はまさしく”THE 夏休み”
トンボ・アマガエル・イナゴ・カマキリ・アゲハチョウ・アメンボ・コガネムシといろいろな虫たちに出会いました。



変わったところでは、このカナヘビ。
シュルシュルっと道端を横断中。
その他に蟻地獄など都会ではなかなか見れなくなってしまった虫などと触れ合ううちに、私も童心に返り昆虫取りに夢中になってしまいました。
こういうことを、他人の子供としていると早く子供がほしいなぁと思ってしまいます。



もう一組の到着に合せて沼田の温泉へ。
こじんまりとした町の温泉でしたが、水が綺麗で、窓から広がる田園風景もとても綺麗。
他の入浴客も少なくリラックス出来て良かったです。



合流後は、ログハウスの残り材で作ったという飲み小屋でバーベキュー。
まったりといい感じ酔いながら子供たちにせがまれ花火を。
カブトムシ取りに明日の早朝向かうことを約束して長い一日が終わったのでした。

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さて、早朝6時起床。
都会の熱帯夜など想像出来ないひんやりとしたログハウスで鶯の鳴き声で目が覚める。
オスのノコギリクワガタを目指して冒険隊はゆく。

前日も大量にクワガタを捕まえたという栗の木で、お母さんが元気良くキック!
ポトポトとミヤマクワガタ、コクワガタをゲットするが、目的のノコギリクワガタでないので満足しない様子。

クウワガタ・カブトムシの居そうな木を捜索しながら歩くのですが、なかなか見つかりません。
諦めて折り返そうとした時に、たまたま通りすがった地元の方に聞いてみると、どうやらあの木で去年大量にカブトムシが取れたという情報を手に入れる。

ヤブの中を進み、お母さんが木に登ろうとした瞬間・・・
ポトポトっと落ちてくる落ちてくる。
大きなカブトムシのオスが3匹。
良かった~目的のノコギリクワガタは見つけられませんでしたが、大きなカブトムシに大満足の様子。
なんか、虫を取って喜んでる姿を見ていると、ほんとに昔の自分を思い出します。
哀愁に浸りながら私までとてもよい気分です。



朝食を皆で食べ次は玉原ラベンダーパークへ。
ここは冬の間はスキー場になっているところ。
夏はこのようにラベンダーが一面に咲いた観光スポットになっているのです。



紫色の綺麗な花にはミツバチやチョウチョ、トンボが飛び交いとてもメルヘンな雰囲気。
観光客に人気があるらしく、物凄く盛況でした。
花の前で皆がいい笑顔なのでとても愉快になってきます。

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ほんと、子供にはこんな夏休みを体験させてあげたいなっと思う事盛りだくさんの二日間。
とても、一泊しかしてないとは思えないほどの充実ぶりでした。

ジィジ(友人のお父様で一緒にログハウスを造り・今でも増築中)、が笹舟の造り方や、シオカラトンボでギンヤンマを釣る方法などを伝授したり、自然遊びの知識を伝える姿を見ているととても感心します。
子供たちもジィジが大好きみたい。

こういった、営みって大切だなぁとつくづく思います。
親を慕う気持ち、目上の人を尊敬する姿勢って、このように子供と親が自然の中で触れ合う事で初めて築かれるものなんだろうなぁと。
絶対、自分の子供が出来たら同じようにイロイロな体験をさせてあげたいなぁと思う貴重な旅行でした。

子供欲しいかも・・・

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■丸太のキモチ(ログハウスをセルフビルドで建てた友人のHPです)


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10 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (てん)
2006-08-07 20:39:49
行けなくて残念でした~。

でも、みんな夫婦ものだもんなぁ~。

シングルを導入しなくては(笑)



次回はゼヒ、カブトムシをとりたい。
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残念でしたね~ (akatuki)
2006-08-07 22:26:03
>てんさん



ほんと都合あわなくて残念でしたね。

そういえば、皆で約束した後泥酔してたんでしたっけ・・・



カブトムシは面白いように取れる場所見つけたんで来年は虫かご持参でお願いします。

そう、暖炉に火が灯る秋にも企画予定とかで・・・

今度はご一緒しましょう!
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昔を (aonuma)
2006-08-07 23:42:46
僕も小さい頃は毎日昆虫を追っかけまわしてました。

最高で飼育箱が13個くらいあったときも。

アリとかも飼ってましたから。
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飼育箱の数 (akatuki)
2006-08-08 23:07:41
>aonumaさん



13個って異常ですね。

私もせいぜい6個ぐらい。

上には上がいるものですね。

最近ではアリもお洒落に飼えるようになりましたが、普通の虫かごで飼っていたんでしょうか?

負けました・・・

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まさに「ぼく夏」じゃん (ちびなべ)
2006-08-09 12:43:20
素敵な休日でしたねー。子供の頃おじいちゃん家に行って自然の中で遊びまくった記憶が甦ってきました。きっと虫好きの旦那がこれ読んだらうらやましがるよ(笑)。

私の伯父さんのログハウスは木が年数を経て乾燥し縮むのに合わせて、階段の丸太の間に差し込んだ板を抜いていくというのをやってました。木の呼吸に合わせて暮らすっていうのを実感できるのがログハウスの醍醐味だよね。
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ぼく夏でしょ~ (akatuki)
2006-08-09 23:58:02
>ちびなべさん



まさしく・・・でしょ。

ちょうど最近”ぼく夏”のCM見るもんだから余計にそう思ってしまいますね。



ログハウスいいよね~。

毎日生活するには大変かもだけど、都会の石膏ボード住宅からは想像も付かないほどの贅沢な内装だよね。

直線がない壁もいい雰囲気だし。

いつかは別荘で手に入れたい!

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遊びにきました (木屋珈琲)
2006-08-14 08:39:00
はじめまして。脱サラで、ログハウスを建て珈琲豆自家焙煎店を経営。毎日コーヒーを焙煎しながら個性豊かなお客様達とスローライフ満喫中
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いいですねスローライフ (akatuki)
2006-08-17 12:51:21
>木屋珈琲さん



はじめまして。

いいですね。脱サラ→スローライフ。

私もいずれはそんな生活がしてみたいです。

お店は熊本なのですね。

熊本に行く機会があれば探してみま~す!
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ノコギリクワガタ (kuwa77)
2015-04-12 16:49:14
初めまして偶然の通りすがりです。
当方、沼田市近辺に住む者ですが、ノコギリクワガタは毎年くさるほど採れますよ~!!
65mmくらいのもけっこう採れます!!
この次は是非、デカイノコをGETしてください!!
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デカノコ (akatuki)
2015-06-15 08:16:38
>kuwa77さん

返信遅れて申し訳ございません。
やっぱそんなに沢山取れるんですね。
65mmってそんな大きなクワガタみたことありません。
時間が出来たらまたお邪魔して子供に見せてあげたいです。
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