■美味しい灯りの時間・実践編～東海林弘靖・デリシャスライティング ②

昨日は前回お伝えした東海林弘靖氏の美味しい灯りの空間を体験してきました。

今計画中のMLHにてお施主様が照明デザインを東海林氏に依頼する予定の為、完成したばかりの住宅に案内していただいたのです。

ちょうど著書「デリシャスライティング」を執筆中にデザインしていたということで、本に盛り込まれたアイデアが実践されていて大変勉強になりました。

その中で、一番私が気に入ったのは便所の照明。
フットライトで足元のみを明るく照らし落ち着いた雰囲気を演出しています。
家の中で一人落ち着いた気持ちになりたい時や考えに詰まった時、ここに篭るといいアイデアが浮かびそうでイイ。
広い、大きい空間もいいけど、住宅の中の狭い場所っていうのもやはり重要で、そういう場を見事に演出しているのはさすがです。

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もう一つ面白いのがリビングのコーブ照明。
教会のドームのような奥行きのある天井を演出しています。

ここは、織り上げ天井の部分がRを描いていて、その入り隅部分の壁面が天井まで溶ける様に融合している為、光もどこまでも、永遠とつづく空間を照らしているかのような錯覚に陥ります。
（↑良く解りませんかね？）

つまりは、直線が強調されない為、どこから天井かがわからず広がりを感じるようです。
この説明で解りましたかね（笑）

そして、デリシャスライティングでも紹介されているカーテンコールライト。
カーテンのヒダが美しい陰影を映し出しています。

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今回は、あまり物件についての打ち合わせが出来ませんでしたが・・・
図面をお渡ししたので、イロイロなアイデアを出していただける事と思います。
どんなアイデアが飛び出すか？
今から楽しみでなりません。