ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■道路の境界線が・・・違うなんて~狭隘道路申請で発覚

2006-04-24 22:56:40 | ■建築-実施・監理
よりによって八坪住宅での出来事。
狭街路申請を出していたら道路の境界線が大分違う事が発覚。

なんと、相手側(道路の向かい側)の敷地が・・・
後退しすぎていたのである。

敷地の左右で5cmと10cm。
平均して7.5cm計画より食い込んでくる・・・

この物件、天空率を駆使してギリギリの計画。
何しろ建坪が8坪。
半地下の採光もギリギリだし、UBを納めるのも一苦労して何とか苦労して押し込めたのだ。
もちろん北側斜線だってギリギリ。

それなのに・・・
この敷地の減少はかなり痛い。
致命傷・・・

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通常、狭街路申請する地域では、道路の査定をするので今回のように道路より下がりすぎて計画する事はほぼ皆無の筈。

その為、役所の担当者とは現況が道路の境界線で、役所の査定が間違ったんでしょうと一度突っぱねていたのだ。
(4月から測量する業者がかわり、初めての仕事だから査定に時間がかかるといわれていた。)

だが、しかし。
役所の担当者に見せられたのはこの紙切れ。
そこには
「道路の狭い方にセットバックを合せたのでL型の位置が必ずしも道路の境界線ではありません」
と、施工者の一筆があるではないですか・・・

これは、どうにもならない。
査定通り道路を入れて計画せねばならなくなってしまったのです。
コレは本当に痛い。

しかし、なんでか?
こんなことしたんでしょう?

そしてさらに、
この書類よりもさらに現況はさがり過ぎているのです・・・
2cm程。

土地を大きくしたい人がいても、小さくしたがる人は少ない筈。
全くわけがわから~ん。

※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんと信じられないでしょ~ (akatuki)
2006-04-25 23:18:15
>ち・・・さん



コメントありがとうです。

確かに暗渠あるとうかつに計画できませんよね。

幸いハウスメーカーと違って建物の高さとか微調整効くのでまだ何とかなりますが・・・

しかし、敷地が極小だけに大変。

建蔽率にちょとあまりがあって良かったです。

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なんたることか!! ()
2006-04-25 00:17:45
何でしょうね、この注釈。逃げ?全て図面化して欲しいよ。狭隘も甘く見ていると最後に痛い目に遭うので私は最近恐怖症です。暗渠と道路があるときなんて最悪。
返信する

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