ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

また億ションで施工ミス

2014-03-26 14:15:09 | ■建築話
今度は大成建設の現場で施工ミスがあったようですね。
→グランドメゾン白金の杜 ザ・タワーの記事(ケンプラッツ)

やはり、ありますよね。
最後は人間の判断、チェックなのでミスはつき物。
建築士の試験しかり、一般の資格試験や受験でも100点じゃなくても合格できるわけですから、逆に言うとどんな優れた人でも、ミスはありうるし、解らない事があるということですよね。

重要なのは、問題を見つけられるか、それに対しキチンと対応できるかということ。
今回の一件は、おそらく先日ここでも紹介した三菱地所の「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」の事故を受けて、チェックしかたら発覚したんでしょうね。

でなければ、とてもコンクリートを打設した後に鉄筋の入れ忘れが発覚する事はまずありえないでしょう。

「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」は建て直しという決断にいたったわけですが、この物件は早期に膿を出してよかったですね。
おそらく、先の事件がなければこれだけ早く発覚・公表もなかったのではないでしょうか?

ほんと、建築は難しい。
設計者もずっと現場に張り付いているわけではないし、現場監督もそう。
携わる人の数も手順も多すぎる。
ですから、工事に携わる人間全てが同じ意識でミスをチェックし、防がなければなりません。
これから、ますますチェックが厳しくなると思うのでしばらく大手ゼネコンの物件は品質問題なさそうですね。

問題は、建て直しややりなおす様な財力や意識のないデベロッパーの物件ですね。

これからマンション等を買われる方は、この事故に対してどういった意識を持っているか?取り組みをしているかを確認するといいかもしまれませんね。
もちろん、これまでしっかりと品質管理をしている業者さんなら取り組みが変わるわけではないし、それが全てではないと思いますが。。。

ただ、あまりにもこれらの情報に過敏になるのもどうかですね。

これらの施工ミスは隠れているだけでごまんとあるでしょうし、大手だから発覚、報道されているだけに過ぎないと思います。
自動車メーカーや家電メーカーがあとからリーコール出すようにミスや欠陥は起きうるもの。
建築業界だけのはなしではありません。

その可能性の低そうな相手を自分で判断して信頼するより仕方ないですね。

最後は自分の勘のみが頼りなのかもしれません。。。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。