ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■バベル(BABEL)~アカデミー賞ばかりが話題になって・・・

2007-05-03 22:50:02 | ■映画鑑賞
菊池凛子さんがアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされ話題となった映画「バベル」を見に行ってきました。

アカデミー賞の話題ばかりで、映画のストーリーに関してはほとんど無知の状態で見に行ってきたんですけど・・・

正直言って映画としては詰めが甘い。
私的にはちょっとガッカリの映画でした。

同じジャンルの映画としてアカデミー賞を受賞したクラッシュや一昔前の映画ですがスモークが挙げられますが、僕は断然クラッシュ派。
やり場のない鬱憤?を描く映画としてはまとまりがなさ過ぎた感じがした。

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ストーリーはというと、メキシコ、モロッコ、ロサンゼルス、日本といった異国で同時多発的に不幸が連鎖していく物語。
その鍵を握るのは一丁の拳銃で、その不幸の中にも修復されつつある人生があったりとそんな感じの映画なのですが・・・

どうにも、そのそれぞれの地で起こるストーリーが一つの弾丸によって繋がると詠っているにも関わらず、微妙に関連性がない所がどうにもピンとこない私。

映画の脚本を推理して見てしまう性格だからだろうか?
どうにも映画の作法というか、呼吸というか、映画に敬意を払っていないというか・・・
なんとも、しっくりこないのです。

まぁ、その辺は見る人によってかわるもので、嫁さんはまぁまぁの評価。
嫁さんは、このバベルの監督の前作”21グラム”を見ていたのですが、それと凄く雰囲気が似ているという感想でした。
この”21グラム”が好きだったら、はまるんじゃないかなぁ。

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で、問題の凛子さんの演技。
ほんと、実に難しい役柄を見事に演じきっていました。
ただ、アカデミー賞というカテゴリーでは評価が難しく、受賞を逃したのもしょうがないかもしれません。

映画鑑賞後のどうしょうもない、やり場のない気持ち。
その後味の悪さが非常に後を引く感じは、凛子さんの演技あってこそ産まれるのだと思う。

ただ、それを理解するのが難しく、批評をしづらい所も多々あって・・・
なんとも、まぁスッキリしない。
(それがいいところでもあるのですが・・・)

それと、最後に謎を残したまま映画は終わってしまって・・・
多分、たいした謎ではないと思うのだけど、なんともスッキリしない・・・

ってコレは監督の思うツボ?

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そうそう、アカデミー賞では音楽賞をグスタヴォ・サンタオラヤが受賞していたけど、本編でメインで使われていたのは坂本龍一の”美貌の青空”な気が・・・

なんとも酷評になってしまいました。すみません。

■バベル(BABEL)の公式HPはこちら


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2 Comments

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それぞれの事変の (akatuki)
2007-05-09 09:06:53
>まみももさん

それぞれの関連性を深く考えなければ楽しめるのかもしれません・・・
私は深読みしすぎたのかなぁと。
返信する
Unknown (まみもも)
2007-05-08 15:55:12
お~気になっていたのでレポ嬉しいです☆
受賞作品て、正直微妙なの多いじゃないですか...過去も(笑)
”21グラム”は見たことあります!
同じ監督さんなんですね~
じゃあ私は大丈夫かも。。(?)
落ち着いた頃のレディースディにでも行ってみます♪
返信する

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