■潜水服は蝶の夢を見る～精神力さえあれば何でも出来る！

久々の映画鑑賞です。
最近忙しくてなかなか見に行けないでいたのですが・・・
そろそろ公開が打ち切りになってしまうと思い、今日は仕事の後に見に行ってきました。

この”潜水服は蝶の夢を見る”はファッション雑誌の編集長であったジャン＝ドミニク・ボビーが、突然の病気で体の自由を失い、唯一自由の利く左目のみで自伝を綴る実話をもとにしたストーリー。

たとえ体は潜水服を着ているように動かなくても、蝶のように羽ばたく記憶力と想像力で・・・

---

ストーリー前半は主人公になりかわったようなカメラワークで独特な雰囲気。
どこか夢の中にいるようで、自分が意識を失ったかのような感覚に陥ります。

映画の中に込められたメッセージはいろいろあるのだけど・・・
何よりもこの物語が実話で、20万回以上の瞬きで綴ったストーリーであるという事が非常に感慨深い。

アルファベットを一文字づつ読み上げ、瞬きでYES、NOの意思表示をして単語を作り上げる作業は、本人はもとより書き留める役の記者も非常に大変な作業だったと思う。

ELLEの編集長という、晴れの舞台で活躍していた人間が半身不随の生活の中で何を考え貫いたのか。
人の精神力の強さや、その大切さが非常に良く伝わってきました。

そして、どんな状況に陥っても男性の目のやり場は同じなんだなぁと（笑）

ストーリー的には、面白いとか物凄く感動するとかそういった話ではないのですが・・・
興味深い？感慨深い？
と、とにかく意識のずっと奥深くの所に何かを訴える映画だと思います。

■潜水服は蝶の夢を見るの公式HPはこちらから