ちょっと今日はまじめな話題。
私が設計管理している賃貸マンションの話。
昨日は、構造設計者立会いのもと、建物の根切り底の確認に立ち会いました。
今回は三階建てのRC(鉄筋コンクリート造)なので、杭の施工なしの直接基礎の設計となっていたからです。
構造で考えていたような良好な地盤が実際出るかどうか?
敷地を掘削して、基礎の底となる部分を目で見て確認するのです。
普通関東ローム層が現れるとN値5以上の地盤支持力が期待できます。
(試験にかけることによってもっと大きな値をとることも出来ます。)
現場では赤い粘土層が出ているかどうか確認する事になる事になるのですが・・・
すばらしい!
立派な関東ロームが現れました。
構造設計者いわく、問題なくN値10以上あるでしょうと。
(経験から、大体の支持力を予想できるのです。)
しかし、問題が何点か・・・
それは、上の写真。
丸く黒くなっているところ。
ここは、昔井戸があって埋めたであろう場所。
土(地層)の違いがくっきりわかります。
この黒い土は不良土壌として扱われます。
今回は、特に加重がかかるところでなかったので、無視できましたが、このような跡に柱が重なる事はあまり好ましくありません。
また、それ以外の部分で前の建物のガラ(基礎の一部)が我々の設定した底盤(基礎の面)より深い位置にあった為、その部分はコンクリートを流し込んで補強する事になりました。
ひとつ不思議な事が。
この穴は一体何?
工事監督いわく、掘削した時にあけた穴ではないらしいのです。
棒を突っ込んでみると、1m以上の深さがあり、湾曲しているのです?
モグラの跡?
この地盤は周囲から2mくらい下がったところ。
富士山の噴火によって出来たローム層より深い穴?
一体誰の仕業か?
全くの謎のまま根切り底確認は終わりました。
---
しかし、羨ましいぐらい立派なローム層。
良質な地盤とはこの事をいいます。
こんな土が我が家にも出ればいいのになぁ
と嘆いてしまいます。
■よかったらこちらもご覧ください(akatukiの自邸建設奮闘記)
※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。
私が設計管理している賃貸マンションの話。
昨日は、構造設計者立会いのもと、建物の根切り底の確認に立ち会いました。
今回は三階建てのRC(鉄筋コンクリート造)なので、杭の施工なしの直接基礎の設計となっていたからです。
構造で考えていたような良好な地盤が実際出るかどうか?
敷地を掘削して、基礎の底となる部分を目で見て確認するのです。
普通関東ローム層が現れるとN値5以上の地盤支持力が期待できます。
(試験にかけることによってもっと大きな値をとることも出来ます。)
現場では赤い粘土層が出ているかどうか確認する事になる事になるのですが・・・
すばらしい!
立派な関東ロームが現れました。
構造設計者いわく、問題なくN値10以上あるでしょうと。
(経験から、大体の支持力を予想できるのです。)
しかし、問題が何点か・・・
それは、上の写真。
丸く黒くなっているところ。
ここは、昔井戸があって埋めたであろう場所。
土(地層)の違いがくっきりわかります。
この黒い土は不良土壌として扱われます。
今回は、特に加重がかかるところでなかったので、無視できましたが、このような跡に柱が重なる事はあまり好ましくありません。
また、それ以外の部分で前の建物のガラ(基礎の一部)が我々の設定した底盤(基礎の面)より深い位置にあった為、その部分はコンクリートを流し込んで補強する事になりました。
ひとつ不思議な事が。
この穴は一体何?
工事監督いわく、掘削した時にあけた穴ではないらしいのです。
棒を突っ込んでみると、1m以上の深さがあり、湾曲しているのです?
モグラの跡?
この地盤は周囲から2mくらい下がったところ。
富士山の噴火によって出来たローム層より深い穴?
一体誰の仕業か?
全くの謎のまま根切り底確認は終わりました。
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しかし、羨ましいぐらい立派なローム層。
良質な地盤とはこの事をいいます。
こんな土が我が家にも出ればいいのになぁ
と嘆いてしまいます。
■よかったらこちらもご覧ください(akatukiの自邸建設奮闘記)
※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。