2007年9月末に訪れたシカゴ・カナダ旅行のレポート第四弾。
オークパーク探訪に続き、今回はシカゴ市内の建築物&観光スポットをご案内。
シカゴには計3泊したのですが、この時期のシカゴは大きなコンベンションが複数行われる為、安い市内のホテルはどこも満室!
一ヶ月前に予約しようと思ったのですが、一泊二万円越えの物件しか残っていなかった為、なくなく市内から1時間離れたホテル(オヘア国際空港から送迎バスで7~8分)に宿泊しました。
同時期にご旅行なさる方はご注意を!
シカゴには面白い建築が沢山ある。
前回レポートしたフランク・ロイド・ライトの建築群はもちろんの事、同じく近代建築の三大巨匠と呼ばれるミース・ファンデル・ローエの作品も数多く見られる。
この連邦政府センターも代表作の一つ。
カルダーの赤い彫刻”フラミンゴ”の背後にツインタワーがそびえている。
ピロティ部分はとても洗練されていて彼の提言していた「レス・イズ・モア」の精神が見て取れる。
巨大なガラス張り&ピロティといった要素で構成されていて、各納まりがシンプルで美しい。
ただし、近年のミニマリズム建築を見慣れてしまったためかライトほどの感動がない。
近代建築の礎を作ったミースの功績は、私たちの身の周りに溢れる建築物に生かされている事が良く解る経験となりました。
面白いビルがコレ。
30~40階建てのビルの屋上になんとモスクが!
インド人オーナーのビルかなんかなのでしょうか?
他にも教会のようなデザインの建物がビルの上に載っているものまであって、シカゴは上空も楽しい。
そして、数多くある建築物の中で最高に良かったのがこのトウモロコシビル。
マリーナシティと呼ばれる建物で、バートランド・ゴールドバーグ・アソシエイツの作品で、驚く事に1964-67年の竣工だ!
え、これが40年経つ建物?
この斬新なデザインがそんなに昔に作られたなんて!
この建物は60階建てで、下から200艇のボートを収納するマリーナ、螺旋型駐車場、ランドリールーム、896世帯のアパート。
う=む。
美しいデザイン。
40年経ってもなお斬新だ。
シカゴのガイドツアーは多数あって、中でも人気なのがシカゴ川とミシガン湖をクルーズするもの。
17の橋と82の建築を眺めながらクルージング出来るとあって、私たちも参加しました。(一人約20$・90分)
クルージング中はビルの裏側?と思われる表情を見ながら進むのですが、キチンと川に向かってもデザインされたビルが多く、飽きさせない。
解説を聞きながら進むんですけど、解読できない英語で、まくし立てられるとついつい写真撮らなきゃいけない気持ちになって、無駄に写真を撮りすぎちゃいました(笑)
ツアーの最大の目玉はやはり、ミシガン湖からのシカゴ市内の眺め。
パノラマに広がる摩天楼がとても印象的。
この写真の中央に見える建物はシカゴで三番目に高い建物ジョン・ハンコック・センター。
後で紹介しますが、このビルの屋上から素晴らしい夜景がご覧いただけます。
シカゴ一のお勧めスポットはここミレニアムパーク。
2000年にオープン予定だったこの施設は資金難から2005年にようやく完成。
フランク・O・ゲーリーがまた凄い事やっています。
この、曲面のブリッジはフランク・O・ゲーリーがデザイン。
フランク・O・ゲーリーがデザインしたジェイ・ブリツカーと呼ばれる野外音楽堂。
グレートロウンという芝生席上部にもこの触角のようなパイプがはりめぐされていて、繭に包まれたような印象。
この建物が夜には怪しい光でライトアップされていて異色な存在だ。
凄いのはフランク・O・ゲーリーだけではありません。
このクラウン・ファウンテンは高さ15mほどの二つの映像塔から水が噴出すモニュメント。
バルセロナの芸術家ハウメ・プレンサという方の作品だそうで、人の顔が写しだされ、動いているんです。
目を閉じたかと思えば、口から放水。
子供たちがキャッキャとはしゃいで近寄ると、今度はザバ~っと滝の映像に変わり大量の水がてっぺんから放水される・・・
楽しすぎ。
子供たちはみな笑顔。
ずぶ濡れになって楽しんでいます。
そしてこのグミのようなステンレスの物体”クラウゲート”
イギリスの美術家アニッシュ・カープアの作品。
曲面に映し出される景色は、歪んだシカゴの景色を写しだし、角度を変えて眺めるだけでも、とても楽しい。
そして、そこに映し出される自分の姿も万華鏡のように変化し、足元に近づけば何かその銀色の物体に呑み込まれそうな感覚に陥る。
まるで生物のような輝きを持ったこのクラウゲート。
とても愛着が持てるアートだ。
夕暮れ時に是非行ってもらいたいのが、ジョン・ハンコック・センターの展望台。
ここからだとレイクショア・ドライブの美しい夜景が直下に見れる事。
そしてループエリア(ダウンタウン)の摩天楼群も併せて見ることが出来るから。
この写真の右に突き出たのがシアーズタワー呼ばれるアメリカ一高いビル(2007.10現在)、左に見えるのシカゴで二番目に高いビルAONセンター。
始めは、シアーズタワーから夜景を眺めようと思っていたのですが、この摩天楼を見るためには、少し郊外にあるジョン・ハンコック・センターからの方がきっと綺麗と、ふんだのが大当たり。
見事な夜景でもう感激。
100万ドルの夜景の香港も顔負け。
どうも、犯罪発生率抑制の為に、市内の外灯を水銀灯からすべてオレンジ色のナトリウムランプに交換したらしいのです。
その効果は抜群でなんと犯罪発生率が40%も減ったのだとか。
恐るべき効果。
そして、もう感激の夜景。
ただただ感激です。
ほんと素晴らしいです!
シカゴ観光の時は是非訪れてみてください。
次回はいよいよカナダに移動。
ハミルトンとナイアガラの滝をレポート!
---
■ハイドパーク&フランク・ロイド・ライト「フレデリック・C・ロビー邸」~シカゴ・カナダ旅行①
■フランク・ロイド・ライトの自邸&スタジオ・ユニティテンプル探訪~シカゴ・カナダ旅行②
■フランク・ロイド・ライトの玉手箱~オークパーク探索・全部見せます~シカゴ・カナダ旅行③
■地球上のブラックホール~ナイアガラの滝・トロント・ハミルトン~シカゴ・カナダ旅行⑤
■メープル街道に北米唯一の古城~シカゴ・カナダ旅行⑥
■AkatukiのHPはこちらから
世界各国の美しい写真を多数ご覧いただけます。
オークパーク探訪に続き、今回はシカゴ市内の建築物&観光スポットをご案内。
シカゴには計3泊したのですが、この時期のシカゴは大きなコンベンションが複数行われる為、安い市内のホテルはどこも満室!
一ヶ月前に予約しようと思ったのですが、一泊二万円越えの物件しか残っていなかった為、なくなく市内から1時間離れたホテル(オヘア国際空港から送迎バスで7~8分)に宿泊しました。
同時期にご旅行なさる方はご注意を!
シカゴには面白い建築が沢山ある。
前回レポートしたフランク・ロイド・ライトの建築群はもちろんの事、同じく近代建築の三大巨匠と呼ばれるミース・ファンデル・ローエの作品も数多く見られる。
この連邦政府センターも代表作の一つ。
カルダーの赤い彫刻”フラミンゴ”の背後にツインタワーがそびえている。
ピロティ部分はとても洗練されていて彼の提言していた「レス・イズ・モア」の精神が見て取れる。
巨大なガラス張り&ピロティといった要素で構成されていて、各納まりがシンプルで美しい。
ただし、近年のミニマリズム建築を見慣れてしまったためかライトほどの感動がない。
近代建築の礎を作ったミースの功績は、私たちの身の周りに溢れる建築物に生かされている事が良く解る経験となりました。
面白いビルがコレ。
30~40階建てのビルの屋上になんとモスクが!
インド人オーナーのビルかなんかなのでしょうか?
他にも教会のようなデザインの建物がビルの上に載っているものまであって、シカゴは上空も楽しい。
そして、数多くある建築物の中で最高に良かったのがこのトウモロコシビル。
マリーナシティと呼ばれる建物で、バートランド・ゴールドバーグ・アソシエイツの作品で、驚く事に1964-67年の竣工だ!
え、これが40年経つ建物?
この斬新なデザインがそんなに昔に作られたなんて!
この建物は60階建てで、下から200艇のボートを収納するマリーナ、螺旋型駐車場、ランドリールーム、896世帯のアパート。
う=む。
美しいデザイン。
40年経ってもなお斬新だ。
シカゴのガイドツアーは多数あって、中でも人気なのがシカゴ川とミシガン湖をクルーズするもの。
17の橋と82の建築を眺めながらクルージング出来るとあって、私たちも参加しました。(一人約20$・90分)
クルージング中はビルの裏側?と思われる表情を見ながら進むのですが、キチンと川に向かってもデザインされたビルが多く、飽きさせない。
解説を聞きながら進むんですけど、解読できない英語で、まくし立てられるとついつい写真撮らなきゃいけない気持ちになって、無駄に写真を撮りすぎちゃいました(笑)
ツアーの最大の目玉はやはり、ミシガン湖からのシカゴ市内の眺め。
パノラマに広がる摩天楼がとても印象的。
この写真の中央に見える建物はシカゴで三番目に高い建物ジョン・ハンコック・センター。
後で紹介しますが、このビルの屋上から素晴らしい夜景がご覧いただけます。
シカゴ一のお勧めスポットはここミレニアムパーク。
2000年にオープン予定だったこの施設は資金難から2005年にようやく完成。
フランク・O・ゲーリーがまた凄い事やっています。
この、曲面のブリッジはフランク・O・ゲーリーがデザイン。
フランク・O・ゲーリーがデザインしたジェイ・ブリツカーと呼ばれる野外音楽堂。
グレートロウンという芝生席上部にもこの触角のようなパイプがはりめぐされていて、繭に包まれたような印象。
この建物が夜には怪しい光でライトアップされていて異色な存在だ。
凄いのはフランク・O・ゲーリーだけではありません。
このクラウン・ファウンテンは高さ15mほどの二つの映像塔から水が噴出すモニュメント。
バルセロナの芸術家ハウメ・プレンサという方の作品だそうで、人の顔が写しだされ、動いているんです。
目を閉じたかと思えば、口から放水。
子供たちがキャッキャとはしゃいで近寄ると、今度はザバ~っと滝の映像に変わり大量の水がてっぺんから放水される・・・
楽しすぎ。
子供たちはみな笑顔。
ずぶ濡れになって楽しんでいます。
そしてこのグミのようなステンレスの物体”クラウゲート”
イギリスの美術家アニッシュ・カープアの作品。
曲面に映し出される景色は、歪んだシカゴの景色を写しだし、角度を変えて眺めるだけでも、とても楽しい。
そして、そこに映し出される自分の姿も万華鏡のように変化し、足元に近づけば何かその銀色の物体に呑み込まれそうな感覚に陥る。
まるで生物のような輝きを持ったこのクラウゲート。
とても愛着が持てるアートだ。
夕暮れ時に是非行ってもらいたいのが、ジョン・ハンコック・センターの展望台。
ここからだとレイクショア・ドライブの美しい夜景が直下に見れる事。
そしてループエリア(ダウンタウン)の摩天楼群も併せて見ることが出来るから。
この写真の右に突き出たのがシアーズタワー呼ばれるアメリカ一高いビル(2007.10現在)、左に見えるのシカゴで二番目に高いビルAONセンター。
始めは、シアーズタワーから夜景を眺めようと思っていたのですが、この摩天楼を見るためには、少し郊外にあるジョン・ハンコック・センターからの方がきっと綺麗と、ふんだのが大当たり。
見事な夜景でもう感激。
100万ドルの夜景の香港も顔負け。
どうも、犯罪発生率抑制の為に、市内の外灯を水銀灯からすべてオレンジ色のナトリウムランプに交換したらしいのです。
その効果は抜群でなんと犯罪発生率が40%も減ったのだとか。
恐るべき効果。
そして、もう感激の夜景。
ただただ感激です。
ほんと素晴らしいです!
シカゴ観光の時は是非訪れてみてください。
次回はいよいよカナダに移動。
ハミルトンとナイアガラの滝をレポート!
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■ハイドパーク&フランク・ロイド・ライト「フレデリック・C・ロビー邸」~シカゴ・カナダ旅行①
■フランク・ロイド・ライトの自邸&スタジオ・ユニティテンプル探訪~シカゴ・カナダ旅行②
■フランク・ロイド・ライトの玉手箱~オークパーク探索・全部見せます~シカゴ・カナダ旅行③
■地球上のブラックホール~ナイアガラの滝・トロント・ハミルトン~シカゴ・カナダ旅行⑤
■メープル街道に北米唯一の古城~シカゴ・カナダ旅行⑥
■AkatukiのHPはこちらから
世界各国の美しい写真を多数ご覧いただけます。
コレは私のカメラコニカミノルタのDIMAGE A200でございます。
でも、GX100でも同じくらい綺麗に撮れましたよ。
そう、通常の2倍位してて3日で差額3万円くらい・・・
だから、移動時間我慢して、他に予算を回しました~
これもGX100で撮ったのですか?
ホテルはサービスがいいなら高くてもいいけど、ピークの時期で高くなってるのは嫌ですよね。