私と嫁さんが行ったことのある住宅展示場の中で一番センスが良いと思う展示場。
それはこの三井ホームの三鷹展示場。
コートハウス型のプランニングで、光と風の取り入れ方とてもよく考えられている。
素材も高級な材をふんだんに使い、もはプレハブ建築の枠を超えた完成された邸宅である。
このDEN(デン・土間)はガレージから一続きで大人の男の隠れ家。
三井ホームの標準装備であるDSパネルを利用したスロープシーリング。
部屋の中に、梁や火打ちが出てこないのでスッキリと見える。
とにかくインテリアのセンスが良い。
素材の組み合わせも良く考えられていて、ただ”高級”なものを並べた他メーカーの展示場とは一線を画す。
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実際のところ、ほとんどが特注の商品。(だと思う)
一般的な予算ではこのような建物を作るのは不可能に近い。
多分、ハウスメーカーに頼まないで我々設計事務所に依頼していただいた方が安く建てられるのでは?
と、思うのですが夢や希望を与えるにはとても良い建物だと思う・・・
三鷹展示場内の他メーカーの建物は生活から懸け離れたプランニングか、予算の限界を見せられる(素朴な)展示場かの二つに別けられる。
やはり、いいなぁと思えるのはこの展示場だけでした。
その他で唯一目を引いたのがこのトヨタホームの展示場。
設計企画にPLANTEC ARCHITECTSの大江匡氏が携わっているという話。
完全コートハウスのエスパシオMEZZOという商品だ。
今までのハウスメーカー商品と全く違うスッキリとした外観。
若い人にはとてもウケが良さそうだ。
しかし、住宅展示場って思ったより賑わっているのですね。
駐車場満タン。
お客さんいっぱいでした。
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んで、向かいの荒川修作+マドリン・ギンズ作の三鷹天命反転住宅を拝見。
この二人組みの作品は以前”養老天命反転地”を見に行った事もあって楽しみにしていたのですが・・・
やはり中は見ることが出来ず外観だけ拝む事に。
一説では、住む為の器でなく、芸術作品そのものという噂。
分譲住宅だが、まだ完売していないという状態だそうだ。
カラフルな外観はキュービクルや引き込みポールの色彩にまで影響を与えている。
凄い。
一体中はどんなになっているのだろうか?
ただ、一つ気になっている事はすぐ近くのマックにあった子供用遊具。
なんか、三鷹天命反転住宅そのもの。
コレをみてインスピレーション高めたのだろうか?
■Akatukiの養老天命反転地の記事はこちらから