11/1(日)・11/3(火)(13:00~17:00)に自邸のオープンハウスを開催します。
今年三月に竣工した我が家ですが、竣工時はドタバタとしてしまいキチンとオープンハウスを行う事ができなかった為、改めて行う事に致しました。
物件の概要は何度も記事にしているのでご存知の方も多いかと思いますが、簡単に説明させていただきます。
---物件概要---
敷地は東京都荒川区。緩和された日影規制により近隣にビルやマンションの建ち並ぶ都心の地です。
大通りから一本入った狭い道路に面する敷地は防火地域※1でかつ軟弱地盤※2という悪条件ですが、幸運にも南面には分譲マンションの駐輪場が接し都心には充分な光を導いてくれていました。
施主は私自身。母と姉、我々夫婦の二世帯住宅をこの厳しい条件下でいかに実現するかが課題でした。
※1:100㎡を超える若しくは3階建て以上の建物は耐火建築物にしなければならない為、木造での建築は困難な地域。
※2:RC造などの重い建物の場合は30m以上の杭が必要な地盤で、大型の重機が入れない為コストも割高になる事が予想された。
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二世帯住宅特有の世帯間の音の問題、ライフサイクルの違いなど様々な課題をクリアし、建築家自らの経験として語れるショールームでありかつ実験の場でありたい。見た目のデザインを追及するのではなく、そこに住む事で織り成す家族の絆、「ライフスタイルをデザインする」をコンセプトに掲げ計画がスタートしました。
始めは生活音に配慮し、上下に世帯を分けたRC3階建の案を考えましたが、支持地盤30m以上という敷地に逆らって杭を築造すると一千万円近い費用が必要となり、スマートな解決方法ではありませんでした。
そこで、敷地の悪条件を逆手に取り、100㎡以下の2階建て住居を2棟建てることで木造準耐火構造にて建築可能とし、地盤・建物に掛ける費用を抑え、遮音性に配慮した都市型の二世帯住宅を実現する事になりました。
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また、敷地を二分して二棟の建物をずらし配置する事で生まれた残余空間は、双方の関係性を保ち、共有する事で家族の繋がりを意識しやすいように考えられています。また、外観も別々の独立した建物でありながら一つの建物に見えるよう計画する事で、住んでいる家族だけでなく地域に対しても一つの家族として認識されるよう考慮しています。その考えは従来の母屋と離れの関係とは一線を画し、「多世代が同じバランスで共存する住まい」を追求し、その一つの解答を示せたと思っています。
都心住居の一つのセオリーとなりつつある二階リビングというプランニングを避け、一階にリビングを置く事を前提とし、通風・採光を充分得られるよう考えられています。
地に足の着く安堵感を感じながら、ふれあいの庭を伝っての行き来や、コミュニケーションを計る為の仕掛けを用意することで、毎日顔を合わさずとも〝気配を感じ合える距離〟を見事に実現しました。プライベートな生活を保ちつつ、家族の触れ合いを楽しむ暮らしが始まっています。
親世帯は、和風モダンのテイストでまとめてあり、過剰なバリアフリーとするのではなく、今までと同じ生活がより長く出来るよう配慮した住宅です。
高層マンションからの視線を雪見障子で遮りながらも、外部に視線が繋がり開放感のあるリビング。
憩いの庭を通じて子世帯との交流が計られるように考えられています。
子世帯は、北欧モダンのテイストです。
子育ての環境を第一に考え、多様な空間構成で、様々な場を持った住宅です。
設計段階から、北欧のアンティーク家具をコーディネートし、家具と一体に計画されています。
蓄熱式の床暖房を採用し、実験的な試みもしています。
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互いの家は同じ木造住宅でありながら一方は木造軸組み工法、他方はSE工法と別々の工法を利用しています。
また、断熱方法も充填断熱と外張り断熱と手法を変えその違いを体感できるようになっております。
それぞれの家は、80㎡(24坪)と99㎡(30坪)と決して大きい住宅ではありませんが、2棟同時にご覧いただける様に準備しております。
■オープンハウス見学物件の竣工写真・建築概要はこちらからご覧いただけます。
---オープンハウス詳細情報---
日時:11/1(日)・11/3(火)
両日とも13:00~17:00
開催地:東京都荒川区西日暮里
※詳細は参加希望の方のみにお伝えいたします。
会場となる住宅には住み始めていますので、完全予約制とさせて頂きます。
参加ご希望の方は、お名前・ご連絡先・ご住所・ご職業・来場予定日時を明記の上FAX及びメールなどでご連絡下さい。
FAX:03-3891-8951
Mail:akatuki-d@mx52.tiki.ne.jp
若しくはメールフォームによりご連絡下さい。
→メールフォームはこちらから
担当:今野まで
※メールでの応募の場合、件名はオープンハウスの件とお書き下さい。
皆様の参加をお待ちしております。
今年三月に竣工した我が家ですが、竣工時はドタバタとしてしまいキチンとオープンハウスを行う事ができなかった為、改めて行う事に致しました。
物件の概要は何度も記事にしているのでご存知の方も多いかと思いますが、簡単に説明させていただきます。
---物件概要---
敷地は東京都荒川区。緩和された日影規制により近隣にビルやマンションの建ち並ぶ都心の地です。
大通りから一本入った狭い道路に面する敷地は防火地域※1でかつ軟弱地盤※2という悪条件ですが、幸運にも南面には分譲マンションの駐輪場が接し都心には充分な光を導いてくれていました。
施主は私自身。母と姉、我々夫婦の二世帯住宅をこの厳しい条件下でいかに実現するかが課題でした。
※1:100㎡を超える若しくは3階建て以上の建物は耐火建築物にしなければならない為、木造での建築は困難な地域。
※2:RC造などの重い建物の場合は30m以上の杭が必要な地盤で、大型の重機が入れない為コストも割高になる事が予想された。
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二世帯住宅特有の世帯間の音の問題、ライフサイクルの違いなど様々な課題をクリアし、建築家自らの経験として語れるショールームでありかつ実験の場でありたい。見た目のデザインを追及するのではなく、そこに住む事で織り成す家族の絆、「ライフスタイルをデザインする」をコンセプトに掲げ計画がスタートしました。
始めは生活音に配慮し、上下に世帯を分けたRC3階建の案を考えましたが、支持地盤30m以上という敷地に逆らって杭を築造すると一千万円近い費用が必要となり、スマートな解決方法ではありませんでした。
そこで、敷地の悪条件を逆手に取り、100㎡以下の2階建て住居を2棟建てることで木造準耐火構造にて建築可能とし、地盤・建物に掛ける費用を抑え、遮音性に配慮した都市型の二世帯住宅を実現する事になりました。
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また、敷地を二分して二棟の建物をずらし配置する事で生まれた残余空間は、双方の関係性を保ち、共有する事で家族の繋がりを意識しやすいように考えられています。また、外観も別々の独立した建物でありながら一つの建物に見えるよう計画する事で、住んでいる家族だけでなく地域に対しても一つの家族として認識されるよう考慮しています。その考えは従来の母屋と離れの関係とは一線を画し、「多世代が同じバランスで共存する住まい」を追求し、その一つの解答を示せたと思っています。
都心住居の一つのセオリーとなりつつある二階リビングというプランニングを避け、一階にリビングを置く事を前提とし、通風・採光を充分得られるよう考えられています。
地に足の着く安堵感を感じながら、ふれあいの庭を伝っての行き来や、コミュニケーションを計る為の仕掛けを用意することで、毎日顔を合わさずとも〝気配を感じ合える距離〟を見事に実現しました。プライベートな生活を保ちつつ、家族の触れ合いを楽しむ暮らしが始まっています。
親世帯は、和風モダンのテイストでまとめてあり、過剰なバリアフリーとするのではなく、今までと同じ生活がより長く出来るよう配慮した住宅です。
高層マンションからの視線を雪見障子で遮りながらも、外部に視線が繋がり開放感のあるリビング。
憩いの庭を通じて子世帯との交流が計られるように考えられています。
子世帯は、北欧モダンのテイストです。
子育ての環境を第一に考え、多様な空間構成で、様々な場を持った住宅です。
設計段階から、北欧のアンティーク家具をコーディネートし、家具と一体に計画されています。
蓄熱式の床暖房を採用し、実験的な試みもしています。
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互いの家は同じ木造住宅でありながら一方は木造軸組み工法、他方はSE工法と別々の工法を利用しています。
また、断熱方法も充填断熱と外張り断熱と手法を変えその違いを体感できるようになっております。
それぞれの家は、80㎡(24坪)と99㎡(30坪)と決して大きい住宅ではありませんが、2棟同時にご覧いただける様に準備しております。
■オープンハウス見学物件の竣工写真・建築概要はこちらからご覧いただけます。
---オープンハウス詳細情報---
日時:11/1(日)・11/3(火)
両日とも13:00~17:00
開催地:東京都荒川区西日暮里
※詳細は参加希望の方のみにお伝えいたします。
会場となる住宅には住み始めていますので、完全予約制とさせて頂きます。
参加ご希望の方は、お名前・ご連絡先・ご住所・ご職業・来場予定日時を明記の上FAX及びメールなどでご連絡下さい。
FAX:03-3891-8951
Mail:akatuki-d@mx52.tiki.ne.jp
若しくはメールフォームによりご連絡下さい。
→メールフォームはこちらから
担当:今野まで
※メールでの応募の場合、件名はオープンハウスの件とお書き下さい。
皆様の参加をお待ちしております。