ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■より良いコンクリートの為に~木槌体験~プレーリーハウス

2007-11-17 08:29:36 | ■建築-実施・監理
現場では2階のスラブのコンクリート打設まで進みました。
象の鼻のようなポンプからコンクリートを打ち落とすのですが・・・
ただ、コンクリートを詰めればいいという問題ではありません。

壁の中には鉄筋がいっぱいでコンクリートは簡単に流れ込んでいきません。
そこで、バイブレーターと呼ばれる振動棒でコンクリートの中に入り込んだ空気を抜きながら流れを良くするのです。



壁の下では木槌で叩く人員を配置します。
これもバイブレーターと同じように振動を与えて空隙をなくす為です。
今回は、この作業をお手伝いする事になりました。
いつもだと、現場では決して工事の手助けをしないようにしているのですが、所長に一度体験した方が言いといわれ、一日職人となって来ました。

しかし、マウスしか握っていない生活なので、握力が足りない・・・
すぐ手が痛くなってしまって、ただ叩くという作業なのにクタクタに。
改めて職人さんに感謝です。



コンクリートを打ち終わると、乾燥する前に天端を左官屋さんが均していきます。
それ以外にも電気屋さんが、コンクリート打設時に配管を踏まれないように目を光らせています。(もちろん、バイブレーターのコードが引っかからないようにとか手伝いをしている)

昔はよく、電気屋さん設備やさんはいじめられていたという話です。
挨拶がないとか、態度が悪いとか。
そういった時、わざと配管や配線を潰されたり、埋め込みのBOXにコンクリートを詰めたりさせられるというのです。
そういう慣習?もあって現場への立会いは今でも必須。
コンクリート打設に直接関係のない電気屋さんもコンクリートを打つ日は現場にはりついています。

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2階のスラブまで出来上がると、リビングからの眺望が確認できました。
予想通りの視線のヌケが確保されてて、これから営まれる生活がイメージしやすくなりました。

次はコンクリートの型枠をバラシ、防水して埋め土をしていきます。
徐々に全体が見え始めてきました。

---プレーリーハウスの記事---



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※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。


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