■ファサードお目見え～館銘板検討～中野M

ついに正面の足場が外れました！
役所の完了検査を来週に控え工事は急ピッチに進んでおります。
しかし、なんでこんなに工事を急がせているかというと・・・
中野区の不燃化助成金を受ける為。

不燃化助成の対象地域に建てる一定規模の耐火建築物に対して助成金の出る制度で面積に応じて数百万もの助成を受ける事が出来るのです。

この助成金が年度末決算の為に３月中に完了検査を受け、建物の登記などを済ませてから手続きをしなければならないので、通常の賃貸物件より早く検査を受けなければならなかったのです。
※通常、賃貸物件は４月からの入居に間に合わせるよう３月中旬に完成する事が多い。



とはいっても、検査とは関係のない工事は後回しになります。
外構工事や内部の手直し工事。
塗装をこれからする所もあります。
検査が受けられるように一通り完成させてから、また養生して工事しなおす事は非常に無駄が多いのですが・・・
でも、工程上しょうがないのです。

今日は、建物の顔となる”館銘板”の検討の為に現場に行ってきました。
紙に印刷した看板を何通りか用意し、位置と文字の大きさを検討します。

実にアナログな作業。

もちろんパースやCG、図面上でも検討するのですが、実寸で検討しなければうまくいかない事が多いからです。
現場で写真を撮りオーナーさんと打ち合わせ決定しました。

悩みに悩んだファサードの工事ももうすぐです。
もうひと頑張りです！

※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。