め・が・く・り

我が家にいるリクガメたちとの日々の生活を日記にしました。

ショックな診察結果・・・

2008年08月29日 20時07分26秒 | リクガメ
8月4日に葵の診察を受けて3週間ちょっと経ちました。

最近は食欲も出てきて夜になると催促するまでになった葵ですが、実際のところ

良くなっているのかはレントゲンを撮ってみないと分かりません。

で、今日は葵と最近食欲不振のマロンを連れて病院へ行ってきました。



最初にこの3週間の葵の様子と最近の様子を先生に話します。

正直、かなり回復しているという自信がありました。

聴診器で心音を聞いていた先生も

「大分良くなってきているようですね」

とのお言葉。

ただ、念のためレントゲンを撮ってもらいました。



次はマロン。

最近の食欲不振。

夏場にもかかわらず体重が減少していることなどを話しました。

そして、私自身ももしかしたら・・・と思っていたことを先生に伝えました。



「この子、もしかしたら結石かもしれません。

 念のため、一緒にレントゲンを撮ってください。」


病院に来る前に念のため検便を持っていこうと温浴させてみたのですが、便は出し

ましたが尿酸は出さなかったマロン。



・・・そういえば最近、マロンの尿酸見てないなぁ・・・。



冬場と違って、湿度の高い夏場。

正直、それほど尿酸に注意を払っていなかったのは事実です。


葵と同じように聴診器で心音を聞いていた先生も、

「呼吸器には特に問題は無いようです。

 では、一応レントゲンを撮ってみましょう。」




で、待つこと10分ほど。

レントゲン写真ができました。


 さらっと見てください。

左3つがマロン、右3つが葵の写真です。





まずは、葵の結果。


 向かって左が右の肺

レントゲンでは相変わらず右の肺はつぶれたまま・・・。



えっ、全然良くなっていないってこと?

そんなぁ・・・。


でも、先生曰く。

「この肺は場合によったらこのままかもしれません。

 ただ、前回との違いは腸に食べ物がたくさん詰まっていること。

 それだけ食事を取れるようになってきていることがよく分かります。

 それだけでも前回よりもずっと良くなっていると言えるでしょう。

 このまま投薬を続けてみてください。」


ということでした。

ひとまず、安心、と言っていいのでしょうか・・・。



「薬はまだありますか?」

「まだありますけど、3週間くらい経ってしまっているので、新しい薬を下さ

 い。」


やっぱり、薬は新しい方がいいですよね。



ということで葵に関してはどうやら夕霧のような最悪の事態は避けることができそ

うです。




一方のマロン。

「で、こちらのホルスなんですが、ぎょう虫がいますね。」

「えっ、でも駆虫は済んでいるんですけど・・・。」

言ってからあまりに間抜けな言葉だなぁ、と思いました。



マロンの駆虫が完了したのは去年の12月のこと。

それ以降、半年以上経っています。

またぎょう虫が住みついてしまうきっかけはいくらでもあったでしょう。

ただ先生の仰る原因としてはおなかの中の駆虫が済んだ、といっても場合によって

は残存している場合もある、と言うことでした。

完全に駆虫することは無理なのか・・・。





問題は・・・


この写真です。



左上の写真、ピンボケですが拡大します。




分かりますか?





結石です。

しかもこんなに大きい。

もしかしたら、とは思いましたが想像以上の大きさにビックリしました。



先生のお話だと骨盤よりも5mmほど大きいのでそこを通ることは非常に難しい、

とのこと。



もう一枚の写真。



横から見た写真です。





高さもあるので甲羅でつかえて総排泄孔から出すのも難しい、とのこと。



・・・ということは?




外科的手術しかないそうです。

要は、腹甲を切って中の結石を取り出す、と言う手術を行なうということです。

手術のあとは雑菌等が入らないように処置してくれるそうですが、それでも甲羅が

くっつくには年単位かかるとのこと。



先生の飼育しているパンケが以前その手術をしたことがあるとのことで見せてもら

いました。

確かにかすかに手術のあとが残っています。

でも、思ったよりも手術のあとはきれいになっていました。

ただ、だからと言ってマロンのおなかを切る、なんてことはできれば避けたいで

す。

そして、おなかを切るなんていう大きな手術ですからすぐに、という訳にも行きま

せん。

費用は大きなカメだと10~20万円。

マロンは小さいので、それでも4万円くらいかかるそうです。

もちろんお金には代えられないので最終的な手段ではありますが、ただそれが唯一

の方法であるならば仕方ありません。



1ヶ月の猶予をいただきました。

その間はとにかく水分を取ってもらい奇跡的に出てきてくれることを願うばかりで

す。




帰宅してネットで結石について調べてみました。

結石になりやすいのはケヅメ・ホシガメ・地中海リクガメなどが多いそうです。

そして原因として考えられるのは、水分不足やたんぱく質の摂りすぎなどです。

マロンの場合、たんぱく質の摂り過ぎということは考えられにくいので、やはり

水分不足でしょう。

乾燥に強いカメ種、ということで確かに水入れも設置しませんでした。

温浴も乾燥しやすい冬場を過ぎてからは、頻繁にさせていた訳ではありません。

ただ、温浴をさせていればよい、また尿酸を出しているから安心、と言ったもので

もないようです。

確かに予防策として効果はありますが、完全に結石を防ぐ方法ではないそうです。




では、今後どうして行けばよいのでしょう?

まずは必ず体が入るくらいの水飲み場を設置する。

水分の多いレタス・白菜などの野菜を与える。

主食と考えられている小松菜・チンゲン菜など野菜中心の食事は実は野草に比べれ

ばたんぱく質の含有量は多いため、野草中心の食事に代える。

(これは時期的に無理な場合もあると思います)

当然飼育環境を乾燥した状態ではなくある程度湿度を保った状態にすることは言う

までもありません。


これらのことを実践したとしてもリクガメと結石と言う病気はきっても切れない

関係だと言うことです。

調べてみて、自分の認識とのずれがあることが改めて分かりました。




マロンとメロンの成長の違いをまとめてみました。

あきらかに春先から成長に差が出てきています。

逆に言えばこの頃から石が形成され始めていたのかもしれません。

この頃に、原因として結石、ということに気がついていればここまで大きくなって

しまうことは避けられていたかもしれません。

ただ、一見普通に生活していたマロン。

そこまでは気づいてあげられなかったのが現実です。

マロンにはこのようなことになってしまってホントに申し訳ない、と思います。



 ごめんね、マロン・・・





いずれにしても1ヵ月後です・・・。

コメント (8)
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