最近、聴覚障害の先輩が、よく声をかけてくれます
彼のことは、あまり「先輩」扱いしていないので、失礼だとは思っています・・・
しかし、彼とはいろいろトラブルがありながら、昔はよく一緒に飲みに行ったりもしてました
彼とは、そんなに「コミュニケーション」はうまくとれないのが現状です・・・
私の手話が未熟なせいで、彼ともあまり意思の疎通がとれないことも多いです・・・
彼は、きちんと結婚もして、仕事も私よりもはるかに、いろんな作業もできますし、夜勤も遠くから通ってきています
心の中では、本当に尊敬している先輩の一人です
そんな彼と私との一番のトラブルは、彼がいつも彼の「障害」のことであったり、「家庭環境」の愚痴などの主張ばかりを、私にしてくることでした・・・
ところが・・・最近、彼はいつも明るく私に話しかけてきてくれるようになりました
おそらく、私が最近、精神状態が悪く、一人でタバコを吸いながら、いつもため息をついているのに気がついたからでしょう・・・
わざわざ、遠い私の現場まできて・・・「私は、いつも心配たくさん・・・疲れた?怒ってる?きつい?・・・ごめんなさい・・・笑ってください、お願いします」
そう言って、必ず握手を求めてきます・・・
私は彼なりの精一杯の励ましに、いつも心が温まる思いがします・・・本当に感謝しています
今まで、自分の主張をすることしかしなかった彼が、私を心配してくれるようになったことが、なによりもとてもうれしいことですね