歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

桑田正博氏が死去  金属焼付ポーセレン開発者

2021年07月29日 | 基本・参考


日本歯科新聞 2021年7月27日
▼桑田正博氏が死去
 金属焼付ポーセレン開発者

 金属焼付ポーセレンの開発者として世界的に知られる歯科技工士の桑田正博氏が16日死去した。84歳。倒れたとのことで病名等は不明。葬儀は既に近親者で執り行い、弔問、香典、供花等は辞退している。
 桑田氏は、1936年、旧満州国の首都であった新京(現中国吉林省長春市)の生まれ。戦後に帰国し、1953年に愛歯技工専門学校に入学した。62年に派遣留学のため渡米し、アメリカ・ニューヨークでDrキャッツらと出会い、ポーセレン研究に従事する。技工のプロフェショナルの立場から金属焼付ポーセレンの実用化に取り組み、そのシステムの開発に成功。近代歯科医療を支える修復治療の技術として各国で講演活動を行い、世界的評価を受ける。
 その功績が認められ、アメリカ歯科補綴学会フェローを始め、数々の名誉を受賞。帰国後はクワタカレッジを設立、国内外を問わず、後進の育成に務めた。ボストン大学歯学部や天津医科大学の客員教授も務めていた。





最新の画像もっと見る