安田浩一氏による、「在特会」を生み出した背景解剖 2014/1/2
By 歯職人
ネットの世界から街頭に躍り出た「市民保守団体」を名乗る「在特会」(在日特権を許さない市民の会)とその代表桜井誠氏とその周辺を綿密な取材により描き出した一冊です。
時代の気分が、「右側」に対し許容度が高くなった時代に、あえて「突出」する道を選び街頭に登場した「在特会」代表桜井誠氏を中心に、その構成員の成育歴、成育環境に踏み込み、全体像の理解を試みている。
ネット環境、ことに2ちゃんねる等のツールを手掛かりに、いかに桜井誠氏が今日の自分を形成したかに考察の力点がおかれている様だ。
オークラ出版の『ヘイトスピーチとネット右翼』との併読がお勧めである。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062171120/ref=cm_cr_mts_prod_img
g2 book
ネットと愛国―在特会の「闇」を追いかけて
安田 浩一【著】
価格 \1,785(税込) 講談社(2012/04発売)
サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
商品コード 9784062171120
内容説明
差別的な言葉を使って街宣活動を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会)。彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。
目次
1 在特会の誕生―過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
2 会員の素顔と本音―ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
3 犯罪というパフォーマンス―ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
4 「反在日」組織のルーツ―「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
5 「在日特権」の正体―「在日コリアン=特権階級」は本当か?
6 離反する大人たち―暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
7 リーダーの豹変と虚実―身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた…
8 広がる標的―反原発、パチンコ、フジテレビ…気に入らなければすべて「反日勢力」
9 在特会に加わる理由―疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり…みんな“何か”を求めている
出版社内容情報
「ゴキブリ在日を叩き出せ」と過激なスローガンを叫ぶネット右翼。彼らをそこまで駆り立てるものは? 大反響を呼んだルポの書籍化
「特権をむさぼる在日朝鮮人どもを日本から叩き出せ!!」
聞くに堪えないようなヘイトスピーチを駆使して集団街宣を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会 会員数約1万人)。
だが、取材に応じた個々のメンバーは、その大半がどことなく頼りなげで大人しい、ごく普通の、イマドキの若者たちだった・・・・・・。
いったい彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。
現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。
彼らはわれわれ日本人の“意識”が生み出した怪物ではないのか?
彼らがネットとともに台頭してきたのは確かだが、この現象には、もっと大きな背景があるのではないだろうか。
著者・安田浩一氏の徹底取材はこうした疑問から始まった。
2010年末から2011年にかけて、ノンフィクション雑誌「G2」に掲載され、大きな反響を呼んだ傑作ルポルタージュ、待望の単行本化。
第1章 在特会の誕生
過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
第2章 会員の素顔と本音
ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
第3章 犯罪というパフォーマンス
ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
第4章 「反在日」組織のルーツ
「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
第5章 「在日特権」の正体
「在日コリアン=特権階級」は本当か?
第6章 離反する大人たち
暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
第7章 リーダーの豹変と虚実
身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた・・・・・・
第8章 広がる標的(ターゲット)
原発、パチンコ、フジテレビ・・・・・・気に入らなければすべて「反日勢力」
第9章 在特会に加わる理由
疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり・・・・・・みんな“何か”を求めている
【著者紹介】
安田浩一(やすだ・こういち)
1964年静岡県生まれ。週刊誌、月刊誌記者などを経て2001年よりフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。著書に『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書 2010)、『外国人研修生殺人事件』(七つ森書館 2007)『JALの翼が危ない』(金曜日 2006)などがある。
Twitter ID: @yasudakoichi
By 歯職人
ネットの世界から街頭に躍り出た「市民保守団体」を名乗る「在特会」(在日特権を許さない市民の会)とその代表桜井誠氏とその周辺を綿密な取材により描き出した一冊です。
時代の気分が、「右側」に対し許容度が高くなった時代に、あえて「突出」する道を選び街頭に登場した「在特会」代表桜井誠氏を中心に、その構成員の成育歴、成育環境に踏み込み、全体像の理解を試みている。
ネット環境、ことに2ちゃんねる等のツールを手掛かりに、いかに桜井誠氏が今日の自分を形成したかに考察の力点がおかれている様だ。
オークラ出版の『ヘイトスピーチとネット右翼』との併読がお勧めである。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062171120/ref=cm_cr_mts_prod_img
g2 book
ネットと愛国―在特会の「闇」を追いかけて
安田 浩一【著】
価格 \1,785(税込) 講談社(2012/04発売)
サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
商品コード 9784062171120
内容説明
差別的な言葉を使って街宣活動を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会)。彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。
目次
1 在特会の誕生―過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
2 会員の素顔と本音―ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
3 犯罪というパフォーマンス―ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
4 「反在日」組織のルーツ―「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
5 「在日特権」の正体―「在日コリアン=特権階級」は本当か?
6 離反する大人たち―暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
7 リーダーの豹変と虚実―身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた…
8 広がる標的―反原発、パチンコ、フジテレビ…気に入らなければすべて「反日勢力」
9 在特会に加わる理由―疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり…みんな“何か”を求めている
出版社内容情報
「ゴキブリ在日を叩き出せ」と過激なスローガンを叫ぶネット右翼。彼らをそこまで駆り立てるものは? 大反響を呼んだルポの書籍化
「特権をむさぼる在日朝鮮人どもを日本から叩き出せ!!」
聞くに堪えないようなヘイトスピーチを駆使して集団街宣を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会 会員数約1万人)。
だが、取材に応じた個々のメンバーは、その大半がどことなく頼りなげで大人しい、ごく普通の、イマドキの若者たちだった・・・・・・。
いったい彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。
現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。
彼らはわれわれ日本人の“意識”が生み出した怪物ではないのか?
彼らがネットとともに台頭してきたのは確かだが、この現象には、もっと大きな背景があるのではないだろうか。
著者・安田浩一氏の徹底取材はこうした疑問から始まった。
2010年末から2011年にかけて、ノンフィクション雑誌「G2」に掲載され、大きな反響を呼んだ傑作ルポルタージュ、待望の単行本化。
第1章 在特会の誕生
過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
第2章 会員の素顔と本音
ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
第3章 犯罪というパフォーマンス
ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
第4章 「反在日」組織のルーツ
「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
第5章 「在日特権」の正体
「在日コリアン=特権階級」は本当か?
第6章 離反する大人たち
暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
第7章 リーダーの豹変と虚実
身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた・・・・・・
第8章 広がる標的(ターゲット)
原発、パチンコ、フジテレビ・・・・・・気に入らなければすべて「反日勢力」
第9章 在特会に加わる理由
疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり・・・・・・みんな“何か”を求めている
【著者紹介】
安田浩一(やすだ・こういち)
1964年静岡県生まれ。週刊誌、月刊誌記者などを経て2001年よりフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。著書に『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書 2010)、『外国人研修生殺人事件』(七つ森書館 2007)『JALの翼が危ない』(金曜日 2006)などがある。
Twitter ID: @yasudakoichi