歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

岩澤毅 『日本歯技』6月号 「ただいまお気に入り」

2014年05月30日 | 日本歯技



『日本歯技』6月号「ただいまお気に入り」

 本誌2013年6月号に登場した「下町ボブスレー」(下町からの挑戦/中小企業の技術力でオリンピック出場を目指す/下町ボブスレーネットワークプロジェクト)のお話を覚えていらっしゃるでしょうか。

 あの「下町ボブスレー」が、NHKBSプレミアム特集ドラマ「下町ボブスレー」として2014年3月1日・8日・15日(土)の全3回で放送されました。同じプロジェクトを対象としたテレビドラマですが、本誌で予備知識があった分だけ、ドラマを興味深く観ました。

 小規模な町工場が集積する東京・大田区の一角にある小さな町工場の職人気質の矢島孝一(蟹江敬三)と何をやりたいのか目的が見つけられない息子の健太郎(青柳翔)のもとに、ある日、ボブスレー選手を名乗る柳田美樹(南沢奈央)が現れ、ソチオリンピックのボブスレー競技用のソリを作って欲しいと言い出すことから始まる。そして彼女の明るく前向きな姿勢や情熱に動かされた健太郎と町工場の「半端な」職人仲間たちは、ボブスレー製作に乗り出すという展開です。

 ドラマの展開は、それなりに山あり谷ありとなりますが、背景の町工場の立場、経営や職人のものの考え方に、私の興味が行きました。綿密な取材の上で、何を捨て何を軸にドラマを構成するかというドラマ制作者が考えを巡らせたであろう道筋(?)を、妄想しながら鑑賞したドラマです。

 2月25日には、NHKGの地方発 ドキュメンタリー「世界に挑め 下町ボブスレー」も放送されました。こちらは町工場の人々と世界の対比に焦点をあてた構成で、別の見せ方をしました。

 また、南国ジャマイカのボブスレーチームのオリンピック出場という実話から発想された、1993年のアメリカ映画『クール・ランニング』は、出場選手を主人公にした、底抜けの明るさがある。合わせてご覧いただければと思います。

 以上、本誌特集記事で出会ったボブスレーに関係する3つの物語の紹介でした。なお、『下町ボブスレー』は、NHKオンデマンドで、いつでも聴視可能です。


 日技広報委員会 岩澤 毅

○NHKオンデマンド
 http://www.nhk-ondemand.jp/

最新の画像もっと見る